アスペルガー症候群の方136人の実体験を調査。転職、向いている仕事は?

アスペルガー症候群95人の実体験談を調査。転職、向いている仕事は

アスペルガー症候群の方は、今より自分に向いている仕事(適職)や続けられる仕事を求めて、転職を考えることはありませんか?

今の仕事が、自分に向いていないと思ったら、無理をせずに転職を考えることも一つの方法です。そして、どのような仕事が自分に向いているのかを考えるときは、業界や職種による特徴や、重要視したいこと、避けたいことを把握することが重要です。

アンブレでは、アスペルガー症候群の方で、働いた経験のある方136名の口コミを分析し、ました。就職や転職の際に参考にしていただきたいことを、具体的なコメントを交えながら紹介していきます。

発達障害の専門家 松好伸一先生(石巻専修大学人間学部人間教育学科 特命教授)にもアドバイスをいただきました。

自分に向いている仕事を探す際のヒントとして、ぜひ参考にしてください。

*この記事は松好伸一先生に監修していただきました
松好伸一先生

仙台白百合女子大学 人間学部 人間発達学科 講師。保育士や幼稚園教諭、障害児支援に長年従事。またサービス管理責任者として障害者支援の経験を持つ。日本発達支援学会(監事)。発達障害や保育に関する教科書など著書も多数。


【この記事でご紹介するデータ】
調査期間:2018年2月~2020年4月
調査方法:弊社サイトUMBREから対象となる体験談を抽出
調査対象:働いた経験のあるアスペルガー症候群の方の口コミ136件
データ集計日:2020年8月14日
※体験談として記載された内容を分類し集計したデータを使用しています。


現在、アスペルガー症候群は以下のように自閉スペクトラム症と表現されています。

これまで、自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていましたが、2013年のアメリカ精神医学会(APA)の診断基準DSM-5の発表以降、自閉スペクトラム症(ASD;Autism Spectrum Disorder)としてまとめて表現するようになりました。

▼参考:e-ヘルスネット ASD(自閉症スペクトラム症、アスペルガー症候群)について

ASD(自閉スペクトラム症)の特徴はさまざまであるため、このコラムでは、ASD(自閉スペクトラム症)の中でも、特にアスペルガー症候群の特徴がある方の回答に焦点をあて、仕事の悩みとその解決策を紹介していきます。


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目次

1.アスペルガー症候群とは

2.アスペルガー症候群の方の職場満足度

3.アスペルガー症候群の方にとって満足度が高い職場とは

4.アスペルガー症候群の方にとって満足度が低い職場とは

5.アスペルガー症候群の方におすすめの業界

6.アスペルガー症候群の方におすすめの職種

7.アスペルガー症候群の方の転職活動の進め方

8.専門家からのアドバイス

9.まとめ

1.アスペルガー症候群とは

    アスペルガー症候群は、広い意味での「自閉症」のひとつのタイプです。最初に症例を報告したハンス・アスペルガーというオーストリアの小児科医の名前にちなんでつけられました。

    アスペルガー症候群は、自閉症の3つの特徴のうち

    ・対人関係の障害
    ・パターン化した興味や活動

    の2つの特徴を有し、コミュニケーションの目立った障害がないとされている障害です。言葉の発達の遅れがないというところが自閉症と違うところです。知的発達に遅れのある人はほとんどいません。

    アスペルガー症候群の人々には、「表情や身振り、声の抑揚、姿勢などが独特」「親しい友人関係を築けない」「慣習的な暗黙のルールが分からない」「会話で、冗談や比喩・皮肉が分からない」「興味の対象が独特で変わっている(特殊な物の収集癖があるなど)」といった特徴があります。このほかに身体の使い方がぎこちなく「不器用」な場合が多くみられます。

参考:厚生労働省「e-ヘルスネット」
※上記URLは「ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)について」に移行しますが、上記の記載内容は、移行する前に同URLで掲載していた内容(2020年10月13日時点に書かれていた内容)を参考にしています。

アスペルガー症候群による特性はさまざまです。
では実際にどのような悩みを感じているのか、そして悩みを解決するためにどんな工夫をしているのか、口コミをヒントにみていきましょう。

2.アスペルガー症候群の方の職場満足度

アスペルガー症候群の方の職場満足度
※口コミの項目「あなたはその会社の就労環境に満足していますか?」を集計して割合を抽出



アスペルガー症候群の方136名に「職場に対する満足度」について聞いたところ、

・とても満足している 12%
・満足している 31%

以上のような結果になり、両方を合計した「満足している方」の割合は43%でした。

それに対して、満足していない方は

・満足していない 23%
・全く満足していない 15%

という結果になり、両方を合計した割合は38%でした。

全体をみると、職場に満足している方の割合が、やや高い結果となりました。

3.アスペルガー症候群の方にとって満足度が高い職場とは

「職場に満足している」と述べた人は、どのような点に満足しているのでしょうか。上記の口コミの項目で「とても満足している」「満足している」と述べた人に、その理由を聞きました。

アスペルガー症候群の方の職場満足度が高い理由
※口コミの項目「あなたが答えた満足度について理由を教えてください」を分類しプラス評価している内容を集計して割合を抽出。7名未満の少数回答は除く。


3-1.満足度が高い理由①「アスペルガー症候群に対して理解がある」から

アスペルガー症候群の症状は多様であり、特性に個人差がありますが、一般的には以下の傾向がみられます。

【アスペルガー症候群の方の特性や傾向】

  • 社会的関係の構築が難しい
  • 言語コミュニケーションが苦手(特に、あいまいな表現を理解することが苦手)
  • 決められた手順や自分の興味ある事柄にこだわりがあり、臨機応変な対応が難しい
  • 文字や図形、物に対する関心が強い
  • 音や気温などの感覚刺激への敏感さがある
  • 記憶力に優れている
職場が、このようなアスペルガー症候群の特性を理解していることは重要です。実際に働いている方々は、どのような場面で職場の理解の必要性を感じたのでしょうか。口コミをみてみましょう。

アスペルガーはこだわりが強く、印字が真ん中になっていないと直す、カッターの位置がずれていたら、機械を動かしながら直す、結果として作業の開始が遅くなることがたびたびある。
専門商社、軽作業、女性

コミュニケーションがうまくとれないため、指示を間違って解釈してしまう。
金属・鉄鋼、軽作業、男性

疲れやすい。必要な音を選べず、全部の音を聞いてしまう。聴覚過敏である。感情を我慢するとしんどくなる。
メーカー・製造系、介護、女性



「アスペルガー症候群に対して理解がある」こととは、このようなアスペルガー症候群の特性への理解があるかということです。そして理解の有無が、職場の満足度を左右しているのです。

それでは、「アスペルガー症候群に対して理解がある」職場とは、具体的にどのような職場なのでしょうか。口コミをみていきましょう。

■アスペルガー症候群に対して理解がある職場

障害や病気に関してしっかりと教育がなされていて、こちらから言い出すことなく、合理的配慮をしていただけることになった。
百貨店・量販店、女性

勤め先では、精神障害があるために配慮を必要とするスタッフをあらかじめリストアップしており、事前に社員が具体的なケア方法について研修を受けているので、何かあっても大丈夫という安心感があります。
ビジネスコンサルティング、ゲーム、デバック、男性

私の病気に対する理解が深く、特性をよく理解しているので、対応の仕方などが定例化している感じがあります。仕事内容もしっかりと吟味された上で割り当てられるし、必ず何か重要な仕事や、ポジションを割り当ててくれます。何が苦手で、何が得意なのかはよく話し合って、聞き込みをしてくれます。定期的に状況の確認をしてくれるので、とても助かっています。
自動車・運輸・輸送機器、男性



口コミを見ると、研修の機会を設けるなど全体の取り組みとしてアスペルガー症候群をはじめとした障害への理解を促進する職場は、実際に働いている方の満足度が高いことがうかがえます。

また、本人と話す時間を設けて得意なこと・苦手なことを具体的に把握し、本人の意見に耳を傾けて合理的配慮に取り組む職場は、満足度が高いことがわかります。
「自分のことをわかってくれる」という信頼感があるからこそ、安心して上司や同僚に自分の意見を伝えることができます。職場が本人に向き合う姿勢を持っていることが、満足度につながっています。

それでは、アスペルガー症候群についての理解を推進する職場は、具体的にどのように合理的配慮を実施し、サポートしているのでしょうか。職場に対する満足度が高い理由として2番目に多く挙げられた「周囲の協力がある」についてみていきましょう。

3-2.満足度が高い理由②「周囲の協力がある」から

■周囲の協力がある職場

とても丁寧にサポートしてくださいます。実習中も体調面で声をかけてくださって、とてもうれしかったです。説明も口頭だけでなく、図に書いてくださって助かりました。ここなら長く働けるという安心感があります。
食品・化粧品、一般事務、男性

自分が不適切な発言をしてしまった時は、周りが直接伝えるのではなく、柔らかい表現で、かつ、わかりやすく伝えてくれる配慮があります。また、作業工程なども文字だけではなく、イラストや番号を振ってくれることで分かりやすくしてくれています。
医療・福祉・介護、男性

元々人の話を聞き取る能力が低く、一回で聞き取れないことが多々ありますが、何度聞き返しても怒らないでくれました。また、重要な連絡に関してはLINEを使用することで、記録に残るようにしてくれたので助かりました。
ビジネスコンサルティング、女性

指示を書いてもらえたのは良かったです。控え室は決められていましたが、授業の準備に専念したいと訴えたところ、静かな部屋の一角を利用させてもらえたので満足しています。
教師、塾講師、学童担当、女性

責任者が各スタッフの性格を見抜くのがうまく、気の利いた会話力が必要な部署や、少人数で作業する部署など適材適所の人員配置をしてくれます。
マスコミ・広告、イベント企画、イベント制作、男性



適切に能力を発揮できる環境は、本人のみならず職場にとってもプラスになります。口コミをみると、満足度が高い職場は、アスペルガー症候群の特性を理解して体調を気遣うだけでなく、適性を見極めてわかりやすい指示を出してくれる、適材適所に配置してくれるなど、業務上の配慮を行っていることがわかります。

特性を理解した指示の出し方として挙げられたのは、紙面やメールなどの文章を使う、図形などの視覚的情報を用いるという工夫でした。

また、アスペルガー症候群の方は、音や光など周囲の環境に敏感な特性があります。こうした特性も理解し、集中できる環境を用意してくれることも満足度につながっていることがわかります。


他にも、満足度が高くなる理由がありますので紹介します。

■その他の少数意見

人間関係のストレスがなく、黙々と終始自分のペースで仕事ができることに大きな満足感を覚えます。
サービス・外食・レジャー系、女性

迷惑をかけてはならないと思い、自分自身の障害の特性を事前にマネージャーに相談できたことが良かったと思います。そこからは、配慮ある場所への柔軟なポジションチェンジ等をしていただきました。
外食・フード、接客、女性

障害があっても特に分け隔てなく接してくれたので、楽しく仕事に取り組めました。
ビジネスコンサルティング、女性



これまでの口コミから、満足度の高い職場=働きやすい職場の特徴をまとめてみましょう。

【アスペルガー症候群の方にとって働きやすい職場とは】
  • 研修の機会を設けるなど、職場として障害の理解を促進している
  • 特性を理解し、合理的配慮を行う(例:感覚過敏を理解し、静かな休憩室を用意するなど)
  • 障害を過剰に特別視することなく受け入れている
  • 困りごとを相談しやすい雰囲気がある
  • 特性を見極めて適材適所に配置し、特性に合った指示の出し方をしてくれる
  • 人間関係のストレスがない(人との関わりが少ない職場または、関わりが良好な職場)
理想の職場の特徴を知ることができました。しかし転職を考える際は、職場環境や仕事内容のデメリットも見極める必要があります。

そこで、次の項目では、職場に「満足していない」、「全く満足していない」と述べた方の「職場の満足度が低い理由」をみていきましょう。

4.アスペルガー症候群の方にとって満足度が低い職場とは

アスペルガー症候群の方の職場満足度が低い理由


※口コミの項目「あなたが答えた満足度について理由を教えてください」を分類しマイナス評価している内容を集計して割合を抽出。7名未満の少数回答は除く。


4-1.満足度が低い理由①「仕事量が多い、期限に追われる」から

仕事量が多く、期限に追われる職場は、複数の業務を同時に進めたり、臨機応変な対応が求められたりするため、アスペルガー症候群の方には向かない傾向があります。

口コミからも、その様子がわかります。

■仕事量が多い、期限に追われる職場

求人情報とは違って、ハードな作業が多かった。電話応対も複雑な内容が多く、パニックになることがあったので、すぐやめてしまった。
総合商社、一般事務

残業が異常に多く、夜勤明けもその日の夕方まで働かされることがざらにあった。案の定、体を壊し、辞めることになった。
医療・福祉・介護

サービス業がゆえに、人材不足がかなり激しい。バタバタしている。
百貨店・量販店、管理業務・折衝業務、女性



仕事量が多くなる理由のひとつは人手不足です。1人あたりの仕事量が増え、残業や本来業務ではない仕事まで任されることもあります。

4-2.満足度が低い理由②「アスペルガー症候群に対して理解がない」から


職場に満足している方が最も多く挙げていた理由が「アスペルガー症候群に対して理解がある」であったことからもわかるように、病気や障害に対して職場の理解があるかどうかは満足度を大きく左右します。

理解の無さを不満に感じた方の口コミをみていきましょう。

■アスペルガー症候群に対して理解がない職場

発達障害やうつに関しての理解度が低く、退職するまで怠けているだけだと思われていた。
団体・連合会・官公庁、女性

理解がみられず、職場の雰囲気すら悪く、先輩が後輩に暴言を吐いたりしていた。
(外食・フード、調理スタッフ、女性

障害の特性を説明しても、しばらくすると周囲は忘れてしまい、苦しむことが多かった。
サービス、外食、レジャー系、男性

自分のペースで仕事をすることはできたが、明るさや音など避けたいことについては、対応してくれなかった。
マスコミ・広告、営業事務、男性



アスペルガー症候群の特性への理解がない職場では、障害の特性による事柄も本人が怠けていると思われたり、叱責を受けたりする場合があります。

理解を求めて自ら障害の特性を説明しても、そもそも職場側に受け入れる土壌がなければ、理解する姿勢が定着しません。

また、仕事内容は本人に合っていても、周囲にアスペルガー症候群を理解する姿勢がなければ、環境の改善まで考えが及ばない可能性もあります。

「職場への満足度が低い理由」として挙げられた「仕事量が多い、期限に追われる」「病気や障害に対して理解がない」以外のコメントもご紹介します。

■その他少数意見

賃金が安く、自分の将来のために続けられないと思った。
サービス・外食・レジャー系、デザイナー・クリエイティブ、男性

とにかく他人とのコミュニケーションを取ることを強制する風潮があったため、私には苦痛でした。
IT・通信・インターネット系、エンジニア・技術職、男性

作業が遅ければ置いていかれるし、完全に能力主義で、できる者しか生き残れないという風潮でした。
金属・鉄鋼、男性

これまでのコメントから、満足度の低い職場=働きづらい職場の特徴をまとめてみましょう。

【アスペルガー症候群の方にとって働きづらい職場とは】

  • 障害や病気への理解がなく、相談しても対応してもらえない
  • 仕事量が多く、ハードな勤務スケジュール
  • 賃金が低い
  • 職場の人間関係が悪い(パワハラなど)
  • 職場の風潮に馴染めない(能力主義、コミュニケーションを密にとる、暗黙の了解があるなど)
  • 業務内容の説明が不十分
こうした内容は、実際に働かないとわからない場合もあります。しかし、事前に職場見学ができる企業もあります。ぜひこれらのポイントを念頭において、職場をチェックしてみてください。

5.アスペルガー症候群の方におすすめの業界

次に、アスペルガー症候群の方が実際に働いている(働いていた)業界をみてみましょう。

アスペルガー症候群の方が働いている業界の割合

※口コミの項目「働いているまたは働いていた企業を教えてください」で回答のあった企業を業界別に分類し集計して割合を抽出


グラフの結果は以下のとおりです。

  • サービス・外食・レジャー系 約40%
  • メーカー・製造系  18%
  • 小売・流通・商社系 14%


働いている方の割合が10%以下になっている業界も複数あり、アスペルガー症候群の方が働く業界は、多様です。

では、多くの人が働いている業界は、働きやすい業界なのでしょうか。次の項目では、働いている業界ごとの満足度をみてみましょう。

アスペルガー症候群の方が働いている業界別満足度


※口コミの項目「働いているまたは働いていた企業を教えてください」と「あなたが答えた満足度について理由を教えてください」をクロス集計して割合を抽出。ただし、答えた人数が8人未満の業界は比較対象外とした。


「とても満足している」「満足している」を合わせた割合が最も高い業界は、以下のとおりです。

  • 小売・流通・商社系 53%
  • IT・通信・インターネット系 51%
  • メーカー・製造系 46%


これらの業界は、満足度が高いと答えた方が概ね50%います。

対して、「満足していない」「全く満足していない」を合わせた割合が高い業界は、以下のとおりです

  • その他(少数意見) 72%
  • IT・通信・インターネット系 51%
  • サービス・外食・レジャー系 40%


「IT・通信・インターネット系」業界は、「とても満足している」「満足している」を合わせた割合と、「満足していない」、「全く満足していない」を合わせた割合が共に約50%という結果となりました。

また、「サービス・外食・レジャー系」業界も同様に、満足している割合と満足していない割合が共に40%となっています。

この2つの業界は、合う人と合わない人がわかれやすい傾向にあると考えられます。また、業界の特徴だけでなく、職場や仕事内容も影響している可能性があります。

5-1.満足度の高い業界

満足度が高かったのは、「小売・流通・商社系」や「IT・通信・インターネット系」、「メーカー・製造系」の業界でした。これらの業界で働いている方は、どのような点に満足しているのでしょうか。満足度が高い理由を口コミから詳しくみていきましょう。

自分の好きな仕事をしているので満足している。
IT・通信・インターネット系、デザイナー・クリエイティブ、男性

時短勤務のため、早めに帰宅して疲れを取ることができる。一日の流れが一定している。勤務日が固定されているため、有休など休みを取りやすい。
メーカー・製造系、介護、女性

仕事に慣れないうちはベテラン社員が隣に付いてくれます。すぐに質問できるので、わらからないまま、もやもやすることが少ないです。
IT・通信・インターネット系、デザイナー・クリエイティブ、男性

体調を崩して、しばらく仕事に行けない日が続きました。でも、職場の人たちはすごく心配してくれて、LINEや電話をしてくれました。上司も優しく声をかけてくれ、体調が悪いときに休める所を作ってくれました。
チェーンストア・スーパー・コンビニ、女性



興味のある業界の仕事に就き、アスペルガー症候群の方の特性である記憶力や集中力の高さが発揮できると、満足度は高まります。

また、仕事の流れがある程度決まっており、臨機応変な対応が少ないこと、休みを取りやすいことなども満足度が高くなります。

さらに、質問をしやすい職場の雰囲気か、従業員への教育体制が整っているか、体調への配慮があるかも働きやすさには必要です。

それでは、満足度の低い業界にはどのような特徴があるのでしょうか。

5-2.満足度の低い業界

「満足していない」、「全く満足していない」と答えた人のうち、特に満足度が低い人の割合が高い業界は、「その他」、「IT・通信・インターネット系」、「サービス・外食・レジャー系」の業界でした。それらの業界で働いている人のコメントをみてみましょう。
なお、ここでいう「その他」とは、グラフでは分類できなかった少数の業界のことを指します。

人員が少なく、自分のキャパシティー以上の仕事をする必要があった。
団体・連合会・官公庁、一般事務、女性

気に入らないことがあると物に当たる人やさぼる人が多かったので、私も放って置かれた。仕事をなかなか覚えられなくて、どうしていいかわからなかった。
サービス・食・ジャー系、一般事務、女性

機器専用のオペレーターとして入社しましたが、入社後、事務の欠員としてあてがわれました。最も苦手な分野だったので、ミスや営業からのクレームが相次ぎ、辞めざるをえなくなりました。
ソフトウェア・ハードウェア開発、営業事務、女性



慢性的に人手不足の業界では、社員教育の時間や業務上の不安点を相談する時間がなく、休みもとりづらいことが予想できます。
転職や就職を考える際は、業界全体として人手不足ではないか、慢性的な課題を抱えていないかなど、業界ごとの傾向も考慮する必要があるでしょう。

また、コメントにあるように、興味のある業界を選んで就職しても、入社後の配置換えで適性が発揮しにくい仕事せざるを得なくなる場合があります。アスペルガー症候群の方の転職・就職活動においては、業界のみならず職種も非常に重要です。

それでは、次に、アスペルガー症候群の方が実際にどのような職種に就いているのかみてみましょう。

6.アスペルガー症候群の方におすすめの職種

アスペルガー症候群の方の口コミから、働いている(働いていた)職種について調べた結果は次のグラフの通りです。

アスペルガー症候群の方が働いている職種の割合

※口コミの項目「どのような仕事を担当していましたか」で回答のあった担当業務をもとに職種別に分類し集計して割合を抽出


アスペルガー症候群の方が多く働いている職種は、以下のような結果でした。

  • 軽作業、事務 各18%
  • 販売・接客・サービス 16%
  • 医療・介護・福祉 10%


アスペルガー症候群の特性として、集中力が高いことが挙げられます。「軽作業」や「事務」は、黙々と作業することが多いため、特性が発揮できる可能性があります。

それに対して、柔軟な顧客対応が求められる「接客」は、アスペルガー症候群の特性には不向きだと思われがちですが、口コミをみると、一定数の人が「販売・接客・サービス」の職種に就いていることがわかりました。

それでは、こうした職種に就いている人は、その職種に満足しているのでしょうか。次に、職種別の満足度をみてみましょう。

アスペルガー症候群の方が働いている職種別満足度


※口コミの項目「どのような仕事をされましたか?」と「あなたが答えた満足度について理由を教えてください」をクロス集計して割合を抽出。ただし、答えた人数が8人未満の職種は比較対象外とした。


「とても満足している」、「満足している」を合計した割合が最も高い職種は、以下のとおりです。

  • 事務 40%
  • 軽作業 27%


それに対して、「満足していない」、「全く満足していない」を合計した割合が最も高い職種は、以下のとおりです。

  • 医療・介護・福祉 63%
  • 販売・接客・サービス46%


「満足している」もしくは「満足していない」理由は、具体的に何なのでしょうか。まずは、満足度の高い職種に関する口コミをみていきましょう。

6-1.満足度の高い職種

■事務

支援員の配置があり、時間の融通も認められます。人間関係も基本的には悪くないように思います。
専門店、一般事務、女性

スケジュールを視覚的に把握しやすい場所に置いたり、朝起きてからの準備をルーティンワークにして紙に書いていただいたり、とてもサポートしていただけて良かったです。
運輸・交通、一般事務、男性



■軽作業

月1回の通院の休みも、有休扱いしてもらえました。
専門商社、軽作業、女性

店長には同じ障害があり、周囲の理解を得やすくとても働きやすい。
医療・福祉・介護、軽作業、女性



コメントからは、以下の点が満足度の高さにつながっていることがうかがえます。

  • 休みがとりやすいなど、時間的な融通が利く
  • 周囲のサポートがある(支援員の配置・従業員からのフォローなど)
  • 特性に合った業務内容


「事務」や「軽作業」は、一般的に同じ仕事をする人が複数名いる場合が多く、そのことが時間の融通や周囲からのサポートにつながっていると考えられます。

次に、満足度の低い職種について、その理由をみていきましょう。

6-2. 満足度の低い職種

■医療・介護・福祉

上司からのあたりが厳しく、臨機応変に対応できないという点で非常に悩みました。
医療・福祉・介護、男性

夜勤のシフトが非常に多く、新人はとにかく夜勤をしなければならない。
医療・福祉・介護、医療関係、男性



■販売・接客・サービス

残業代がつかないなど納得がいかなかった。シフト制で心身ともに疲れ切った。
チェーンストア・スーパー・コンビニ、接客、女性

勤務後にファミレスで会議や話し合いがあったが、人との食事が苦手な自分には苦痛だった。休憩時間中であっても、お客様が増えたらいつでもフロアに戻らなければいけない。
専門店、接客、女性



満足度の低い職種に関する口コミをみると、満足度が下がる要因には以下の点が挙げられます。

  • 臨機応変な対応が求められる
  • 上司や同僚などからの威圧的な態度
  • 夜勤など、不規則な勤務スケジュール
  • 就業後のミーティングや休憩時間中も業務対応を迫られるなど、曖昧な就業規則


アスペルガー症候群の方には、二次障害としてうつ病や睡眠障害がある方もいます。不規則な勤務スケジュールは、こうした二次障害の発症や悪化につながりかねません。

また、アスペルガー症候群の特性として、人間関係の構築や柔軟な対応が難しいことが挙げられます。

「接客」や「医療・福祉・介護」の分野は、対人での業務が多いことに加え、職場の同僚や上司などとチームで仕事を進めることが求められがちです。そのため、臨機応変な対応や、職場の同僚や上司と良好な人間関係を構築する必要があります。その点で、アスペルガー症候群の方にとっては適性を発揮しにくい場合もあります。

一方、「接客」の職種の方で、職場に満足している方からは、以下のコメントも寄せられました。

一度に多くのことを同時にこなさなければいけない場面に、慣れることができました。もともと、同時進行がとても苦手でしたので、自信がつきました。また、記憶力には自信があったので、たくさん覚えることには、それほど苦労しませんでした。先輩方とコミュニケーションを取る機会があったことで、人と話すことに対する苦手意識が少し和らぎました。
チェーンストア・スーパー・コンビニ、接客、女性



こうしたコメントを見ると、一見難しい思った職種でも、得意なことを少しでも発揮できる機会があり、周囲の方のサポートや協力がある職場であれば、満足度が高くなる可能性もあるようです。

7.アスペルガー症候群の方の転職活動の進め方

これまで口コミを参考に、アスペルガー症候群の方で働いている(働いていた)方の本音をみてきました。

では、どのように仕事を探したのでしょうか。
アスペルガー症候群の方が実際に活用した求人サービスについてみていきましょう。

アスペルガー症候群の方が利用した求人サービス

※口コミの項目「どのようにその職場を見つけましたか。就職までに利用したサービスがあれば教えてください。(複数回答可)」の有効回答67名による129件を集計して合計人数を算出


最も多く利用された求人サービスは、以下のとおりでした。

  • ハローワーク 75%
  • 求人メディア 34%
  • 人材紹介会社 24%


※複数回答による調査のため、全体に占める割合ではなく回答者の約75%がハローワークも利用したという結果になります。

かなり多くの方が、ハローワークを活用していることがわかります。 次いで求人メディア、人材紹介会社と続きます。
それでは、利用した方のコメントから、具体的なサポート内容とそれぞれの求人サービスのメリットをみてみましょう。

ハローワーク

ハローワークへ行くと、障害担当の方がいます。障害の特徴に照らし合わせ、どういう仕事、職場に行くのがよいのかアドバイスがいただけます。その障害担当の方から数社紹介してもらい、面接の仕方から面接日のセッティングまでしていただきました。
医療・福祉・介護、医療関係、男性

ジョブコーチをつけた方がよい。会社側、自分とお互い疲弊しなくてすむ。
メーカー・製造系、軽作業



ジョブコーチとは、国の制度で、障害者の職場適応をサポートすべく配置されている方のことです。ハローワークは、ジョブコーチとも連携しているため、スムーズなサポートが期待できるでしょう。

また、ハローワークは求人紹介だけでなく、無料の職業訓練や適性検査、面接練習など、求職者をサポートするさまざまな取り組みを行っています。必要に応じて多様なサポートを一つの窓口で受けられることは、ハローワーク活用の大きなメリットです。

次に多かった求人メディアのメリットは、誰でもいつでも気軽に利用できることです。検索も応募も入力するだけでなのでとても簡単です。ある程度、働きたい会社が決まっている場合や、就職活動や転職活動を一人で行っても不安がない場合は、うまく活用するとスムーズに仕事探しができるでしょう。

また企業によっては、自社のホームーページに募集要項を載せています。
当サイト「アンブレ」にも、各企業の障害者雇用の情報や求人募集ページを以下のように掲載しています。気になる企業の求人情報をチェックしてみてください。
※口コミの最後(画面下)にありますので、スクロールして確認してください。

求人募集ページ


最近は、障害のある方専用の転職、就職サービスも多くあります。障害の特性を理解した上で相談にのってくれるなど、専門窓口ならではの手厚いサービスを受けられるほか、障害者雇用枠の求人も多く扱っています。

・自己分析をしたいけど、自分のことってよくわからない。
・気になる会社を見学してみたい。
・自分のことを面接で上手く話すのって難しい。

こんな悩みや不安はありませんか?

障害について理解した転職や就職の専門スタッフであれば、適確なアドバイスが受けられ、新しい視野が広がるかもしれません。
また企業との間に入ったサポートで、よりスムーズに転職活動を進めることもできます。 自分と相性の良い転職・就職サービスを活用してみましょう。

▼障害者雇用枠の求人の探し方について、詳しく紹介しています。
ハローワークだけじゃない、障害者雇用枠の求人はここでも!求人サービスを紹介

8.専門家からのアドバイス

仕事探しを考えているアスペルガー症候群の方へ、発達障害の専門家 松好伸一先生からのアドバイスを紹介します。

■働くことを迷っているアスペルガー症候群の方へ

自分の特性(プラス面もマイナス面も)を理解したうえで、業界を選ぶことが必要です。そして「やりたい」仕事と「できる」仕事は必ずしも一致しません。

また、適した業界でもマニュアルやタスク・ルーティンが整っていない職場は、ストレスフルになる可能性が高くなります。

アルバイトやパートなどから、その業界や職場を経験するところから始めるのもひとつの方法です。
同じ業界の他の職場の情報も入りやすいため、より実践的に選ぶことができるでしょう。

■これから働くアスペルガー症候群の方へ

自分の思いだけで就職すると、「理解されない」「配慮してもらえない」と感じることがあります。
職場の理解があるかどうかは、働いてみないとわからないことも多く、「理解されるためにどうすればよいか」を自分なりに考えておくことも必要です。

「働きたい」あまり障害を伝えずに就職し、その後にカミングアウトすると「事前に聞いていない」と配慮の対象にならないこともあります。また「興味がある」ことが独りよがりでは、仕事として成立しにくくなります。

業界への思いが強ければ強いほど独りよがりになりやすいため、「他者の意見を聞く」ことを大切にしましょう。

9.まとめ

■アスペルガー症候群の方にとって満足度の高い職場とは?

「アスペルガー症候群への理解がある」職場や、「周囲の協力がある」職場でした。

満足度の高い職場は、障害や病気の理解を深めるためにさまざまな取り組みを行っています。従業員に対する研修の場を設け、障害や病気への理解を促進する企業や、定期的な面談を通して本人の意見に耳を傾ける企業もあります。
こうした職場で働いている方からは「仕事上の悩みが相談できる」、「質問をしやすい雰囲気がある」等のコメントが寄せられました。

「アスペルガー症候群への理解がある」、「周囲の協力がある」職場では、体調への気遣いにとどまらず、言語コミュニケーションが苦手で図形や文字の認識能力が高いというアスペルガー症候群の特性を把握した上で、業務の指示を文字や図形を用いて行うなどの工夫がなされていました。

また、音や光に敏感であるという特性を理解し、静かな休憩場所を確保するなどの合理的配慮も行われていました。

さらに、複数の業務を同時に進めることが苦手な方に対しては、適材適所への配置や、同僚や上司からのフォロー体制が整っている職場もありました。

こうした職場であれば、アスペルガー症候群の方もリラックスして業務に取り組めることから、自らの能力を発揮しやすい環境が期待できます。

■アスペルガー症候群の方にとって満足度の低い職場とは?

「アスペルガー症候群への理解がない」職場は、配置や業務内容への合理的配慮に欠ける点や、アスペルガー症候群の特性へを理解することなく、本人の気質によるものと誤解することもあります。

また「人手不足」の職場は、予定外の仕事を行わざるを得なくなったり、残業が増えたり、休みを取りづらくなったりしてしまいます。

■アスペルガー症候群の方にとって満足度の高い業界とは?

「小売・流通・商社系」や「IT・通信・インターネット系」、「メーカー・製造系」でした。
これらは、「興味のある仕事」を担当することで、アスペルガー症候群の方の特性である、記憶力や集中力の高さが発揮できる点が良さとして挙げられました。
どのような業界が向いているのかを探す手がかりの一つとして、興味のある仕事を知ることから始めてはいかがでしょうか。

また、休みの取りやすさも注目されていました。中には定期的な通院が必要な人もいますので、休みの取りやすさは特に重要です。休みの取りやすさは職場にもよりますが、業界の傾向もあります。

■アスペルガー症候群の方にとって満足度の高い職種とは?

「事務」と「軽作業」でした。
満足している理由には、休みの取りやすさや勤務時間の融通が利くこと、特性にあった仕事内容である点が挙げられました。「事務」や「軽作業」は、一般的に複数人が同じ仕事をする場合が多く、時間の融通が利きやすく、休みも取りやすい状況であることが考えられます。

また、これらの職種では仕事の流れもある程度決まっていることが多いことから、臨機応変さが求められる場面も少なく、黙々と作業に集中できる環境にあります。そのため、アスペルガー症候群の方にとって働きやすいと感じられる可能性があります。

■アスペルガー症候群の方が活用した求人サービスとは?

「ハローワーク」を活用した人が最も多いという結果になりました。活用した理由には、障害者の雇用に特化した窓口があることでした。一方、求人メディアや人材紹介会社(エージェント)でも、ハローワークと同様に障害者雇用に特化して取り組む部門を設けている場合があります。また、複数の求人サービスを組み合わせて利用している方もいました。

口コミには、事前に職場見学や実習などに参加し、実際の職場の雰囲気や業務内容を把握して、職場とのミスマッチをなくすよう努めること、職場内外に仕事のことを相談できる人を確保することの重要性がアドバイスとして寄せられていました。

就職活動や転職活動を後悔なく進めるためには、こうしたポイントを押さえて、各求人サービスのサポート内容を比較し、自分に合うサービスを選んで活用することが重要です。

■口コミ全体の傾向とは?

口コミには、「自分の特性を把握すること」の重要性が多く寄せられていました。自己分析を通して、得意なことと苦手なことを把握することはもちろん、求人サービスが提供する職業適性検査を活用することも役立つでしょう。さらに、職業訓練や職場体験を行うことで、自分の特性の理解を深めることも可能です。

最後に、口コミに寄せられた、これから仕事を探す人へのアドバイスをいくつかご紹介します。

自分の特性をよく理解しておくことが必要です。自分は何が得意で、何が不得意なのか。何ができて何ができないのかを把握することです。高望みしすぎず、等身大の自分を大切にすることです。
団体・連合会・官公庁、一般事務、女性

自分は病気だからとネガティブに考えずに、何をしたいのかよく考えて仕事を選ぶことが大切です。そうすれば何とかなるもので、信念を持って働いていれば職場の人達も分かってくれるので、まずはやりたいことを見つけるようにした方が良いと思います。
住宅・建材・インテリア・エクステリア、経理、女性

自分の譲れない条件を書き出して、待遇面と照らし合わせて少しでもやりたいと思った求人には応募する、自分の弱みを把握して強みと合わせて配慮して欲しい点もオブラートに包んで伝えられるようにする、自分の興味があることを伝えることです。
ソフトウェア/ハードウェア開発、その他、女性

自分に合う仕事場を焦らずに探していったほうがいいと思います。少し働いて、合わないと思う所は思い切って辞めるという決断も必要になってきます。自分を守れるのは自分だけなので、やれることから頑張ればいいと思います。
レジャー・アミューズメント・フィットネス、女性



自分の特性を把握し、また体調とも相談しながら、自分にぴったりの仕事を見つけられるよう、願っています。



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監修者

保育士や幼稚園教諭、障害児支援に長年従事。またサービス管理責任者として障害者支援の経験を持つ。発達障害や保育に関する教科書など著書も多数で、2022年3月29日「幼児教育方法論」(共著・一藝社)を刊行。

保有資格

著者

より望ましい職業の選択や能力開発における相談・助言を専門とする国家資格「キャリアコンサルタント」のほか、米国CCE, Inc.認定の「GCDF-Japanキャリアカウンセラー」の資格を取得。福祉・医療介護分野の研究などにも従事しています。

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