障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳)をお持ちの方が転職や就活を行う場合、一般雇用枠と障害者雇用枠の両方に応募することができます。
一般雇用枠の求人は、さまざまな求人メディアで取り扱っているので目にする機会も多いでしょう。
しかし「障害者雇用枠」となると、どのように見つければよいのかわからないという方もいらっしゃるのではないのでしょうか。
最近は障害や病気をお持ちの方専用の求人サービスも多く、相談できる間口は広がっています。アンブレにも、それらのサービスを活用して障害者雇用枠で就職・転職した方の口コミが多く届いています。
今回は障害者雇用枠の求人を見つけるための方法とそれぞれのメリット、デメリットなどを口コミとともに紹介していきます。
また、障害者雇用の専門家 水谷愛さん(精神保健福祉士、公認心理師)にもアドバイスをいただきました。
ぜひ、仕事探しの参考にしてみてください。
障害者窓口で相談をしてくれました。担当者の方は仕事探しという部分だけでなく、雑談なども含めて精神的なケアにも気を配ってくれました。
(自動車・運輸・輸送機器、適応障害、筋骨格系疾患、男性)
自分でハローワークに出向いて、頻繁に仕事を探しに行っていました。障害者ということで、障害者登録をしたのですが、マンツーマンで同じ人と話せたので安心して探せた。
(運輸・交通、てんかん、女性)
ハローワークで就職のための面接や履歴書の書き方を学びに行きました。一つ一つ丁寧に教えてくれるので分かりやすかったです。
(ソフトウェア・ハードウェア開発、適応障害、女性)
ハローワークの障碍者雇用枠の中から仕事を見つけました。応募してすぐに面接があり、体調が悪いときは休んでもよいという条件付きで就職ができました。通院時は有給扱いとなり、半日からでも給料が発生するという破格の扱いでした。
(専門店、双極性障害、男性)
ハローワークの精神障害者雇用トータルサポーターに登録して履歴書の書き方から面接の訓練までして頂き面接の際にも同行して頂き自分の障害を会社側や説明して頂きました。
(サービス・外食・レジャー系、双極性障害、男性)
障害者就業・生活支援センターの訪問サポートを受けました。困ったことがないか詳しく聞いてくれました。
(統合失調症、メーカー・製造系、男性 )
障害者就業・生活支援センターわーくわーくからの紹介で、職業訓練校に入校。訓練校でわーくわーく担当者と会社責任者との面接をし、会社で1ヶ月間の訓練をしてから入社までをサポートをしていただきました。私が入社するに当たっての不安を、担当者が伝え解決してくれました。入社後も時々会社まで訪問し、様子を聞いてくれました。
(筋萎縮性側索硬化症、コンサルティング・専門サービス系、女性 )
支援センターの方が週に1回家に来て職場の話を色々聞いてくれました。直接言えないことは支援センターの方が職場に言ってくれました。
(アスペルガー症候群、団体・連合会・官公庁、女性)
そこでは毎日のリズムを崩さない練習をしました。また作業もしました。どんな作業が向いているのかも、考えてくれました。注意もされました。それなりにいろいろなサポートをしてくれていました。
(団体・連合会・官公庁、双極性障害、女性)
できない事とやらないことは違う、まずは自分でやってみようよと、言うことをモットーに、色んな体験をさせてもらいました。事務作業訓練、商品陳列、清掃訓練など。一番楽しんでできた清掃を仕事にしています。
(アパレル・日用品、知的障害、女性)
マナーや集中力の持続のための訓練、面接に一緒にスタッフが付いてきてくれた。
(食品・化粧品、精神疾患、男性)
セルフコントロール、報連相、スケジュール管理の訓練を重点的に行いました。入所開始から1年9ヶ月後、合同面接会で縁があった企業に2週間の雇用前実習をして採用が決まりました。 今年の5月に入社して現在に至ります。
(人材、ASD、適応障害、女性)
グループワーク・面接の練習などを行いました。支援員さんがハローワークで探してくれた企業に決まり、その際は私の障害に関する配慮事項を伝えてくれました。
(専門商社、アスペルガー症候群、うつ病、女性)
PCや道具を使った軽作業や就職に向けた訓練、企業実習を受けました。就職した後は半年間の定着支援で職場に訪問し、近況報告をしていました。就職する前も後もサポートが手厚かったです。
(アパレル・日用品、発達障害、男性 )
障害者職業センターに通った後に、就職しました。障害者職業センターは、厚生労働省の管轄なので、面接の際、障害者職業センターの担当者とハローワークの障害者担当者が、同席していただいたので、企業の人事担当者の障害者対する印象がいいように感じられました。
障害者職業センターも利用することも、おすすめします。しばらく、仕事をしていなくても、訓練できますし、会社も障害センターの利用者の方の信頼度が高いような気がします。
(統合失調症、運輸・交通・物流・倉庫、男性)
障害特性に関しては、センターの職員に間に入ってもらって出来る事と出来ない事を表明して事なきを得た。
(ASD、団体・連合会・官公庁、女性)
障害者職業センターのケースワーカーさんや、生活・就業センターの方、ハローワークの担当者様の3方に相談し、自分もあまり気にしないように努め、精神的に安定するようにリラクゼーション方法を試すなどしてなんとか5か月就業しました。
(ADHD、IT・通信・インターネット系、女性)
職業訓練校にてAutoCadの勉強をしており、職業訓練校の就職希望案内を利用していました。その際に企業様からお声掛け頂き、面接を受けて就職いたしました。
(うつ病、サービス・外食・レジャー系、男性)
職業訓練校経由で入社したので、履歴書の書き方やマナー等、手厚くサポートしてもらった。
(自閉症、強迫性障害、不動産・建設・設備系、男性)
パーソルチャレンジを利用しました。コンサルタントに希望を伝え、希望に沿った求人を紹介して頂きました。また、採用過程では、提出書類の書き方や面接対策なども事前にサポートして頂きました。
(難聴、小売・流通・商社系、女性)
DODAチャレンジを利用しました。普通の転職エージェントと基本的には変わらないと思いますが、メンタル不調に至った経緯が面接で聞かれるというアドバイスの元、その部分をエージェントと深掘りし、面接での伝え方までサポートしてもらいました。また選考面接で多忙にならないようにスケジュール調整もしてもらいました。
(双極性障害、マスコミ・広告・デザイン・ゲーム・エンターテイメント系、男性)
仕事内容や、勤務地などを指定させて頂き、一人の担当者より就労開始までサポートして頂き、入社が決まった。面接の練習なども電話を通してして頂き、自信を持って面接に臨むことができた。
(双極性障害、サービス・外食・レジャー系、男性)
履歴書対策や面接対策はもちろん、会社側に自分の病気のことをどのタイミングでどう伝え、その上で自分を売り込むためのコツをしっかり教えてもらえました。
(難病、不動産・建設・設備系、男性)
人材紹介会社『リクルート・アビリティスタッフィング』を利用しました。 担当者が面接に同行して頂けました。 また、入社後6か月間、毎月1回精神保健福祉士との面談を実施して頂き、自分と上司間で、伝えにくいことを精神保健福祉士が上手く仲介してくれました。
(うつ病、コンサルティング・専門サービス系、男性)
障害、病気のある方の企業や仕事に関する口コミサイト「アンブレ」を運営中。 丁寧な取材や口コミの分析を通して、病気や障害の特性に配慮した働き方や仕事との向き合い方を提案。理想の職場に出会うための、そしてより働きやすくなるための情報を発信しております。障害や病気があってもぴったりの仕事を。