潰瘍性大腸炎の方の転職、152人の口コミから向いている仕事を探す

潰瘍性大腸炎の方の転職、152人の口コミから向いている仕事を探す

潰瘍性大腸炎の方が転職を考える時、無理なく続けられる仕事は何か、どんな仕事が適職なのか、といったことで悩む方は多いのではないでしょうか。

自分に向いていない職場に転職してしまうと、せっかく良くなった症状もストレスなどで再び悪化しかねません。トイレの個数や設備内容も気を付けたいポイントです。職場は過ごす時間が長い場所ですから、慎重に選びたいものですね。

今回は、潰瘍性大腸炎を抱える152人の口コミから、働きやすい職場や業界、職種などを分析してみます。

そして、障害者雇用の専門家ジョジョさん(社会福祉士、プロコーチ)にもアドバイスをいただきました。

潰瘍性大腸炎を抱えている方は、少しでも働きやすい職場を見つけられるよう、本記事を参考にしてみてください。

*この記事はジョジョさんに監修していただきました
ジョジョさん

産業カウンセラー、社会福祉士(ソーシャルワーカー:社会福祉専門職の国家資格)、プロコーチの資格を持ち、就労継続A、B型にて支援員として、身体障害、精神障害、知的障害のある方への支援を行う。 自身も悩みを抱えギャンブル依存症になった経験から、「悩みから夢まで話せる友達が見つかる東京の居場所”ココトモハウス“と出会い、現在はその管理人として多くの方から信頼を寄せている。生きづらさを抱える人達を社会と繋げて、豊かな社会を作ることがミッション。



【この記事でご紹介するデータ】
調査期間:2018年2月~2020年4月
調査方法:弊社サイトUMBREから対象となる口コミを抽出
調査対象:働いた経験のある潰瘍性大腸炎の方の口コミ152件
データ集計日:2020年8月7日
※口コミとして記載された内容を分類し集計したデータを使用しています。


障害者雇用で転職をお考えの方、無料で転職相談しませんか?
腸に関する疾患のある方の面接のコツや求人の探し方をはじめ、仕事探し、転職活動自体のアドバイスも実施中。
すぐに転職するかわからない、障害者雇用で働くか迷っている方のご相談も承っていますご相談はこちらから

目次

1.潰瘍性大腸炎のある方にとって満足度が高い職場

2.潰瘍性大腸炎のある方にとって満足度が低い職場

3.潰瘍性大腸炎のある方におすすめの業界

4.潰瘍性大腸炎のある方におすすめの職種

5.潰瘍性大腸炎を持つ方の転職活動の進め方

6.まとめ

1.潰瘍性大腸炎のある方にとって満足度が高い職場

潰瘍性大腸炎の方が働きやすい職場を知るには、職場に対する満足度を把握する必要があります。

潰瘍性大腸炎の方は職場に満足している?

潰瘍性大腸炎の方の仕事に対する満足度グラフ
※口コミの項目「その会社の就労環境に満足していますか?」を集計して割合を抽出



グラフによると、「とても満足している」と「満足している」の合計が44%となり、潰瘍性大腸炎の方の半数近くが職場に満足しているとわかります。
つまり、潰瘍性大腸炎を抱えていても、職場の選び方を間違えなければ、働きやすい環境にたどり着ける可能性は十分にあります。

1-1.職場への満足度が高い理由は?

潰瘍性大腸炎の方の満足度高い職場理由グラフ
※口コミの項目「職場に対する満足度の理由」を分類しプラス評価している内容を集計して割合を抽出。6名未満の少数回答は除く。


職場への満足度が高い理由を見ると、「病気や障害に対して理解がある」「休みがとりやすい」と述べている方が多くいます。この理由をもとに満足度の高い職場の特徴を分析してみます。

満足度が高い職場の特徴1.頻繁にトイレへ行くことへの配慮がある

潰瘍性大腸炎は突発的に下痢の症状が現れることから、仕事中にトイレを我慢して働かなければならないケースが少なくありません。その点で、症状が出たとき柔軟に対処してもらえるかどうかが職場の満足度に関わってきます。

症状が悪化すると頻回の下痢、血便がありトイレにすぐ行ける環境でないと仕事ができない。
小売・流通・商社系、受付、窓口業務、女性



症状が悪化すると、1日に何度も下痢の症状が現れ、仕事を中断せざるを得ない状況になります。そのため、潰瘍性大腸炎の方の最も多い悩みは、トイレ事情に関するものでした。特にトイレへ頻繁に行くことに関しては気持ちの面でも、そして設備的な面でも不安を抱えている傾向がみられます。

トイレの回数が多くて周りの目が気になりました。
不動産・建設・設備系、女性

症状がひどいときは下痢が止まらなくなるので、仕事中に何度もトイレに行きたくなるのが困りました。トイレのことばかり考えてしまって仕事に集中できず、些細なミスを起こすこともありました。
IT・通信・インターネット系、女性

症状が出ている時期は下痢、下血、倦怠感などの症状が強く出ます。トイレの回数が一日30回以上の時もあるので、トイレが近くにある環境が大切になります。
サービス・外食・レジャー系、教師、塾講師、学童担当、女性

小さい職場なので患者さんと職員のトイレが一つしかないので、急な腹痛の時にトイレがふさがっていたり故障したりするときが不安だった。
運輸・交通・物流・倉庫系、人事・経理・総務・企画、女性

私の持病では、トイレにこもることが多いのでトイレはきれいだと嬉しい。
コンサルティング・専門サービス系、女性



これらのコメントをまとめると、以下のように悩みは分類できます。

■精神的な悩み
  • 何度も仕事を中断してトイレへ行くことを周囲にどう思われているのか気になる
  • トイレに近い場所で仕事ができないと不安
■設備に関する悩み
  • トイレの個数が複数人で同時に使えるほど余裕があるか心配
  • トイレの使用頻度が頻繁かつ長時間なのでできるだけ清潔に保たれていてほしい
このような悩みに対する配慮が得られる職場は、満足度が高くなります。

では次、あると嬉しい職場からの配慮やサポートを具体的にみてみましょう。

トイレに行きたい時は特に声をかけなくても、すぐに行っていいという配慮をしてもらいました。そのように言ってもらうことでこちらも気兼ねなく勤務中にトイレに行くことができ、とても気が楽でした。
メーカー・製造系、医療関係、男性

トイレに何回行っても、そっとしてくれました。休んでも何も言わないでくれました。
サービス・外食・レジャー系、女性

トイレの近くに座席を配置してくれたり、病気が原因でトイレへ離席することなどに対しても暖かく見守ってくれたりという配慮をしてもらうことができましたので、私としてもそこまでストレスを感じずに仕事をすることができました。
コンサルティング・専門サービス系、営業、営業補佐、男性

病気に対する理解があり、トイレに近いところに座席を配置してくれたり、体調が優れなかったりするときも暖かく見守ってもらえたところです。
サービス・外食・レジャー系、販売・接客・サービス、女性

トイレが何ヶ所かあるので、全部使用中となることがない。長い時間使用しても気を使わなくて良い。
サービス・外食・レジャー系、女性

トイレに制約がある障害だが、洋式なら問題ないので、洋式トイレのある環境に救われている」
メーカー・製造系、エンジニア・技術職、男性



このように、トイレについての精神的な面での配慮を受けるためには、職場の同僚からの理解を得ることが重要です。しかし、潰瘍性大腸炎は見た目だけではわかりづらい疾患であるがゆえに、症状などの詳しい内容は事前に職場への説明が必要でしょう。

まずは、症状やトイレ事情について理解を得ることが、働きやすい環境づくりの第一歩なのかもしれません。

また、設備に関してはいきなりトイレの数を増やすことは難しいでしょう。個数など設備の状況については入社前に確認しておくことで、不安要素を減らすこともできます。また、できるだけトイレに近い場所で仕事ができるだけでも、症状が起きたときの不安を和らげることができるのではないでしょうか。

潰瘍性大腸炎の方の中には、ストマパウチを使用している方もいらっしゃいます。

ストマパウチを使用するため、満杯になってしまわないよう用便のタイミングを調整。
メーカー・製造系、エンジニア・技術職、男性



下痢や腹痛に加えて、ストマパウチの使用について焦りを感じている方もいるかもしれません。トイレの設備が十分かどうかといった点も、より大切なポイントになってきます。また頻繁にトイレへ行く必要があるので、トイレの許可を取らなくてもよい環境は、働きやすさにつながりますね。

満足度が高い職場の特徴2.食事への配慮が得られる

潰瘍性大腸炎の方の多くは、症状を抑えるために食事に気を使っています。そのため、ランチや食堂のメニューについても、配慮してもらえる環境でなければなりません。
また、同僚や上司を交えた会食の場でも食事内容が気になり、ストレスを感じる方もいます。

食事に気を使っていることを職場の同僚から理解してもらえると、ランチや会食の場でも自分の意見が伝えやすくなります。さらに、配慮が望めるかもしれません。実際にしてもらえた配慮を口コミから紹介します。

食事に関しても、食事時間などは仕事の都合に併せて、配慮してもらえている。
サービス・外食・レジャー系、女性

昼ごはんとかも気遣ってくれて、うどん屋さんとかに付き合ってくれました。
メーカー・製造系、男性

トイレのことは理解してくれました。あと食事会のときは「これ食べられる?」と聞いてくれました。(食物繊維の多いものは食べられないため)
金融・保険系、女性

職場の飲み会などもお酒は飲まずにいても、気を使ってソフトドリンクで乾杯を行いやすい環境をつくってくれている。
不動産・建設・設備系、男性



仕事中だけでなく、ランチや業務外での食事にも気をつかってくれる職場は、潰瘍性大腸炎について、きちんと理解してくれていると感じられるかもしれませんね。

職場の同僚の中には、潰瘍性大腸炎のことについてよく知らない方も多いでしょう。避けておきたい食べ物を予めやんわり伝えることで、のちのち無理をしなくてよい状況を作ることもできます。ランチは日課であり大切な息抜きの時間です。食事面でストレスを溜めないリラックスできる時間にしたいですね。

満足度が高い職場の特徴3.体調不良のときに気兼ねなく休める

潰瘍性大腸炎の症状は一日でおさまるわけではなく、数日から数週間にわたって続くこともあり、場合によっては一定期間、職場に通えなくなることも少なくありません。

治療のため休む際も周囲は快く了承してくれた。上司は休養期間を出来るだけ取れるように手配してくれた。復帰時は嫌な顔をされることもなく戻りやすかった。
メーカー・製造系、医療関係 女性

体調が悪化した時に休職制度を利用させてもらえました。自分の中では休職をするという選択は考えてなかったので、その制度を進めてくれた上司には感謝しています。
メーカー・製造系、医療関係 男性

休みをもらう時も気兼ねなく承諾してもらえて、周りもフォローしてくれていたので無理なく仕事をすることが出来た。
サービス・外食・レジャー系、女性



これらの口コミにある職場は、会社の制度を利用するなどして可能な限り長期間でも休養できる体制を整えています。制度が整っていると安心して働けますね。

しかしながら、潰瘍性大腸炎の方の中には、数日間休んでしまうことに後ろめたさを感じる方もいるかもしれません。また、急な体調不良で突然休むことも気が引けるものです。

確かに、突然休まれてしまうと、職場の同僚も予期せぬ業務の負担に戸惑うかもしれません。とはいえ、いきなり症状が現れることは避けられませんので、普段から周囲に担当業務の状況を報告し情報共有することで、職場の同僚も急な休みに対応しやすくなります。

また、日ごろからお互いにコミュニケーションをとり良好な人間関係を築くことで、復帰した時にいつもと変わらない様子で接してくれるだけではなく、ご自身も後ろめたさを減らせるかもませんね。

満足度が高い職場の特徴4.潰瘍性大腸炎について特別視しない配慮がある

先述したとおり、潰瘍性大腸炎は見た目ではわかりづらい疾患です。症状について偏見を持たれて気を使われすぎることに、ストレスを感じる方もいます。

特に、腹痛や下痢の症状や、中にはストマを使用している場合など、デリケートな問題があります。なるべくそっとしておいてほしい、と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

人工肛門装着のため、トイレに時間がかかるのでその旨を最初に伝えました。あまり知られたくない個人情報なのに、上司がほかの部署の社員に障害のことを言ってしまいとても不快な思いをしました。
金融・保険系、女性



なぜトイレへ頻繁に行く必要があるのか、トイレに時間を要するのか、理由を理解してほしい反面、知っていてほしいのは一緒に仕事をする周囲の仲間までに留めてほしいという意見もあります。

逆に、以下のコメントは周囲の気遣いを感じさせます。

病気に対してみんなが理解を示してくれて、症状が軽い時などは普通の生活となんら変わらない為みんなが普通に接してくれて、病気を意識せずに働けることがとてもありがたいことであった。
不動産・建設・設備系、男性



必要以上に症状を詮索されない環境も、潰瘍性大腸炎の方の職場への満足度を高めることがわかります。

【潰瘍性大腸炎の方にとって満足度の高い職場とは】

・頻繁にトイレに行く必要があることを理解し、精神的にも設備面でもトイレに行きやすい環境の職場
・食事制限に対する配慮が感じられる職場
・体調不良や通院による早退や欠勤に対して、柔軟な対応が可能な職場
・必要以上に詮索されない居心地の良い職場

それでは、次は満足度の低い職場についても詳しくみてみましょう。職場選びの際に気をつけたいヒントがあるはずです。

2.潰瘍性大腸炎のある方にとって満足度が低い職場

潰瘍性大腸炎の方が転職後に悩みを抱えないためには、満足度が低い職場の特徴を知ることも重要です。

2-1.職場への満足度が低い理由は?

潰瘍性大腸炎の方の満足度が低い職場理由グラフ


※口コミの項目「職場に対する満足度の理由」を分類しマイナス評価している内容を集計して割合を抽出。6名未満の少数回答は除く。


職場に満足していない理由として「仕事量が多い、期限に追われる」「その他」「給料が安い」が上位を占めています。「その他」の理由も明確にしつつ、満足度が低い職場の特徴を分析します。

満足度が低い職場の特徴1.長時間業務や体力を使う業務がある

労働時間が長時間になりがちだった点。朝8時過ぎから夜9時程度まで。潰瘍性大腸炎には、過酷な環境だったと思います。
建築・建設・設計・土木、経理、男性



残業が多く仕事の時間が長くなると、潰瘍性大腸炎の方にとって負担が生じやすいことがわかります。体調を崩してしまわないように、定時で帰宅できる職場を探すことも大切でしょう。

また、潰瘍性大腸炎の方は、長時間の仕事だけでなく、体力を使う仕事も負担になります。

なかなか仕事が決まらなかったので働かせてもらえたことは満足ですが、仕事内容がわりと体力のいる仕事でしたし、体調面でもきつかった。
小売・流通・商社系、女性



しかし、潰瘍性大腸炎の症状を抱えている方の中には、不満を抱えつつもその職場で働けることに感謝している方もいるとわかります。

ただし、無理をしすぎて体調を崩してしまっては本末転倒です。ご自分の体調管理を大切にし、無理せず仕事ができる職場を検討することが必要です。

また、潰瘍性大腸炎の方の中には、服薬の関係で疲れやすくなる、具合が悪くなる方もいます。思い当たる方は、服薬後の体調も念頭に入れた職場選びを心掛けると良いですね。

満足度が低い職場の特徴2.ストレスを感じやすい環境

「その他」は分類できなかった少数意見が含まれていますが、その内容を詳しくみてみましょう。症状は人それぞれ異なりますから、少数意見の中にも意外な発見があるかもしれません。

取引先への出向が多く、環境や人間関係が変わりやすい。 緊張する機会が多く、体調に影響しやすい。
ソフトウェア・ハードウェア開発、システムエンジニア、男性



この口コミの男性は人間関係や環境が安定せず、常に緊張が続くことがストレスとなり、症状に影響を与えてしまっています。
また、以下のようなコメントもあります。

賞与について面接時に月の2か月以上はだすとの話だったが、いざ見たら、1か月の賞与で 話が違うと思った。
サービス・外食・レジャー系、医療関係、女性



当初聞いていた待遇と異なると、それが精神的なストレスとなることもあります。特に収入に関する不安は、精神面に大きな影響を与えます。
また収入以外にも、当初予定していた業務と異なる内容や大幅に勤務時間が増えるといった話もよく聞かれます。

このような企業に対する不信感も、ストレス要因の1つになりえます。

ストレスは潰瘍性大腸炎の症状を悪化させる原因ともいわれていますので、ストレスを感じる職場は満足度が低い傾向にあることも納得できます。

満足度が低い職場の特徴3.休んだときの給与が保障されない

潰瘍性大腸炎の方は、症状によっては長期間働けなくなり、どうしても仕事を休まなければならないことがあります。休むことで周囲に迷惑をかけるかもしれないという心配もありますが、ご自身のお給料面での悩みも生じるようです。

仕事に関してはやりがいがあるが、体調が悪化した場合は休むしか無い為、その分が給与に影響してしまうので、生活が苦しい。
メーカー・製造系・福祉関係、男性



休んだ分だけ給与が減ってしまう職場、つまり有給を使いづらい職場や時給制の職場は、潰瘍性大腸炎の方にとっては、生活への不安が生じやすいかもしれません。 その点を踏まえると、体調不良が起きたときに有給を使える職場や、月給制の職場はそのような不安が少なくなるかもしれません。

また、企業によっては休暇に関わる制度を設けている場合もあります。
例えばその1つが「病気休暇」です。実際にも、その制度を活用したというコメントもあります。

症状が辛くなったら病気休暇が取れて、その間の給料もいただけた。
男性



気になる職場を見つけたら、万が一の時のために、給与が保証される病気休暇制度があるか確認してみましょう。病気休暇制度については、以下で詳しく説明しています。よろしければ参考になさってください。

これまで見てきた、満足度の低い職場の理由から、避けるべき職場をまとめます。

【潰瘍性大腸炎の方にとって働きづらい職場とは】

・長時間業務や、体力を消耗しやすい仕事内容の職場
・ストレスを感じやすい職場。例えば環境や人間関係が安定せず緊張を強いられる職場や、業務や労働時間が当初聞いていた話と異なり負担を強いられる職場。
・通院や体調不良で欠勤が多くなった時に給与が保証されない、制度が整っていない職場

転職や就職活動を考えている方は、求人情報などから得られる情報だけでなく、職場見学や口コミなどから職場の雰囲気や様子を知ることも必要です。
また、「実際に働いたら話が違う」ということがないように、入社前に業務内容や勤務時間など相互でしっかり確認をとることも大切です。

3.潰瘍性大腸炎のある方におすすめの業界

業界が異なると働き方も違います。ここからは潰瘍性大腸炎の方が働きやすい業界を考察していきます。

3-1.潰瘍性大腸炎の方が勤務している業界

まず、潰瘍性大腸炎の方が働いている業界の割合を紹介します。


潰瘍性大腸炎の方の業界グラフ

※口コミの項目「働いている、または働いていた企業」で挙がった企業を、業界別に分類し集計して割合を抽出


ご覧のように潰瘍性大腸炎の方は様々な業界で働いていることがわかりますが、就業者が多い人気の業界=満足度が高い業界なのでしょうか?詳しくみていきましょう。

3-2.潰瘍性大腸炎の方に多い業界

1位はサービス・外食・レジャー系で、全体の28%を占めています。

「サービス・外食・レジャー系」は、接客をともなう仕事も多く忙しい印象がありますが、潰瘍性大腸炎の方が多く働いています。

病院では、外出することもなく一日屋内での看護業務でしたのでトイレの心配はありませんでした。
医療・福祉・介護、女性



サービスや外食、レジャー系の仕事は、選び方によっては店舗内などの屋内で働けるため、トイレの確保に困らないことが大きい要因でしょう。

2位は小売・流通・商社系で、全体の16%を占めています。

自分の薬を職場で調達することが出来るし、薬剤師さんなどは病気に理解があるので心配な事を質問できたりした。
小売・流通・商社系、受付、女性



この口コミをした女性は調剤薬局の受付業務をしていました。薬の調達が楽になるだけでなく、医療に関わる仕事であるため、病気を理解してもらいやすい環境だといえます。このように調剤薬局での勤務ができる点も「小売・流通・商社系」が人気の理由なのかもしれません。

3位はその他で、全体の15%を占めています。

仕事内容は自分に合っているし、残業も少ない。
団体・連合会・官公庁、公務員 、男性



その他に分類される業種を見てみると、公務員の方の口コミが見つかりました。

「団体・連合会・官公庁」などの業界であれば、残業や業務外の仕事に対するルールがきっちり決まっている印象があります。うまくいけば残業が少ない職場と出会えるでしょう。 その点で、長時間勤務が難しい潰瘍性大腸炎の方から注目されていると予想できます。

3-3.潰瘍性大腸炎の方が少ない業界

「運輸・交通・物流・倉庫系」は2%と、極端に低い結果となっています。

長距離に及ぶ出張が多く体調を崩すきっかけになりやすい。
運輸・交通、男性



運輸・交通系の業界は、特に長距離に及ぶ出張が多くなるため、潰瘍性大腸炎の方は体調を崩しやすくなるようです。

車に長時間乗る仕事や現場に出向く作業が増えると、トイレに行けるタイミングが少なくなることや、常に行き先や移動中のトイレの位置や個数を心配しなければなりません。そういった理由から潰瘍性大腸炎の方からは人気がないのでしょう。

3-4.潰瘍性大腸炎の方は各業界に満足している?

潰瘍性大腸炎の方が働いている業界別満足度グラフ


※口コミの項目「働いている、または働いていた企業」と「職場に対する満足度の理由」をクロス集計して割合を抽出。ただし、答えた人数が8人未満の業界は比較対象外とした。


サービス・外食・レジャー系は、「満足している」と「とても満足している」の合計割合が44%という結果になりました。半数近い方が満足しており、単に勤務している方が多いだけではないとわかります。

「サービス・外食・レジャー系」がおすすめ

先述したように、「サービス・外食・レジャー系」は、屋内の仕事であればトイレに行きやすく、潰瘍性大腸炎の方が体調不良に対応しやすいといえます。

「その他」「小売・流通・商社系」は潰瘍性大腸炎の勤務者の割合が多いですが、「全く満足していない」が35%と「満足していない」が42%という結果となりました。全体の77%もの人が不満を抱えているということになりますので、一概にはおすすめできません。

ここまでの考察を踏まえると、潰瘍性大腸炎の方におすすめの業界はサービス・外食・レジャー系といえそうです。

しかし、ここで注意したいのは、サービス・外食・レジャー系の企業の中でも働いている人が多かったのは、「医療・福祉・介護」に関係するお仕事であるという点です。

具体的には医療事務や病院の受付、介護業務などですが、医療の現場であれば潰瘍性大腸炎についての理解を得やすい環境にあること、介護の仕事は売り手市場であり就職しやすく、福祉の職場であることから周囲の気遣いを受けやすいという理由が挙げられていました。

どちらも人手不足となれば、業務負担が予定より増えることも考えられます。ぜひ職場見学などを活用して、現場の様子や職場の雰囲気を予め知ることをおすすめします。

4.潰瘍性大腸炎のある方におすすめの職種

業界ごとに多くの職種が存在します。仕事内容には、業界の特性に加え、職種の特性も大きく関わってきます。潰瘍性大腸炎の方におすすめの職種を考えていきましょう。

4-1.潰瘍性大腸炎の方が勤務している職種

潰瘍性大腸炎の方が携わっている職種の割合は以下の通りです。

潰瘍性大腸炎の方が働いている職種の割合

※口コミの項目「担当していた業務内容」で挙げられた担当業務をもとに職種別に分類し、集計して割合を抽出


4-2.潰瘍性大腸炎の方に多い職種

グラフを見ると、最も多い職種は事務で19%です。以下のような口コミがありました。

自分にあったペースで仕事をさせてもらえストレスが溜まりにくい。
一般事務、男性



事務作業は比較的座った状態での業務が多いため体力を消耗しづらく、潰瘍性大腸炎の方に人気があると推察できます。また事務は屋内で働くことが基本です。常にトイレの位置を確認する心配がない点も安心して働ける理由の一つでしょう。

その次に続く職種は、販売・接客・サービスが18%でした。

ほとんどが女性従業員で、同じ病気をかかえている人もいるので、病気に対して理解を示してくれる。
専門店、接客、女性



「販売・接客・サービス」の職種には女性が多い職場もあり、潰瘍性大腸炎を持つ女性が症状について相談しやすいところに利点を感じるようです。

そして、医療・介護・福祉も約17%と多くの方が働いていました。

病気を持っているにもかかわらず、雇っていただいている。病気に理解があり、休みをとらせてもらったり、業務の変更をしてもらったりした。
医療・福祉・介護、男性



「医療・介護・福祉」の職種には、高齢者や病気の方と接する仕事もあります。人を思いやる気持ちや、相手の気持ちを理解することが不可欠な職種であるため、同僚や上司からも潰瘍性大腸炎に対する理解を得やすいのでしょう。

4-3.潰瘍性大腸炎の方に少ない職種

「コールセンター」や「清掃」が両方とも1%で、潰瘍性大腸炎の方がほとんど働いていません。コメントからその職種のマイナスポイントがわかります。

三交代勤務なので生活が不規則になります。日勤もありますが。夜勤もありますので寝不足になることもあります。不規則な生活になれるまで大変かもしれません。
メーカー・製造系、コールセンター、オペレータ



「コールセンター」は、24時間体制をとっている場合もあります。そうなると夜勤を頼まれることもありますので、規則正しい生活を必要とする潰瘍性大腸炎の方にとっては長く続けづらい職種の1つかもしれません。また、電話が長引くと体調不良を起こしたときに対処しづらいことも考えられます。

「清掃」の職種は、掃除道具を運んだり、汚れを落としたりと、体を動かす仕事です。その点で、体調を崩しがちな潰瘍性大腸炎の方が働きづらいと予想できます。

4-4.潰瘍性大腸炎の方は職種に満足している?

潰瘍性大腸炎の方が働いている職種別満足度グラフ


※口コミの項目「担当していた業務内容」と「職場に対する満足度の理由」をクロス集計して割合を抽出。ただし、答えた人数が7人未満の職種は比較対象外とした。


最も勤務者が多かった「事務」は、意外にも「満足していない」「全く満足していない」の合計割合が50%であり、半数近くが満足していないという結果になりました。

仕事内容の割に、時給が低い。人が足りないのに、仕事量が多い。
銀行・信用金庫、事務



事務は体を動かす機会は少なくなりますが、仕事量が多ければ結果として負担となってしまうようです。また、給与が低いケースもあるため、満足度が下がってしまうと予想できます。

同様に「医療・介護・福祉」も「満足していない」「全く満足していない」の合計割合が33%であり、少なからず職種に不満を抱えている方がいるようです。

人手が少なく、体調が悪くても休むこともできず、希望休も取ることができなかった。
医療・福祉・介護、男性



「医療・介護・福祉」の職種は、潰瘍性大腸炎の理解を得やすいものの、人手が足りず急な体調不良や通院時に休みを取りづらい職場もあるようです。柔軟に休みをとれないことは、潰瘍性大腸炎の方にとって満足度が下がる一因になっています。

「販売・接客・サービス」がおすすめ

一方、販売・接客・サービスの満足度は、
「満足している」「とても満足している」の割合の合計が63%と高く、
「満足していない」「全く満足していない」の割合の合計が22%と低くなりました。
この結果からわかるように、比較的働きやすい職種であることがうかがえます。

「トイレが異常に近い」ということから離席する頻度もかなりのものでしたが、それを「サボり」という偏見ではなく「病気」としてしっかり温かく見守って、何も言わないで居てくれたという配慮がありました。
サービス・外食/レジャー系、販売・接客・サービス、女性

体調不良時には早退、欠勤などの対処に応じてもらったり、出勤している場合であっても軽い作業内容に変えてくれたりなどの対応をしてもらえる。勤務時間中のお手洗いの回数なども理解してくれ、不満や注意などがない。
運輸・交通・物流・倉庫系、販売・接客・サービス、女性



一見、接客というと途中で離席しづらいという印象から、潰瘍性大腸炎の方には向いていないのではないかと思われがちです。確かにそういった一面もあるかもしれませんが、口コミからはそういったマイナスポイントをカバーしてくれる職場の同僚からの配慮やサポートがうかがえます。

今まで「接客は難しい仕事かもしれない」と思っていた方も、職場環境や一緒に働く方の理解により働きやすい職場になるかもしれませんので、検討してみるのもよいでしょう。
また、事前に自分がお客として店舗に出向き、下見を試みてもよいですね。一度、職場の雰囲気を感じるために、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

5.潰瘍性大腸炎を持つ方の転職活動の進め方

転職の仲介をしてくれるサービスは近年多様化しています。ハローワークの他にも、病気や障害のある方専用のエージェントも多くあります。
潰瘍性大腸炎の方はどのようなサービスを利用して転職を進めているのでしょうか?

5-1.潰瘍性大腸炎方が利用している転職サービスは?

潰瘍性大腸炎の方が利用した求人サービス割合

※口コミの項目「その職場を見つけた方法と、就職までに利用した求人サービス(複数回答可)」の口コミを投稿した67名による、69件を集計して合計人数を算出


求人メディア

最も多かった求人サービスが求人メディアで、全体の39%を占めています。

マイナビ看護師に登録し、自分の希望や能力について伝えた上でいくつか当てはまる職場を紹介された。
医療・医薬、医療関係 女性

テレビCMでインディードを知って、携帯アプリで職探しをしました。
百貨店・量販店 調理スタッフ、女性



最近の求人メディアは業界や職種を絞り込んで企業を探すことができますし、決まった業界に特化したサイトもあります。また、スマトーフォンやパソコンを使って簡単に企業の検索や応募ができる手軽さもメリットの一つでしょう。

検索結果を眺めているだけでも、思いがけない求人と出会える可能性があります。潰瘍性大腸炎の方で、自分に合った業界や職種が見つからずお悩みの場合は、気軽に利用してみるとよいかもしれません。

詳しく相談する必要がなく、ある程度ご自分で転職活動を行いたいという方にはおすすめです。

ハローワーク

次に多かった求人サービスがハローワークで、全体の37%を占めています。

ハローワークの窓口の人と話して、精神の障害枠で申し込んだ。病院の診断書から週20時間の仕事がよく、パート先に打診してみるようにアドバイスを受けた。
コンサルティング・専門サービス系、技術系 女性



求人メディアから応募し、潰瘍性大腸炎であることを告げて働く場合は、面接時に自分で潰瘍性大腸炎の事情を伝えなければなりません。お腹の不調に関する悩みだけでなく、どのような配慮が嬉しいのかといった詳細を自ら面と向かって伝えることは、ハードルが高いと感じる方もいらっしゃるでしょう。

その点、ハローワークには障害や病気のある方を専用とした窓口があり、相談にのってもらえるほか、事情を伝えたうえで面接を受けられます。自分の症状や働き方についてどのように伝えればよいか悩んでいる方は、ハローワークを通して転職活動を進めると良いかもしれません。

6.まとめ

潰瘍性大腸炎の方の転職事情について、経験者の口コミをもとに解説しました。要点は下記の通りです。

■潰瘍性大腸炎の方にとって満足度が高い職場の特徴

最も大切なのは、潰瘍性大腸炎について理解のある職場です。特性を理解した上で、以下のような環境が整っていると満足度が高い職場と言えるでしょう。

  • 腹痛や下痢といった症状に対する理解があり、トイレに行きやすい環境である
  • 体調不良のとき罪悪感に苛まれずに休める
  • 食事制限に対する配慮を得られる
  • 症状について必要以上に詮索されない
潰瘍性大腸炎の症状が出たときに我慢を強いられる環境は、過酷と言わざるを得ません。また、何度もトイレへ行くことに対して、周りの目が気になる職場では、長く働き続けるのは難しいでしょう。

時には体調不良や通院により休みを必要とする場面も多くあります。潰瘍性大腸炎について理解があり、休みを申請しやすい環境であることが望ましいですね。

他にも、体調を整えるために食事に気を使っている方も多いでしょう。ランチのメニューや取引先との会食、職場での親睦会などの場面でも、配慮を得られることが望ましいです。

また、潰瘍性大腸炎はデリケートな疾患です。どんな時でも普段通りに接してくれる職場は、潰瘍性大腸炎の方の精神的な負担を減らすことができます。

■潰瘍性大腸炎の方にとって満足度が低い職場の特徴

  • 長時間業務や体力を使う勤務がある
  • ストレスを感じやすい
  • 休んだときの給与が保障されない
潰瘍性大腸炎の方は下痢などの症状のほか、薬の影響により疲れやすくなったり、体調を崩しやすくなったりします。その点で、長時間業務や体力を使う職場は満足度が低いようです。
また、度重なる環境の変化はストレスなどの負荷がかかる一因になります。

疲れやストレスは、潰瘍性大腸炎の症状が悪化する原因になるといわれています。潰瘍性大腸炎の方にとっては避けたいものです。

また、休める環境であったとしても、給与が下がり生活が苦しくなってしまう職場もあるようですので、活用できる休暇制度などを確認して病気とうまく付き合いながら働ける方法を見つけましょう。場合によっては事前に職場へ相談することも必要です。

■潰瘍性大腸炎の方におすすめの業界

・サービス・外食・レジャー系
口コミでは、「サービス・外食・レジャー系」で働く方のうち、半数近くが「満足している」という結果となりました。

「サービス・外食・レジャー系」の業界は、店舗や事業所で働ける機会が多いので、トイレを確保しやすいというメリットがあります。
中でも医療・福祉・介護の仕事は満足度が高い傾向がみられました。理由としては「病気が身近な職場であるだけに潰瘍性大腸炎という疾患についての理解が得やすい」、「福祉業界は売り手市場であるため就職しやすく、職場にも人を気遣う方が多い」という意見が挙げられました。

一方で、人手不足はかえって担当業務への負荷が大きくなります。まずは、職場見学などを活用して現場の様子や雰囲気を確認した上で、検討してみると良いでしょう。

■潰瘍性大腸炎の方におすすめの職種

・販売・接客・サービス
「販売・接客・サービス」の勤務者のうち、半数以上がこの職種に「満足している」という結果になりました。女性が多い職場もあり、女性が職場の同僚に症状の悩みを打ち明けやすくなることも、満足度が高い理由の一つのようです。

加えて、接客は一緒に働く方のサポートの有無が満足度に大きく影響します。職場の雰囲気や働いている方の様子をあらかじめ知ることができるのであれば、確認してみると良いでしょう。

■潰瘍性大腸炎の方がよく利用している転職サービス

  • 求人メディア
  • ハローワーク
業界や職種別に対応した求人メディアを利用している方が見られました。すでに希望する職種が決まっている方は、各業界や職種に特化した求人メディアを検討するとよいでしょう。

勤務地やキーワードで検索できる求人メディアもあるので、希望する職種が決まっていない方は、簡易的な条件をもとに気軽に検索し、その中から気になる企業を見つけるのも良いでしょう。

潰瘍性大腸炎の症状について面接で打ち明けづらい場合は、ハローワークの専門窓口で仕事を紹介してもらうのも1つの方法です。



潰瘍性大腸炎の方が転職を検討される際は、症状や働き方について悩むことも多いと思います。そのような時は、同じ境遇で働いている方の意見が非常に参考になります。

アンブレでは、今回紹介した以外の口コミも確認できます。転職の際に、一度閲覧してみてはいかがでしょう。



▼潰瘍性大腸炎の方からのお仕事に関する口コミがたくさん届いています。
詳しくは こちらへ


▼潰瘍性大腸炎の方の、仕事の悩みとその対策をまとめました。
潰瘍性大腸炎の方が仕事を続けるために 152人の工夫と対策


▼潰瘍性大腸炎でも続けられる仕事選びのアドバイスをまとめました。
潰瘍性大腸炎の方の体験から知る、理想の職場を探すためのポイント


障害者雇用で転職をお考えの方、無料で転職相談しませんか?
腸に関する疾患のある方の面接のコツや求人の探し方をはじめ、仕事探し、転職活動自体のアドバイスも実施中。
すぐに転職するかわからない、障害者雇用で働くか迷っている方のご相談も承っていますご相談はこちらから

監修者

就労継続A、B型にて支援員として、身体障害、精神障害、知的障害のある方への支援を行う。ソーシャルワーカー。 自身も悩みを抱えギャンブル依存症になった経験から、「悩みから夢まで話せる友達が見つかる東京の居場所”ココトモハウス“と出会い、現在はその管理人として多くの方から信頼を寄せている。生きづらさを抱える人達を社会と繋げて、豊かな社会を作ることがミッション。

保有資格

著者

障害、病気のある方の企業や仕事に関する口コミサイト「アンブレ」を運営中。 丁寧な取材や口コミの分析を通して、病気や障害の特性に配慮した働き方や仕事との向き合い方を提案。理想の職場に出会うための、そしてより働きやすくなるための情報を発信しております。障害や病気があってもぴったりの仕事を。

新着口コミを毎週火曜に定期配信中
働きやすい環境を見つけるきっかけに


新着口コミを受け取る

関連するコラム

潰瘍性大腸炎でも仕事はできる 152人の工夫と対策
潰瘍性大腸炎でも仕事はできる 152人の工夫と対策
腸に関する疾患に関する記事一覧就職・転職のヒントに関する記事一覧