目次
2. 精神障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)を取得するメリットは
3. 精神障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)を取得した方が抱える仕事の悩み
4. 精神障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)をお持ちの方におすすめの職場とは
精神障害と診断された方の中には、「精神障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)」を取得した方もいらっしゃるでしょう。もしかしたら、申請を迷っている方もいらっしゃるかもしれません。
精神障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)は、取得することで、さまざまな支援が受けられることをご存知ですか?
精神障害と診断された方でも、通院や服薬で症状をコントロールし、仕事をしている方が多くいらっしゃいます。
しかし一方で、「ブランクがあっても就職できるのだろうか」「再発しないだろうか」と悩む方もいらっしゃいます。
そんなときは、自分のペースでかまいません。少しずつ悩みを解決して前に進んでみませんか?
今回は、精神障害とうまく付き合いながら働いている方の口コミをもとに、働き方や仕事探しの方法についてまとめてみました。
障害者雇用の専門家ジョジョさん(社会福祉士、プロコーチ)にもアドバイスをいただいています。
ぜひ、自分の望んでいる仕事に出会うためにも、同じ症状をお持ちの方の意見を役立ててください。
精神障害があっても、転職活動や就活を通して自分の望む未来を実現するために、一緒に考えていきましょう。
「慢性的な不眠症があるため夜なかなか寝付けないことがあります。眠れない日が続くと翌朝起きるのがしんどいため、欠勤することがありました」
「強迫性障害で確認グセが酷いのでその点では仕事でも困っていました」
「数を数えられないことや突然違うことになるとパニックになって固まってしまいます」
「身体は元気でも、精神的に調子が悪いと朝起きられません。」
「周囲の方が障害者の事をよく理解してくれました。急な体調の変化にも柔軟に対応してくれて手助けもしてくれました。」
「適応障害の自分でも邪険に扱う社員は一人もおらず、言動で嫌な思いをしたことがありません。」
「障害があることを隠して就職したので、当然のごとく配慮はないし、責任のある仕事は任されてしまうし、そういうストレスを背負ってとにかくしんどかった。」
「障害をクローズで入社しました。結局思った以上の激務だったため、もともと不安定だった体調がさらに悪化してしまい、退職することになりました。」
「障害者であることを認めて雇用してくれていたので周りの目も気になりませんでした。体調の悪いときは一休みさせてもらえて、とても配慮が行き届いていました。」
「クローズにすることで得られることより、オープンにするメリットの方が大きいと感じました。」
「通院の日は1時間早く仕事を切り上げさせてもらっていました。」
「体調が悪くて休んでしまっても、理解してくれるので助かっています。」
「体調不良による遅刻もありましたが許容してもらえました。」
「メンタル面で不調なときは、清掃や品出しなど、接客の少ない業務をさせてもらっていました。」
「職場のおすすめポイントは、福利厚生が充実していて、病気になっても、診断書を出して、3ヶ月程度は、仕事を休むことができ、それでも、病気が良くならない場合は、休職もできるということです。その後、復職も可能です。 復職する際には、保健師さんなどが復職に向けて、サポートして下さり、復職後、1か月間は、短縮勤務も可能です。」
「3度休職しましたが、復職のたびに段階的な慣らし勤務や産業医の面接手配、担当のパートナーが付くなどの配慮をしていただきました。」
「会社は大きな会社だったので、休職をした際にもしっかりと手当が出て、復職をした際も、部署移動のサポートを受けました。」
「自分の症状をしっかり見据えて、できない場合は、たしか1年に1回部署変更希望を出せるので、自己管理がしっかりできる部署に異動したほうがいい。」
「うつで休職した際どのタイミングで復帰するのがベストか相談する相手がいない。休職していると金銭面で大きな不安があるが、うつで休職した際、その間有給休暇が使えるのかどうかも分からず、何も連絡がなく不安な毎日を過ごす。うつに対して理解もなく、気軽に相談できる上司がいない。」
「精神的にやられてしまい2017年7月から8月まで休職しました。その後、復職はしたものの周囲の態度は変わらず体調を崩しては休むの繰り返しになってしまいました。出勤時、周囲の怒りがこちらにも伝わってきてとても怖く、暴言を吐かれました。それが引き金になり2度目の休職。このまま居ても二次障害に悩まされると思い、医事課宛てに手紙を書いてそのまま退職しました。」
「過去働いていた会社ではサポートは休職期間を設けるのみだったのですが、今後転職するとしたら、時短勤務と通院のための休暇を認めてもらえる企業で働きたいです。」
「2014年頃から体調を崩す。(その後、双極性障害と診断される。)同年8月頃休職する。休職は8ヶ月しか猶予がなく、そのまま退職。」
「ハローワークの障害者合同会社面接会というイベントを利用しました。」
「ハローワークで障害者向け雇用を中心に探してもらいました。障害者雇用をしていないところにはハローワークが、障害者だけど大丈夫か、と問い合わせてくれていました」
「障害者しごとサポートセンターを利用しました。履歴書の添削、面接の練習などに加え、面接日の当日も付き添いに来てくれました。就労中も月に1回のペースで面談をし、働く上での不安を聞いてくれました。」
「企業研究を一緒に手伝ってもらいました。履歴書の書きかたから面接の練習をしました。面接のポイントなども教えてもらえました。」
「就労支援サービスのスタッフと人と接するための訓練を行い、実際に近くのコンビニで付き添いのもと働いていた時期がありました。」
「職場まで訪問したり、相談をしてもらうこともありました。」
「会社訪問や、ワークスのセンターにきて面談しました。電話面談もよく活用していました」
「可能であるなら忙しい時間帯とそうではない時間帯の両方で職場見学を行うことが必要だと思います。」
「会社見学は当然ですが、その時に業務内容をちゃんと確認しておかないと、あとで無理な仕事を言われて結局退職になりかねません。上司がきちんと相談に乗ってくれるかと言うことも大事であると思います。面接時に良く話し合うことです。」
「自分自身の障害の特性の説明や理解、又、その会社が障がいについて事前に社内研修を行っているか等は入社前に聞いておいたほうが良いと思います。」
「拘束時間がフルタイムか時給制で短いか、自分に合っているか、考えた方が良いでしょう。作業内容が自分に合っているか、しっかりと説明を受けましょう。又、自分の苦手な事を説明して受け入れてくれそうかどうか確認しておきましょう。」
「障害者雇用枠による就職活動でとても苦労し、症状が安定した状態だった為障害を隠して入社しました。服薬の必要があった為、パセドウ病だと嘘をついての入社でした。2~3時間残業する日が週に数日あり、元気なフリをして働いていた所、軽い鬱症状が出始めて欠勤が多くなりました。」
「障害を開示していなかったこともありますが、体調が悪くても患者さんに対して笑顔で明るく接しなければいけなかったことがしんどかったです。」
「自分が仕事をする上で何か障害や病気を抱えていて、他の方に比べて同じようなスピードや量をこなせないことがある場合は、それを隠して仕事探しをすると、逆に自分の病気が悪化したり、勤務先の会社側の配慮も期待できませんので、隠さず面接の 時に正直に話しておいた方が、より理解をしていただけると思います。」
「休み明けが苦手なので、休み明けの出勤日の前日は早く寝るようにしています。」
「気分が悪くなったりすると備え付けのベッドで横にならせてもらっています」
「無理をしない。駄目だと思ったらすぐにやめる。薬は忘れずに服用する。」
「適度に休憩を入れ、飲み物やストレッチをすることでリフレッシュするようにしています。昼食時に人が多い食堂に行かず、コンビニ等の食事で済ませ、オフィスで静かに過ごしています。」
「なるべくストレスを溜めず、人間関係にもあえて気にしないように過ごし、自分勝手を我儘して、だけど仕事は最低限こなすようにしている。」
「なるべく同僚の方の付き添いのもと、作業を覚える際にサポートを行ってもらいました」
「できることから少しずつがんばります。言われたことをメモに書いて忘れないようにしています」
「なるべくミスをしないように教えてもらったことは全てメモに残す」
「メモを取る、取ったメモを確認する、怒られても何度でも担当の方に確認する。付箋や色ペンなどで視覚的に覚えられるようにしています。」
障害、病気のある方の企業や仕事に関する口コミサイト「アンブレ」を運営中。 丁寧な取材や口コミの分析を通して、病気や障害の特性に配慮した働き方や仕事との向き合い方を提案。理想の職場に出会うための、そしてより働きやすくなるための情報を発信しております。障害や病気があってもぴったりの仕事を。