肢体の機能障害があっても働ける!仕事探しに成功するポイントとアドバイス

肢体の機能障害をお持ちの方が仕事探しをすることになった場合、様々な不安を持つことと思います。

「通勤や移動時に他の人の迷惑にならないだろうか」
「今の会社をやめると、次の仕事が見つかるだろうか」
「こんな身体状態で、本当に復職、仕事復帰できるのだろうか」
そんなときは、同じように肢体の機能障害をお持ちの方から寄せられた実体験を知ることで、不安を少しずつ取り除くことができるかもしれません。

このコラムでは、アンケートにもとづく、仕事探しや職場でのリアルな経験談をご紹介します。「どんなことに注意して理解のある職場を見つけたのか」「具体的な転職活動の方法」「障害を抱えつつも、仕事を続けていくための工夫」など、すぐに役立つ情報を集めました。

実際に肢体の機能障害を持つ方が働きやすい!と感じた企業や、オススメの転職活動の方法についてもご紹介します。
今の職場のなかで、障害を抱えつつも上手に働いていくために、また、復職や転職活動の参考になさってください。

目次

1.肢体の機能障害を持つ方が語る「不安や辛さ」

1-1 肢体の機能障害がもたらす仕事の辛さは「痛みと歩行困難」


肢体の機能障害を持つ方が仕事をしようと思う時にぶつかってしまう壁の一つは、まず物理的な問題です。多くの方が慢性的な痛みやしびれと戦っています。こうした症状は目には見えづらいため、周囲の理解が得られず、怠けていると思われてしまうことも多いようです。

「常に痛みがあり、さらに発作的に激痛が走る。関節拘縮していて、うまく歩けない。 杖歩行しているが、片手で荷物を持つにも重さ制限があり、手助け無しでは仕事が出来ない。」

「頚椎後縦靭帯骨化症で、左手がしびれています。重いものを持つ時に若干の不自由さがあります。」

「四肢に強い疼痛が出ているため、症状がひどいときは起きて活動することさえ難しい。痛みがひどいときは何もできずただ寝ているだけの状態で何ともできない。自覚症状のみで他人に分かりやすい症状がないので詐病とみられがちであった。」

「頚椎損傷し、一日中体が重く、常に逆立ちをして歩いているような重さがある。それに加え、手足の痺れ、腕の神経の痛みがある。この神経の痛みは、鎮痛剤はきかない。症状が悪化すると、座っているのも辛くなる。」

また、歩行困難のため通勤の電車や駅での移動で辛い思いをしたり、職場内の移動に時間がかかったりする方も多くいます。中には転倒しそうになった経験を持つ方も多いようです。

「大腿骨を骨折し人口骨頭をいれましたが、2年たった今でも痛みがあり歩くのも辛いです。職場は広く結構歩かなければいけないけど、長い距離を歩くのが辛く大変な思いをしています。」

「四肢麻痺と視覚障害があり、車椅子での通勤を勧められたもののラッシュ時の電車かバスの利用なので困難で、無理をして杖歩行で通勤していた。」

「まともに歩いたり移動することが出来ないために通勤することが出来ず、仮に出勤しても、誰かに呼ばれてもその人のところに行くことが出来ませんでした。」

「右下肢機能障害で歩行困難、通勤時の駅の階段、電車では立っているのが辛い。仕事では外回りが多く、足首にサポータをして歩行しているが痛みと時々躓き転倒しそうな時がある。」

「お仕事をする上で苦手なのは、杖を使って歩くので動作がスムーズに動けないことです。段差があると躓きやすいです。」

1‐2 肢体の機能障害がもたらす仕事の不安は「周囲に引け目を感じる」こと


肢体の機能障害をお持ちの方は、周りの方と一緒に働くことに引け目を感じることも少なからずあるようです。多少のミスや失敗はだれでもあるものですが、「自分の障害のせいで皆に迷惑をかけている」と過度に落ち込んでしまいがちです。 そのため、職場が決まってもなかなか続かない、すぐに辞めることになってしまうというケースもあるようです。

「病気で一人前に働けないことを申し訳ないと常に思っていたため、早めに辞職した」

「神経麻痺で、行動が遅く制約がある。障害者差別を受けることがある。」

「手首手関節全廃 手首を曲げて作業ができない。 曲がらない手首を人に見られるのが嫌。」

周囲の方にはなかなか理解されない辛い状況がアンケート結果からよくわかります。

2.転職活動を成功させるためにあらかじめ知っておきたい面接のコツ

2-1 面接の前に、自分のできること、できないことを把握する


肢体の機能障害をお持ちの方にとって大切なことは、がむしゃらに面接を受け続けることではなく、確実に転職活動が成功するように準備することです。まずは面接の前に、自己分析をしっかり行いましょう。

「自分の出来ること、出来ないことを把握し、配慮して欲しいことなど譲れないポイントを明確にして、それを隠さずに伝えることが出来るようにしておく。障害名だけでなく、きちんと今の自分の状態を伝え、出来ないことは出来ないと伝えるのが大切だが、出来ないことだけではなく、ここまでなら出来る、出来るようにこういう工夫をしているなどを伝える。」

「譲れない点・妥協できる点(条件面・仕事内容等)をしっかり整理して活動した方が良いと思います。また応募の際、技術的に出来る事・出来ない事を人事の方に伝えて、お互い安心して仕事に取り組めた方が良いと思います。」

「自分がどのような障害があって、どの程度で、どのようなことができて、どのようなことができないか、職場に配慮してもらいたいことなど文書に箇条書きで分かりやすく整理しておき、職場の方によく理解してもらうようにする必要があります。」

「最初にいろんなことすべてを確認しはいってからこんなはずじゃなかったというようなことがないようにしないといけない。今の自分にどこまでできるか、与えられた業務をきちんとこなせるかよく考えて決定しないといけない。」 せっかく仕事が決まったとしても、お互いに誤解がある状況のまま働き始めると、後々辛い思いをしたり、すぐに辞める結果になってしまうこともあるかもしれません。それを防ぐためには、自分でできること、できないことについてしっかり把握しておく必要があります。肢体の機能障害でもできる仕事内容や職場の特徴を自分自身が分かっていれば、自信を持って面接に臨むことができます。

2-1 働く上での自分自身の優先順位をはっきりさせる


「自分に何ができ、自分が何を許容出来て何が我慢できないのか そういった部分をきちんと整理して転職先を選ぶ事が大事なのだろうと思いますが、私自体まだ職が見つからないので、偉そうなことは言えません 面接の際に面接官以外の社員の様子である程度会社の雰囲気は掴めるかと。」

「何を犠牲に出来るのか?自分の時間なのか?家族と一緒にいられる時間なのか?また、休暇や有給休暇の取りやすさ、また昇進したいのか?そうでないのか?したいなら、何処まで行ける可能性があるのか?人間関係は入ってみないと分からないかも知れないが、面接時にそこまで意識した方が良いと思う。」

転職活動や仕事復帰がなかなか進まないと、つい焦ってしまい、仕事選びに妥協してしまいがちです。そうなると働き始めてから後悔したり、人間関係などで辛い思いをしたりすることになりかねません。まずは、自分が仕事に何を求めるのか、自分の人生における優先順位は何かを充分に吟味しておく必要があります。

2-3 面接の際に気をつけたいこと


肢体の機能障害をお持ちの方が実際の面接で気をつけるべきことは、まずその場のペースに飲まれずにしっかり仕事内容や環境などを担当者に確認することではないでしょうか。 ここからは、実際に転職活動や仕事復帰に成功された方の声から学んでみましょう。

①基本的なマナーを守る
「会社側からすると、障害者関係なく能力や人間性を見て判断し雇用すると思いますので、エントリーシートや履歴書を具体的に誤字脱字、文章のおかしい所を完全になくすように2回以上読む事を意識して誤字脱字の無い、完璧な文章を作るようにするのが必須です。面接のとき面接官はドアから入ってくる所から面接を始めているので、どのような入り方をする事かでほとんど第一印象が決まると思います。なので、事前に面接時のマナーを勉強することをお勧めします。」

「私が仕事をしている所では、やる気と言う面では、大変重要視されていますので、面接時にやる気を全面に押し出すことが出来れば、評価も高くなってきます。」

いざ、仕事復帰すると、身体上の障害が無関係な職種は多くあります。デスクワークや電話、インターネット上でのやりとりなどの場合、大切なことは「一人の社会人としての常識的を持つ」ことであり、会社としてもそこを評価するのではないでしょうか。

②障害について正直に伝えることが大切

肢体の機能障害を持ちながらも自分らしく働いている人が共通してアドバイスとして挙げているのは、自分の持っている障害について隠さずに採用担当者に伝えておくことです。

「とにかく人事の方とよく話し合うことが大事だと思います。できること、できないことをはっきり伝えて、それでも必要とされているか、ということを見極めなければいけません。 たとえ不採用になったとしても、それは差別ではなくて区別です。」

「面接の時に、自分の障害特性をしっかりと伝えておく必要があります。それでも一般企業では障害に対する認識が薄いのが現実ですので、社内の雰囲気が相談しやすい環境かをある程度は見極める努力をした方が良いです。入社後は周りのペースに流されることなく、自分の出来る範囲の仕事をしっかりと自覚することが必要です。」

「時給や、仕事内容も自分に合ったものを企業に伝えること。出来ることと出来ないこと、配慮が必要なことを隠さず伝えること。その上でアピールすべき。そうすれば、勤務し始めても、相談しやすく、目標設定しやすくなる。」

「どの程度の障害がありどの作業ができないか伝えたほうが良い。例えば日常生活が介護なしでおくれるか、支障がないかを伝えたほうが良い。自分の場合は手足の状態が元の状態に回復してなく走るのがあまりできないことと重い荷物を持って階段の昇降がしづらいことをいいます。」

「できることとできないことを明確に伝えることが大切です。 自分の障害名を伝えましょう。伝えても、重度な身体障害でない限り、配慮は、望めません。会社見学、会社での実習を経て、自分がどの程度ならできるか考え、コミュニケーションをとろうと行動することで、上司となる人も、認めてくれて、いろいろ頼んでくれるようになるかもしれません。行動あるのみです。」

「ダメ元で自分の身体の状態を正直に話してどういう作業なら出来そうか、どんな作業が出来ないのかをはっきり言って置かないと無理な事を押し付けられたりするので注意したほうが言いと思います。自分の場合、身体の状態をはっきり言ってみたら勤務時間や休日の希望を示し殆どの希望を受け入れて貰いました」

「障害を持っている方が就職活動するときは、面接や書類の中で自分ができること、できないことをしっかり伝えることが大切だと思います。仕事の内容ばかり目が行きがちですが、通勤面で配慮をしてもらえるかも確認しておくといいと思います。」

「自分が持っている障害についてきちんと伝え、理解してもらうことが必要である。しかし、専門性が求められる職場なので、自分に障害があるといってそれに甘えず、知識習得の意欲があることを伝えることが必要である。」

仕事は一人でするものではなく、どうしても個人の努力だけではできないことがたくさんあります。チームとして自分の役割を得られれば、肢体の機能障害をお持ちでもできる仕事はたくさんあります。

肝心なのは、自分の障害について採用担当者にしっかりと伝えて、共に理解し合って働ける場所なのかどうか判断してもらうことではないでしょうか。長く働く職場に巡り合うためには、障害の程度や詳細について正直に伝えることが大切でしょう。

③福利厚生を確かめる

「見学だけではわかるわけがありません。入ってみないとわからないところ、良いところ、解らないところがほとんどです。最低限、障害や身体の病気というものに理解がある職場かどうかだけは、しっかり念を押して確認しておくのがいいと思います。」

「体が不自由になって、何をするにも時間がかかって大変なので、勤務地に気を配ることと、マイカー通勤が可能なのかも、意外と重要だと思う。社内に、医務室があるか、保健師さんが常駐していれば、なおよいと思う。」

「若い方は健康に気を遣うことに不慣れかもしれませんが、会社は移り変わることができても身体は交換するようなわけにはいきません。会社として社員に長居してもらうために積極的に検診を実施しているとか、不調の時に会社で保険に入っているのだから早く医者に掛かれと言われるような雰囲気がある会社をお勧めします。」

「大きな企業は障害者を雇用する義務があるが、企業によっては十分な福利厚生やサポートがないところもあると思う。障害者枠での雇用を希望する場合は、事前にしっかり条件やサポート体制を調査する必要があると思う。」

実際には入社してみないとわからないことも数多くあります。しかし、面接は担当者に直接話が聞けるチャンスです。福利厚生や就労条件ばど気になることは、しっかり確認し合うようにしましょう。

④建物・環境を確認する

「会社が入っている建物は完全なバリアフリーではないので、車椅子では通行ができないフロアがあります。職種によってはバリアフリーになっているフロアだけで、仕事が完結すると思うので、担当者と話し合うといいと思います。」

肢体の機能障害をお持ちの場合、トイレやエレベーターの有無など、バリアフリー化されている建物かどうかを確認することも大切です。面接の際に採用担当者としっかり確認し合いましょう。面接時にスムーズに確認できるように、事前にご自分でチェックポイントをメモに控えておくと良いでしょう。

⑤やはり人間関係は重要

「給料面よりも働く環境をしっかりと面接時から見極めていきたい。長く続けられる環境がないと障害者は働いていけない。ただでさえストレスを障害があると感じるのにまた病気が再発しそうで恐ろしい。一緒に働く人の人柄で選んでいきたい。」

「人事や採用担当者ではなく、就業先部署の上司が障がいに対しての理解がきちんとあるかどうか。下肢身体障がいがある場合は、オフィス内通路の広さや床の状況。杖歩行であっても、通路が狭かったり、段差があると移動に注意が必要。聞くべき質問は・通院の際、休めるかどうか(業務優先ではなく休ませてもらえるのか)・障がいの特性、程度によっては指導員の配置数・休憩時間(1時間に10分、等)」

「求人票に書かれていることも凄く大切ですが、やはり先輩の意見が重要かと思います。 色々な方々から、細かいことや人間関係や職場の雰囲気を聞いておくのが、一番だと思います。毎日生活するので、人間関係が凄く影響を与えます。」

職場の人間関係が良いかどうかは重要な要素です。必要なときには、お互いに助け合うことができるような良い人間関係を築いていける雰囲気なのか、コミュニケーションが取りやすいかどうかを面接時に見極めるのは難しいかもしれません。

可能であれば、採用担当者だけではなく、すでに働いている人と話して職場環境を確かめることができるとより良いですね。
また、いつも募集が出ている企業には、それなりの理由があるものです。なぜ、会社をやめる人、退職する人が多いのかを把握したいものです。

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3.肢体の機能障害を持つ方でも働きやすい職場環境とは



それでは次に、肢体の機能障害を抱えながらも転職や復職に成功している方たちがオススメする職場環境について、実際の回答を交えながらご紹介します。

3-1 通勤に関する配慮があることは重要


「身体に障害がある人は満員電車が辛いので、希望があればラッシュ時の通勤を避けられるように、働く時間を調整してくれました。仕事中だけではなく、通勤面でも配慮してもらえているとありがたい気持ちでいっぱいでした。」

「自分自身でスケジュールを組める自由さがあったのは、よかった。二度にわたる比較的長期の入院を、条件をつけずに認めてくれた。通勤に、通常は認められていないバス利用を認めてくれた。」

「 時差通勤等が可能であれば、重度の障害があっても就労できるのではないかと思う。」

「作業内容が体況的に辛くなって相談した時に、すぐに対応してくれた 本来は公共機関利用の通勤しか認められないが、バス停まで遠いということで、DOOR TO DOORで移動ができるバイク通勤を認めてくれた。」

時差通勤や、車通勤、フレックスタイムなどを導入し、肢体の機能障害を持つ方が働きやすい環境を整えてくれている企業はオススメです。

「通勤が免除されているのはとても大きい。仕事の配慮もあり働きやすく感じます。在宅とはいえ、職場のメンバーは一員として扱ってくれていること。配慮に欠けている点はありません。」

「足が悪く、通勤が難しいので、現在の会社では在宅就労で勤務しています。無理のないように仕事配分を配慮してもらっています。」

通勤が難しいという悩みは辛いものですが、インターネット上でのやりとりや電話で完結する仕事であれば、在宅での就労も可能です。
最近は、「テレワーク」という時間や場所にとらわれない柔軟な働き方も徐々に広まっていますから、そういった制度が充実している企業を探すという方法もありますね。

3-2 助け合える雰囲気のある職場


「助け合いがある。医療に関係があるだけに身体の症状に対する理解と思いやりがある。」

「自分の所属する部署は少人数のためか、お互いに助け合いチームワークがとてもよいと思う。また、病院に勤務しているので、具合が悪いとき等は勤務中でも受診が可能なところ。ドクターの評判も耳に入ってくるので、診てもらいたい先生が選択できるところ。」

「人間関係も良くて、大きな問題は無い。業績も好調で雰囲気も良い。いわゆるホワイト企業と言える、労働環境への配慮などが手厚い。 ある程度の「ゆるさ」もあり余裕を持って仕事出来る。悪天候時の通勤への配慮もあり、安心出来る。」

「給与の保証などはしっかりしているため、まじめに勤務している限りは、首になることはない。病状などについても、話をすれば、制度の範囲内で対応してもらえるので、無理な残業などを求められることはない。現状は、定時勤務で理解が得られており、周りの職員の理解も得られている。」

やはりなんといっても、人間関係が良い職場環境に身を置くことがオススメです。給与は高くてもギスギスした雰囲気の会社の場合は、できないことがあっても周囲に助けを頼みづらいでしょう。

肢体の機能障害ゆえに失敗やミスをしてしまった時に、「もう辞めようか」と感じてしまうか、「あきらめないで頑張ろう」と思えるかは、職場の人間関係に大いに依存します。身体上の限界を快くフォローしてくれる人たちに囲まれているなら、長く仕事を続けられることでしょう。

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4.肢体の機能障害を持っていても働きやすい企業・業界・職種



それでは次に、ここまで紹介してきたアンケート結果から、具体的にポジティブな回答をくださった方がお勤めする企業や業界・業種の特徴を具体的なコメントとともに紹介いたします。

4-1 障害者雇用の実績がある企業


ソニー・太陽株式会社
「ソニー・グループで、障害者が主に働いている会社なので、サポートがしっかりしており働きやすかったです。私の障害特性とやりたい作業を考慮してくれました。また病状でしんどかったり、薬の影響で眠気やふらつきがあると訴えるとすぐに考慮してくれました。休み時間を増やしてくれたり、出勤日数を週に4回に減らしてもらったりと他にも配慮してもらいました。」
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日本テクノ株式会社
「体が不自由になってからも、職場環境を対応してくれ、就労が無理なくできた。とても配慮がある仕事内容は、ほぼ変わりなく取り組め、健常者と全く差別はない。」
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宗教法人 東洋ローア・キリスト伝道教会
「障害者に対する配慮云々というより、大多数が聴覚障害者で健聴の職員は3名。そのうちの1人である自分が下肢障害者なので、障害を持っていないのが2名のみ。自分も障害があるからお互いに配慮ができるという感じで、ごく自然に出来ている。」

ローランド株式会社
「足が不自由な人もいたので、障害者雇用には積極的な会社だと思います。できること、できないことをはっきり伝えておくことで、周りの理解がよりあったと思います。見た目ではっきりわかる障害ですが、積極的に外部や他社とのつながりも持たせてもらえました。」
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トランス・コスモス株式会社
「健常者はもちろん、障害持ちの人も多く働いている現場だったので、リーダー含め同僚のみなさんが障害者への意識が高い点が特徴的でした。それぞれの障害を気にかけ、不自由なく働けるように配慮してくれました。電話はヘッドホンで受ける仕様になっていて、手を使わずに対応できる状態にして頂けていました。」
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株式会社エイジェック
「就業時間中も通院についてはいつでも許可を出してくれた・障害有無に関わらず熱意があれば仕事を任せてもらえた・社内に車椅子を置かせてもらっていた(社内は車椅子での行動はほぼできない、狭い)・上司が理解のある方で、親身に相談に乗ってもらえた・出張等はチームメンバーが積極的に参加してくれていた。子会社に特例子会社を持っており、同じフロア内で働いているメンバーも多かったため、職場全体として障碍者に対し偏見等はほぼない。」
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障害者雇用を積極的に受け入れている企業はオススメです。障害者雇用を促進するための特例子会社などを持っている企業も、肢体の機能障害をお持ちの方に向いている職場でしょう。

障害を持ちながらも働いている方を雇っている経験があると、できない仕事内容を理解してもらいやすいものです。障害者雇用の実績や経験が豊富な企業であれば、当然、障害に対する周囲の理解も進みますので、全体的に居心地も良いのではないでしょう。

4-2 福利厚生が整っている企業


鹿島共同施設株式会社
「筆頭株主が大企業であり、そこの給与体系に準じているので、賃金も、また有給休暇待遇も一般的な中小企業より良いと思う。また、完全な土日休暇も魅力の一つ。残業もほとんどなく、ワークライフバランスもとりやすい。有給取得も、結構みんな取得しており、取りにくい環境ではない。」
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三井住友海上火災保険株式会社
「大きい会社なので余裕があります。働き方改革や健康経営を推進していますので、在宅勤務やフレックス勤務を認められやすいです。その仕事に適性がないとしても、別のより適性のある仕事がないか工夫して探してくれます。福利厚生もかなりしっかりしています。給与も通常の障害者採用の場合の3倍くらいですが、健常者の総合職と比べると著しく劣ります。」
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株式会社東京証券取引所
「有給休暇の取得も良かったし、残業もほとんどなく、一流企業の中ではダントツの給与でした。重い物は持たない。具合が悪ければ、保健室の役割の和室で、寝て入られた。 具合がもっと悪いとタクシーで帰宅できた。日本に一つしかない職場なので、転勤の心配がほとんどありませんでした。福利厚生は相変わらずしっかりしているので、結婚して出産された人にはおすすめの企業だと思います。」
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上場している大企業や、名の知られている大手の会社の場合は、福利厚生が整っていることが多いようです。社員の人数が多いので、障害をお持ちの方にとってできないことがあっても、社内の体制に影響を及ぼさず、フォローすることが可能です。

4-3 通勤や歩行、体調に対する配慮がある企業


日本郵便株式会社
「自分が、この職場を選んだのは通勤に便利で自転車で15分で行ける事、平日に休みが有るので通院などに行く時調整が楽に出来る。休みも自分の体に負担がかからないようにある程度自分でシフト決めることが出来るし、ある程度継続すれば有給休暇も取得出来るので自分のペースで働く事が出来ている。」
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株式会社NTTファシリティーズ関西
「通勤は公共交通機関のところ、マイカー通勤オッケー。お客様応対は基本的に無し。 短時間勤務のため残業も無し。定期的に面談があるので、仕事内容や体調の話が出来ます。体調不良の有給休暇だけではなく、天候などによる遅延や休暇も取りやすく、特別休暇扱いになります。CSRに取り組んでいる会社のため、人権問題をよく考えることが多く、思いやりのある人がいるように思います。」
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株式会社タチエス
「会社の上司と対話し、個人個人の勤務時間及び勤務日数を調整できることが配慮されていると思います。同じ部署の同僚は障害者だということには触れないように対応してくれます。又、部署内の会議、打ち合わせ等差別されることなく同席しております。全社的にそのような雰囲気が展開されており、障碍者が働きやすい環境に成っております。」
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ダイトウボウ株式会社
「たまたま、私の場合には、入社してから中途障害となりましたが、周りの同僚等、気を付けて声をかけてくれましたので、身体的コンプレックスを持たずに、仕事に従事することができました。部署が変わり、関連会社に出向になりましたが、その先でも、配慮をいただき、障害に対した皆さんの認識が高く感謝しています。」

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株式会社 BSNアイネット
「頻繁に社外に赴く必要のある部署ではなく、極力、内勤できる管理部門の業務に携わることが出来ているから。社員の健康を第一に考え、労務管理が行われている点は、高く評価できます。職場の人間関係も良好で、上司は部下の意見に耳を傾ける姿勢を示している点も良いと思います。また、有給休暇も自分の業務の都合に合わせて取ることが出来るので、計画的かつ有効に有給休暇を活用してリフレッシュできています。」

通勤に関しては、肢体の機能障害をお持ちの方にとっては気になるところだと思います。「時間通りに仕事に行けない」というのは辛いものですし、フレックスタイム制度や、周囲の方とは異なる時間帯での出勤など、特別な配慮がある企業がオススメです。

また歩行困難の場合は社内での移動も大変ですが、内勤で働けるような配慮をしてくれる企業、体調不良に嫌な顔をせず対応してくれる企業もオススメですね。

4-4 やりがいがある企業


株式会社オリエンタルランド
「ここのレジャーランドは、国内でも大変人気がありますので、裏の仕事であっても関連してると思っているので、とても楽しく仕事をすることが出来ていたのです。私の職場では、私の身体障碍に対して、無理な仕事をさせることのないように、上司から気遣いをしてくださっていましたので、大変嬉しかったです。私は、床に座ることが出来なかったので、椅子に座って作業が出来るものを選んでくれていたのです。」
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ご自身がポジティブな気持ちで仕事をできる職場はいいものですよね。憧れの企業、社風が良いと評判の企業について調べてみて、思い切ってアタックすることも転職活動では大切だと思います。

4-5 肢体に機能障害を持つ方にオススメの業界・職種


「在宅勤務で、仕事の依頼や連絡が全てメールでのやりとりになるため、文字でのコミュニケーション能力が問われます。自分ができることもきちんと伝えられないと難しいかもしれないです。会社の中で問題が起こったときに、蚊帳の外になってしまうのも、仕方がないことですが、ある程度、気持ちの割り切りが必要になるかなと思います。」

「足が悪く、通勤が難しいので、現在の会社では在宅就労で勤務しています。無理のないように仕事配分を配慮してもらっています。」

「パソコンの操作は可能なので、主にその作業を担当していました。長時間腕を使うと負担になるので、休憩しながら作業していました。」

業務内容にもよりますが、在宅勤務(テレワーク)を導入している業界・業種はオススメです。肢体の機能障害をお持ちの場合は通勤が辛いですし、せっかく在宅勤務が普及しつつある昨今ですから探してみる価値はあると思います。
また、フリーランスという形態なので雇用としては不安定になりますが、WEBデザイン・イラスト・プログラミングなどのスキルがある方なら、クラウドソーシングサービスを利用して完全在宅で仕事を完結させることも可能です。なかなか仕事が見つからない場合、期間限定で体験してみるのも一つの方法ではないでしょうか。

5.肢体に機能障害を持つ方でも働きやすい企業の探し方



ここでは、実際に企業を探す際に、注目すべきポイントを見ていきましょう。

5-1 実際に就業体験をする


「障害があっても、インターンのように仮に働いて判断できる会社がいいと感じます。会社見学だけではやはりよくわかりません。実際にサポートしてくれる同僚との面談もあるといいようにも感じます。通勤する場合も、毎日自分がどれくらい労力をかけられるかもよく考えて就職先をみていく必要があると思います。」

面接だけでは企業の本当の姿はわかりません。また、募集されている仕事が自分でもできるのか判断できないこともあります。就業体験制度を設けている企業は少ないとは思いますが、もしも可能であれば数日間実際に働いてご自身で判断ができるといいですね。

5-2 福利厚生のしっかりした企業を選ぶ


「やはりなるべく大きい企業が、体力的に余裕があり、福利厚生もしっかりしているのでお勧めできると思います。たとえ自分の仕事の範囲が狭く感じられても、最終的にはグローバルな経済にかかわっているのだと実感できることも仕事のモチベーションを維持する上では有用だと思います。」

福利厚生やサポートは、概して大企業のほうが手厚いといえます。任せられる仕事も「自分の仕事が社会の役に立っている」と実感できればモチベーションに繋がり、長く続けることができるでしょう。

反面、小規模な会社であっても福利厚生が充実していたり、上司や社長が、障害を理由にできない仕事があるということを理解した上で、その人ができる仕事を割り振ってくれたり、個性を尊重してくれるということもあるので、まずは面接で会社の制度について見極めたいものです。

5-3 無理をしないことも大切


「おそらく障害者枠で入った人へ会社として大きな成果を求めるようなことはないと思います。それより、確実性や丁寧さを求められていると思います。だから決して無理をするようなことはしてはいけないと思います。また軽々しく出来るといわないほうがいいと思います。」

「隣の芝生は青く見えるではないけれど、どんな会社もいい面と悪い面があり、いい面だけで選んでしまうと後で後悔する結果になりやすい。悪い面を探し、自分の許容範囲かどうかを見極めることが一番重要ではないかと思います。後から感じることで、いい面はものすごく感動するけれど、悪い面は落胆が激しいです。いずれにせよ100%自分に合った会社はないのだから、どこまで共存できるかを考えて会社を選んでほしい。」

「基本的に大企業でないと、障碍者雇用の場合には、非常に給料が安い。障害者求人であっても、精神障害の場合には一般的に雇用されない。軽い障害の場合には、障害者求人ではなく一般求人で探したほうがよい。頻繁に求人が出ていないか確かめる。頻繁に求人が出るのには、いつかない何か理由がある。」

「自分の障害や病状を理解したうえで、遂行可能な仕事なのかを、相互に十分理解、考慮したうえで実際の仕事をすることができるかを、判断する必要があります。頭脳労働は可能でも体力的、精神的に可能かどうかをよく考える必要があります。」

肢体の機能障害を持ちながらも働いている方の中には、シビアな意見もあります。身体や精神に負担をかけてしまい体調を悪化させては元も子もありません。無理をせずに働けることを優先したいものですね。

5-4 自分なりのアピールポイントを持つ


「会社の雰囲気を掴んで、自分がどのように実力を発揮出来るか、自分の力を見つめていきましょう。 また、資格など、自分の実力を見せるエビデンスや、過去の実績などを上手く説明出来るように努力しましょう。」

「自分には誰にも負けないくらいの専門性があるかどうか。それをどうアピールしていくか。ただ仕事ができるだけでは駄目だと思った方がいい。そのためには、コミュニケーション能力を身につけることも大事である。誰からも必要とされるようになれば安泰です。」

自分には他の人に負けないものがあるということは、仕事を長く続けていく上でも大切です。資格を取得するのもオススメですし、常に自分の得意分野を磨いてスキルアップしていくならば、やがて企業にとっても欠かせない人材となっていくことでしょう。

5-5 就労支援施設やハローワーク、専門の人材紹介会社を使う


「障碍者を受け入れる会社が増えてきたといっても、程度にもよりますが、障碍者にとってはまだまだ安心して働けるとはいいがたいのも事実です。いくら社長が積極的でも周りの同僚が理解を示していないと肩身が狭い思いをしなくてはなりません。就職先を探すきっかけとしては、自分の場合は、障碍者を受けれ入れてくれる会社を専門に扱っているサイトを通じて行いました。セミナー等に参加してみるのもよいかと思います。」

「ほとんどがハローワークが提供するサービスで、求人案件や職業訓練をうけました。どこも同じかも知れませんが、できるだけ本人の希望が叶うように動いてもらえた。スタッフの人たちは人当たりが良くて、周りの人も十分すぎるほどに気を遣ってくれたので働きやすい環境だった。」

「障害者の求人のためのサイトクローバーナビとwebサーナを併用しました。どちらも企業面談会があるので企業さんに直接お話ができるので凄く活用されてもらっています。」

「ハローワークの障害者窓口で、就職の相談に乗ってもらいました。私の障害特性と希望職種を考えて、一緒になって職業探しをしてくれました。」

「ハローワークの支援がありました。また、身体障害者施設による就労支援などの手助けもありました。厚くサポートしてもらえました。職場にも見学に来ていただきました。就労してからのアフターサービスもしていただきました。」

「ハローワークで求人を探しました。障害持ちになり、これまでのように仕事を選ぶことができないととても不安になり、障害者にも対応してくれそうなハローワークにて求人を紹介してもらいました。
障害者受け入れ実績のある会社をピックアップしてもらい、その中から自分が望む仕事内容の会社を選びました。」

「障害を持っているからといって絶望せず、自分のやりたい仕事を探し続けることをお勧めします。世の中は徐々に障害者への理解が高まっていると思います。また職種も増えています。あせらず絶望せず、冷静に仕事探しをされるとよいと思います。」

「個人的に就職は不可能でしたので、就労移行支援事業所に通所して、パソコンや軽作業などの訓練を自主的に行っていたのです。このサービスを利用して、そこのスタッフの方からも私の身体に対して、通所しやすいように配慮してくれたのです。毎週面談を受けるようになっていましたので、そこに通っている障害者全員の状態を把握することが出来ていたので、通所して良かったです。障害者として転職をする時には、自ら行動をしても決まることは少ないので、必ず、第三者が入るハローワークや就労移行支援事業所などサポートをしてくれる所を活用することです。障害者の転職に関して、いろいろな情報を入手出来るようになりますので、就活に対して大いに役立てることが出来ます。」

肢体の機能障害を抱えている方が、一人で「障害に理解のある職場」を探していくのは大変です。なかなか仕事が決まらずに辛い気持ちを味わうことも多いでしょう。 しかし、障害者雇用を応援してくれる企業は少なからずあります。一人では、なかなかその情報にたどり着けないだけなのです。

非常に心強いのは、障害者の転職活動を応援する就労支援施設や障害や病気をお持ちの方専門の人材紹介会社のサービスです。このようなサービスを活用すれば、どんなことを配慮してほしいのか、どんな仕事ならできるのかが事前に採用担当者に伝わっており、それを理解している企業の面接を受けることができます。

また、就労支援施設や専門の人材紹介会社のスタッフは、面接の練習や履歴書の書き方など有用なアドバイスをしてくれたり、親身に相談にのってくれたりしますので、活用してみるのも良いでしょう。

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6.入社後に心がけたこと



見事採用されて、就職、転職、復職に成功しても、入社後の生活は気になるものです。肢体の機能眠障害を抱える方は、入社後どんな悩みを持っているのでしょうか。

「右上腕裂傷で2級の障碍者手帳を持ってます。神経切断しており、握力が極端に落ちており且つ、細かい作業ができない状態です。」

「先天性変形股関節症によって、両股関節人工股関節に置換しているので、しゃがんだりできない、内またにもできない。そのうえ右股関節周辺の恥骨を骨折しているので、杖なしで歩けない。その上両手首を骨折しているので重いものが持てない。」

「自分の場合は左足が不自由です。現在は杖をついて歩いてます。重いものを持ち歩いたりするのは苦手です。」

「右半身が不自由なため、全て片手となる。事務処理は可能だが、物を移動させるようなことはできない。」

「体幹バランスが健常者に比べ若干取り辛い感じ。 文字を書くなど細かい手仕事に処理の時間が少しかかる。」

「筋委縮症。両上肢機能障害。力仕事全般は無理。握力がないので、物を握ることが困難。」

「全身に不随意運動があり、特に同じ姿勢を保とうとする時がひどいので、座っても立ってもスムーズに進まない。お茶くみお茶出しがとても大変で苦痛。」

「左手が小さく、使うと痛む。それをかばい続けてきた右手も作業を続けていると痛む。 」

アンケートを分析してわかる特徴は、一口に「肢体の機能障害」と言ってもそれぞれに障害の程度は異なることです。

見た目からはわからない障害により、仕事に影響が及ぶこともあります。最初は何かと配慮してくれていた同僚や上司も、仕事に余裕がなくなると、障害のことを忘れてしまうケースもあるようです。

せっかく決まった仕事が長く続かない・・・そのようなことがないよう、体験談から入社後に行える工夫を具体的に見てみましょう。

6-1 素直に助けを求める


「連続で歩けないため、必ず少し休むようにする。持てないものは持てないと周りに助けを求める。」

「誰にでも声をかける。できないことを伝える。お願いをしています。」

「いつも自分はマイナスからなんだと思って、ごまかさずに些細なことでも聞く。」

「迷惑かけないように 自分なりに 努力して仕事をし 出来ないところは はっきり 言う」

「作業内容によって上司に相談することで、別の人員を割り振ってくれる」

まずは自分ができないことについては何度でも伝え、その都度助けを求めることです。無理をして周りの方と同じように振る舞おうとしても痛みや症状が再発して、ひどくなってしまうかもしれません。

最初は「しつこいと思われないか?」と不安になるかもしれませんが、繰り返し自分の状況を伝えることで、やがて周囲の理解を得られるようになります。上司にこまめに自分の作業状況や体調について報告や相談をすることも大切です。自分に向いてる作業を割り当ててくれるようになるためにも、コミュニケーションを大切にしましょう。

6-2 自分のペースで行動する


「足にも少し影響が出ているみたいで、小走りでも躓いて転んでしまうことがあるので、走らない・急がない・慌てないを心がけています。」

「普段の生活の中では、重いものを持たない、走ったりしない、股関節の開きに気を付けるようにしている。」

「緊張してあせったら深呼吸をして仕事にかかる。パニックになったら作業を中断して優先順位を決めて再開する。」

「走ったり急いで動いたりしないようにして体のバランスが保たれる様に気をつけている」

「廻りの歩行スピードには左右されず、マイペースで歩行する様にしている。電車では始発を利用し出来るだけ座るようにしている。」

「周りのペースに惑わされることなく、意識して自分の無理にならないペースを守る努力をしていました。」

「急がば回れ」という言葉があります。障害の有無にかかわらず焦れば焦るほど、ミスや失敗をしてしまうものです。自分のペースを保って平常心で働くことを、実際に働いている方たちも心がけています。

ただ、仕事上で大幅に時間がかかりそうな場合は、その理由を上司に話しておくのもオススメです。全体の仕事に大きな影響が出そうならば、上司もその都度考えて指示を出すことでしょう。あとから人間関係で辛い思いをしないためにも、「報告・連絡・相談」を行うことは、どんな方でも仕事を行う上で大切なことです。

6-3 休憩の時間を確保する


「できる限り休養する。 職場で水分補給や休憩をとる。休みは一切何もせず休養する。上司に詳しく障害を伝える。」

「長時間立っていることで疲労がたまるので、歩行の際には、座って休憩を入れるようにしている。」

「短時間就労、手を使いすぎないように適度に休憩を入れる、出来ないことは他の方に頼む」

「周囲に迷惑をかけたくない」という気持ちのあまり無理をしないことも大切です。障害をお持ちの方は動かない部位をかばうため、使える部位への負担が大きくなりがちです。 意識して身体を休めることも仕事の一部と割り切り、休憩をこまめにとることが仕事を長続きさせる秘訣です。

6-4 自分なりの工夫をする


「移動しなくてもいいように、出社したり営業に回ったりしないですむインターネットベースの仕事以外はしないと決めました」

「必要な書類等を、片手で整理整頓、すぐに出し入れできるよう、デスク引出を区分けしている。」

「とにかく動く(歩く)のが億劫であったため、コピーもなるべく貯めてまとめてコピー機まで歩いたり、歩く距離を減らす工夫をしていた」

「「やればできるが負担になる」「自分以外の人でもできる」という事は、わざわざ引き受けず、その分自分のやるべき範囲は誠実に行う。」

「用事をまとめてするようにし、歩く回数をできるだけ減らすようにしています。」

「効率よく順序だてて、計画的に仕事をして、ロスをなくしていく。時折気分転換も必要です。」

「何回も立って歩くのは面倒なので、物事を考えて効率よく動けるようにしております。」

肢体の機能障害を抱えながら働いている方たちは、自分なりの工夫をすることによって、疲労を軽減させたり、ミスを減らしたりするようにしています。
たとえば職場での動線、資料の収納の工夫、自分の中でルールを作るなど、人によってさまざまですが、働いていく日々の中でその都度、改善を繰り返しながら生まれた工夫なのでしょう。

PDCAという言葉をご存知でしょうか?「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の繰り返しによって業務の効率化を図る方法です。
ご自身の障害の特徴を考えて、PDCAを繰り返すことにより、長く働ける職場を自ら開拓することができるのではないでしょうか。

※他にも肢体の機能障害の方の仕事に関する体験談がたくさん届いています。
→肢体の機能障害の方の体験談はこちらへ

7.最後に



肢体の機能障害を抱えるようになると、もう自分のしたい仕事を見つけることはできないとあきらめてしまいがちです。
しかし、障害を抱えていても、自分のやりたいと思える仕事を見つけて働いている人はたくさんいます。

体験談に寄せられたアドバイスをもとに、やりたいことをあきらめてしまうことなく、後悔しない転職活動を行ってください。

まずは自己分析を行い、自分でできること、できないことを把握しましょう。そして企業に自分のことを正しく伝え、お互いが理解しあえるように努めましょう。

事前に職場の見学をして、建物の構造や雰囲気を確認することも大切です。もし、見学はお願いしづらいと思ったときは、公的なサービスや専門の人材紹介会社のスタッフに相談するのも1つの方法です。

決して無理をせず、ご自分のペースで進めてください。 私たちも、あなたが満足感を持って生き生きと働ける仕事に出会えるように、心から応援しております。

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