がん患者に向いてるのはどんな職場?闘病しながらでもできる仕事選びのポイント

がん患者に向いてるのはどんな職場 闘病しながらでもできる仕事選びのポイント

生涯で2人に1人ががんを経験する現代。通院による治療や治療による寛解も望めるため、多くの方が病気と上手く付き合いながら働いています。

がんと言っても病状や治療方針はさまざま。がんと診断された場合、仕事を続けながら治療を受ける方や、入院や手術を機に治療に専念し仕事を辞める方、治療が落ち着いて再就職を目指す方など、仕事をめぐる環境も違います。

このコラムでは、がん患者から寄せられた仕事に対する口コミをもとに、治療を続けながら働くために大切なこと、治療と仕事を両立する上で必要な条件、おすすめの職場を具体的な企業名を挙げながら紹介していきます。

障害者雇用の専門家ジョジョさん(社会福祉士、プロコーチ)にもアドバイスをいただきましたので、参考にしてください。

これから復職や転職活動を考えている方は、ぜひ同じ境遇の方のリアルな声をお役立てください。

*この記事はジョジョさんに監修していただきました
ジョジョさん

産業カウンセラー、社会福祉士(ソーシャルワーカー:社会福祉専門職の国家資格)、プロコーチの資格を持ち、就労継続A、B型にて支援員として、身体障害、精神障害、知的障害のある方への支援を行う。 自身も悩みを抱えギャンブル依存症になった経験から、「悩みから夢まで話せる友達が見つかる東京の居場所”ココトモハウス“と出会い、現在はその管理人として多くの方から信頼を寄せている。生きづらさを抱える人達を社会と繋げて、豊かな社会を作ることがミッション。



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目次

1.がんとは?がん治療とは?

2.がん患者が経験した2つの気持ち「辛さ」と「充実感」

3.面接でがんのことを打ち明けるべき?

4.がん患者におすすめの働き方

5.向いている仕事の探し方

6.入社後に心がけたこと

7.専門家からのアドバイス

8.最後に

1.がんとは?がん治療とは?

    現在日本人は、一生のうちに、2人に1人は何らかのがんにかかるといわれています。がんは、すべての人にとって身近な病気です。
    がんは、禁煙や食生活の見直し、運動不足の解消などによって、「なりにくくする(予防する)」ことができる病気です。しかし、それらを心がけていても、がんに「ならないようにする」ことはできません。

    がんの治療は、技術の進歩や医学研究の成果とともに変化します。現時点で得られている科学的な根拠に基づいた最もよい治療のことを「標準治療」といいます。標準治療は、手術、薬物療法、放射線治療をそれぞれ単独で、あるいはいくつかを組み合わせた方法で行われます。
    また、がんそのものに対する治療に加えて、がんに伴う体と心のつらさを和らげる緩和ケアを同時に行います。
参考:国立がん研究センター「がん情報サービス」

がんはとても身近な病気で、なりにくくなるように予防はできても、完全になくすことはできません。また、がんの種類はさまざまで、症状や治療法も異なります。
治療の内容によっては今までの生活や仕事が一変することもあります。また治療を行った後も、すぐに職場へ復帰することが難しい場合もあります。

まずは治療に専念し、専門家に相談しながら今後の生活について考えてみましょう。そして仕事について考えられる段階になったら、同じ境遇の方の意見に耳を傾けてみても良いかもしれませんね。

ここからは、がん患者が仕事に復帰した時にどのようなことを感じたのか、リアルな声を聞いてみましょう。

2.がん患者が経験した2つの気持ち「辛さ」と「充実感」

2-1.職場の配慮がなく、精神的な不調が現れることも

繰り返しになりますが、がんは種類も病状もさまざまなので、ひとくくりにはできません。それでも、がん患者が仕事をする上で直面している問題や、辛いと感じる点には共通するものが多くありました。

在職中に発覚したので、退職や休職の勧めが凄かったです。

乳がんの化学治療中です。手・足先のしびれ、痛みがあるので、立ち仕事や手先を使う仕事は長時間できません。

病気に対して理解はしてもらえましたが、本来の職務から負担と責任の少ないポジションになり、社内での立場に疑問を持っています。

この記事を読んでいる方にも、似た経験があるかもしれません。誰しも仕事で苦労することやストレスを感じることはあると思いますが、がんを患うことでそれまでとは違う辛さが加わります。

  • がんを患う前には問題なくできていたことができなくなった。
  • 職場の人に配慮してもらえない。
こうした苦労が重なり、心身ともに辛い状況に苦しんでいる方も少なくないようです。

乳がんから、気分の落ち込みと不眠です。心身ともに不安定で短時間勤務もできなくなりました。

癌がきっかけでうつ病を発症しました。家から出られなくなったりして、仕事を休んでしまうことがあります。

仕事は身体に負担がかかるので、できなくなりました。情緒不安定もあるので休職中です。

ただでさえ、肉体的・精神的な負担を強いられる闘病中には、最大限、仕事の負担を減らす方法を考える必要があります。


2-2.がんになってわかった「仕事のやり甲斐」と「職場の同僚の温かさ」


口コミには、辛い体験だけでなく、「こんな形で働いています」「配慮してもらっています」といった嬉しい声も届いています。

自分の対応で感謝の言葉を頂くなど、やり甲斐もあります。

お昼行こうとかの声かけが本当に嬉しかったです。常に気にかけてくれ、ありがたかったです。

がん患者にとって働くということは、収入を得るためだけではなく、仕事をすることで得られる充実感が闘病を支える力にもなるようです。こうしたがん患者の方々の声から、働きやすい職場のヒントが見つかりそうです。

※他にも、がんと闘いながら仕事をされている方の口コミがたくさん届いています。
→口コミはこちらから(「病気、障害ごとの口コミをみる」から選択してご覧ください。)

3.面接でがんのことを打ち明けるべき?

がん患者が転職活動を行う上で最も気がかりなのが、「面接でがんのことを正直に話すべきかどうか」ではないでしょうか。

面接のポイントをお伝えする前に、がんと上手く付き合いながら仕事をしている方の声から、闘病しながら働くために必要な職場環境を考えてみましょう。


3-1.がん患者が働く上で必要な職場環境とは

治療のために通院は欠かせません。仕事が休みやすく時間の融通がききやすい職場なら、闘病しながらでも長く働けそうです。

精密検査のために仕事を休ませてもらえます。

病院の日はお休みをもらうことができました。

勤務時間の調整などは自由にさせてもらえた。

また、どんなに強い責任感で仕事に取り組んでいても、がんを患っていると急な体調の異変も起こりえます。そんな時に体調を考慮してフォローしてもらえる環境が整った職場だとありがたいですね。

再発の際に休職することに理解を示してくれ、復帰後も体調に合わせて業務内容の調整をしてもらえました。

業務内容や就労条件は手術前と同じですが、体調不良が発生した場合にはすぐに対応してもらえています。

自分の疾患について上司が良く理解してくれているので、急な検査や入院にも対応してもらえます。

治療が功を奏し、病状が落ち着いていても、ほとんどの方が以前より疲れやすく体調に波があると答えています。がん患者の職場選びにあたっては、病気や治療への理解があることが必須条件になります


3-2.避けた方がいいのは「忙しすぎる」「人手が足りない」職場


次に、「病気に対する配慮を受けられなかった」という方の声から、がん患者が避けた方がいい職場環境を考えます。

従業員がギリギリの人数なので、個人の負担が大きい。

人数がギリギリの状態だったので、当日いきなり休んだりする人がいると同僚にしわ寄せがいくので、自分の体調が悪くても休むことができないと感じました。

ホスピタリティに優れた企業なので、気遣いやサポートをする気持ちはすごくありますが、実際の業務では、忙しさで周りの方のサポートがゼロになります。

上司や同僚からの配慮の意志はあったものの、「業務の忙しさの中で余裕がなく、十分にサポートができなかった」という職場も少なくないようです。

がん治療に対する理解があることに加え、がん患者へのサポート体制が機能する職場であるかを見極める必要があります。サポートする意志があっても、実際には人手不足や多忙でサポートが難しい職場では、自身も周囲も無理を重ねることになり、仕事が続かないという結果になりかねません。


3-3.理解を得るためにも自分の病状を知ってもらおう


就職後、職場の理解を得るためにも、面接では言える範囲でできるだけ詳しく、病状と今後の通院の予定などを伝えましょう。口コミをもとに、面接に役立つアドバイスを紹介します。

絶対に病気や障害を隠さず、言ってみてください。少しでも理解してくれるところがいいですから。

病気を隠していたと後になってわかると、当然、それなりの処遇になると思います。

面接のときは「がんであることを伝えると不採用になるのでは」と不安に感じるかもしれません。しかし、伝えずに採用になったとしても、自分の体調に無理をして働き続けることはできるでしょうか? 先にもお伝えした通り、がん患者が働きやすい職場は、がん治療に対する理解があり体調に配慮してくれる職場です。面接で自分の症状を正確に伝えることが、入社後に周囲の理解を得ながら無理なく働くことにつながるのではないでしょうか。


3-4.面接で聞いておきたいのは「病気への理解がある職場か」


がん患者の多くが、面接では「病気への理解・配慮があるか」を必ず確認すべきだとアドバイスしています。

どれくらい病気や障害に理解があるのか、どんなサポートを受けられるのかは、事前にしっかり確認しておくべきです。

体調が悪くなったときにすぐ休めるのかなどは絶対に聞くこと。

こんな口コミも寄せられました。

勤務してすぐに病気になり、退院後に呼び出され、『採用してすぐに病気になるなんて、あんたに騙された』と言われたことがあります。病気や事故は本人がなりたくてなったわけではないのに、このような考えを持つトップの下で働くのはつらいものがあります。

ただでさえ病気で大変な中、職場の理解がないためにさらに辛い思いをすることがないよう、健康に不安を抱えて働く人への配慮やサポートができる企業であるか、冷静に見極めて就職を決めましょう。

※他にも、がんと闘いながら仕事をされている方の口コミがたくさん届いています。
→口コミはこちらから(「病気、障害ごとの口コミをみる」から選択してご覧ください。)

4.がん患者におすすめの働き方

口コミには、満足する職場で働いているというがん患者からの嬉しいコメントもたくさん届いていますが、どのような職場なのでしょうか?具体的な企業名も挙げながら紹介していきます。仕事選びの参考にしてみてください。


4-1.満足度の高い企業

株式会社浜野水産
とても重たいモノを持つ無理な仕事は避けてくれました。自分で気をつけていてもいつ後遺症で入院してしまうかわからなくて、何度もリンパ浮腫になり、一ヶ月以上休んでしまってもそれなりの配慮をしてくれたところが非常に良かったです。
満足度:★★★
配慮 :★★★★
→この企業に関する口コミはこちらへ

東日本旅客鉄道株式会社
一生懸命やれば、それに応えてくれる。柔軟に対応してもらえる。病気になってからもこれまで通りの業務を実施できるように配慮してくれている。どの会社でもそうだと思うが大切なのは、自分の状況を上司にキチンと話しておく事だと思います。
満足度:★★★★
配慮 :★★★★
→この企業に関する口コミはこちらへ

株式会社PFU
病気に関して図書館などで調べた資料をコピーして渡してくれ、がん知識のなかった私には、何をするべきかした方が良いのか冷静に行動させてもらえたことに感謝しています。
満足度:★★★★★
配慮 :★★★★
→この企業に関する口コミはこちらへ


4-2.おすすめの職場の特徴

①業務シェアができている職場

「様々な業務をこなすことができるように日ごろから仕事を配分しているため、突然休んでしまっても適切に対応できる。」

ひとつひとつの案件を決まった一人が担当するのではなく、日頃から複数のスタッフで業務のシェアができている職場なら、急な欠勤があっても他のメンバーが代わって業務を行うことができます。

②テレワークもできる職場

「自分のペースで働くことができる。 会社に出られない時には、テレワークで自宅でも仕事をすることが許可されている。」

通勤はできなくても、自宅なら仕事ができるという体調の時もあるでしょう。テレワークが許可されている職場なら、少し体調が悪くて職場に行けない時でも、可能な範囲で働くことができます。

③フレックスタイム制の職場

「フレックスタイム制なので、出社、退社の時間に自由がきく。就業時間中の中抜けも可能なので、病院への通院がしやすい。」

「体調不良の時には、仮眠室で休憩を取ることができる。」

気温の変化など些細なことで不調を感じやすいがん患者も、午前中に休んでから出勤するなどの工夫で乗り切れることもあるようです。時間を調整して勤務できる職場なら、無理せずに働けるでしょう。


4-3.おすすめの勤務形態の特徴

①シフト制の勤務

「毎月のシフト作成時に休みの希望を最大限考慮してくれている。」

「午前中は比較的体調がよく、午後になると体調が悪くなることが多いので、早朝出勤しています。」

シフト制の勤務形態の中でも、時間帯と勤務日数の希望を申請しやすい職場なら、体調の変化に合わせて働きやすいようです。

②在宅での仕事

「自宅のパソコンを使って仕事をしている。自分のスケジュールで仕事が出来る。出来高制である分仕事量が収入に直結するが、無理をする必要がないのが良い。」

闘病のために本業を退職してから、以前まで副業としていたパソコンでの仕事を本業にした方の例です。自分の体調を最優先にして働けるので、選択肢の一つとして検討してみるのもいいでしょう。

経過観察で数ヶ月おきの通院をしているケースだけではなく、短い間隔での精密検査が必要な方、抗がん剤治療をするための入院期間が必要な方など、状況はさまざまです。治療が進むにつれて状況が変わり、希望する働き方も変化していくことが考えられます。その時々で、ある程度は柔軟に対応してもらえる企業なら、長く働くことができるでしょう。

がんを患った方が働いている企業が一覧で確認できます。
満足度の高い企業をチェックしてみましょう。

肺がんの方はこちら
乳がんの方はこちら
※その他のがんの方の企業一覧もございます。アンブレのトップページより検索できます。

5.向いている仕事の探し方

働き始めてからも、体力的に難しいと感じる場面や、急に通院が必要になる時が出てくるでしょう。反対に、体力が回復して当初より勤務時間を増やしたいと思うこともあるかもしれません。がん患者一人ひとりに合う職場探しのポイントを、口コミから探っていきます。


5-1.優先順位を明確にする

仕事をする上で大切にしたいことは沢山ありますが、まずは仕事を長く続けるために優先すべきことを考えてみましょう。

自分でこれだけは譲れないものを中心に考え、それ以外の部分は目を瞑る必要が出てくることは覚悟した。

就職活動の鉄則ではありますが、優先順位を明確にすることはがん患者が仕事を選ぶ上で特に重要です。


5-2.心身の状態を把握する

先にもお伝えしたように、長く続けられる仕事に就くには、自分の症状や体力、気持ちに無理のない仕事を探すことが大切です。そのためにも自分の状態をよく理解しておきましょう。

立ち仕事、力仕事など元気な頃に出来た仕事に就くのは難しいと思うので、いままでのキャリアは考えずに仕事を探したほうがいいと思う。

病院でソーシャルワーカーさんに相談するのもいいと思います。

以前はできたことが思うようにできないということもあります。
医師の意見も聞きながら、可能な限り自分の症状を詳細に書き出して職場に考慮してほしいことを整理しておくと、自分に合った職場を見つけやすくなるかもしれません。


5-3.職場を見学して雰囲気を確認する

職場見学ができるのであれば、できるだけ行ってみましょう。また、試用期間・トライアル雇用制度が明記されている求人に応募して、実際の業務を経験できる機会があれば利用してみるのもいいでしょう。

まず、実際の現場を見学させてもらうことが大事かと思います。

実際にその仕事をしてみて、自分は本当にきちんと勤めることができるのかどうか判断するべきです。短期間でもいいので実習をしてからがいいと思います。

職場見学をすることで、求人票やホームページからではわからない雰囲気や人間関係、施設や設備の様子を知ることができます。職場では長く時間を費やすことになるので、可能な限り多くの情報を得ることも大切です。


5-4.専門のアドバイザーを活用する

転職や就職活動を1人で始めるのは、肉体的にも、精神的にも大変なことです。最近では、病気のある方を専門としたハローワークの窓口や、人材紹介会社などのサービスを提供している機関もあります。

ひとりで1からはじめる就職活動と違い、専門家のアドバイスやサポート、自分に合った企業の紹介を受けられるメリットがあります。担当者と一緒に、不安を取り除きながら就職活動を進められますので、気になる方は活用してみてください。

①ハローワーク

病気や障害のある方を専門とした窓口があるため、特有の相談に対しても適切なアドバイスを受けることができます。

参考:厚生労働省職業安定局「ハローワークインターネットサービス」

また地域によっては、ハローワークの担当者が病院で就職の相談に乗ってくれるケースもあります。

以下は、ソーシャルワーカー、社会労務士、ハローワークのナビゲーターが相談にあたっている病院の取り組み例です。まだ取り組み数としては多くありませんが、お近くの病院やかかりつけ医に、同様のサービスや窓口を利用できるか相談してみても良いかもしれません。
参考:国立がん研究センター中央病院

②人材紹介会社

がんなどの病気や障害で、働くことに不安を覚えている方の就職活動を応援してくれる専門の人材紹介会社をご存知でしょうか?

具体的には、履歴書の書き方の指導や面接の練習、おすすめする企業の紹介やその企業との連絡、事前見学の調整、入社後のケアや相談など、全面的にサポートをしてくれます。

このような人材紹介会社は、ハローワークなどでは公開されていない求人情報も扱っています。また企業との連絡が密なので、人材紹介会社を通してホームページや求人票からは得られない職場環境なども知ることができます。

人材紹介会社も一つの企業です。会社によって、紹介できる企業などの得意分野や担当者の性格はさまざまです。自分の希望や意見が伝えやすく、理解してもらえる人材紹介会社かどうかをチェックして、信頼できる会社にサポートをしてもらうと良いでしょう。

6.入社後に心がけたこと

がんの治療と両立しながら働いている皆さんは、どのようなことを心がけて仕事をしているのでしょうか。

上司に早い段階から相談します。身体の状態、不在になる日数なども伝えていた。

なにか突発的な出来事があった場合に備えて、会社の人事担当と、働く現場の職員の方に、具体的な症状と、普段の生活の現状などを話しました。

始めの頃は、パートの人達も私の体のことをよく理解してくれていたので、重いものは、代わりに持ってくれていました。

症状や治療についてどこまで伝えるかは難しい判断となりますが、一緒に働く上司や職場の同僚に知っておいてもらうことで、必要なサポートが受けやすくなります。
また、あらかじめ通院日程が決まっている場合は、仕事のフォロー体制を整えてもらうためにも、早めに休みや早退の申し出をすることで、お互いに良好な関係が保てるでしょう。
事前に伝えていなかったために、思いもよらぬ誤解を招いてしまったという口コミもありましたので、早い段階での連絡をおすすめします。

会社の中で誰まで事情を話す必要があるのか、という点については責任者や上司に相談して支持を仰ぐのが良いでしょう。理解を得られる人がいれば、誤解を招くことなく、サポートを得られる環境を作りやすくなります。

入社したては、張り切って無理してしまいがちなので、無理ができないことを周りの人達に知ってもらうようにしました。

始めはやる気を見せるためにも、つい頑張りすぎて無理をしがちです。しかしそこは冷静になって、せっかく就職できた職場で長く働くためにも、体調を優先しながら自分のペースで働くのがよさそうですね。

※他にも、がんと闘いながら仕事をされている方の口コミがたくさん届いています。
→口コミはこちらから(「病気、障害ごとの口コミをみる」から選択してご覧ください。)

7.専門家からのアドバイス

がんとうまく付き合いながら仕事を探している方へ、障害者雇用の専門家ジョジョさんからのアドバイスを紹介します。

がんという過酷な状況の中で、働いていくためには理解ある職場環境を整える必要があります。

具体的には、通院や急な体調不良についての配慮や適した業務があるかどうか。
また、職場で誰にどこまで開示するのかなど、悩まれる方も多いでしょう。

配慮をしてもらうためにも、上司やその上長にも相談しておくと環境が作りやすくなります。
その他、本やネットで同じ境遇の方のノウハウを調べてみるのも良いですね。

8.最後に

いかがでしたか?実際にがんと闘いながら働いている方からの口コミには、参考になる意見がたくさんありました。

がんの治療を続けながら働くことは大変なことです。まずは、自分の病状やできることをよく理解する必要があります。そして、それを理解しサポートしてもらえる職場かどうかという視点で就職や転職活動をすることが、働きやすい職場に出会える一歩になります。

実際にがんの治療をしながら働いている人が心がけていることで、印象に残ったコメントを紹介します。

「できないことはあるが、できることをしっかりやらせてもらおうと心がけています。」

できないことがあっても、できることを探して貢献していこうとする姿勢が、がんと闘いながらよりよく働くためのポイントになるのではないでしょうか。

なかなか仕事が決まらず、病気のこともあって心身ともに疲れてしまうこともあるかもしれません。何よりも自分の健康を最優先にしながら、無理なく働ける仕事探しにチャレンジをしていきましょう。


▼がんを患った方が働いている企業が一覧で確認できます。
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監修者

ジョジョ

産業カウンセラー、社会福祉士(ソーシャルワーカー:社会福祉専門職の国家資格)、プロコーチの資格を持ち、就労継続A、B型にて支援員として、身体障害、精神障害、知的障害のある方への支援を行う。 自身も悩みを抱えギャンブル依存症になった経験から、「悩みから夢まで話せる友達が見つかる東京の居場所”ココトモハウス“と出会い、現在はその管理人として多くの方から信頼を寄せている。生きづらさを抱える人達を社会と繋げて、豊かな社会を作ることがミッション。

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著者

Umbre編集部

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