転職、関節リウマチの方に向いている業種や業界は?95人の実体験調査から解説

転職、関節リウマチの方に向いている業種や業界 95人の実体験調査から解説

関節リウマチを抱えている方が転職を考えるとき、関節リウマチとうまく付き合いながら働ける職場はあるのか、適職は何かなど迷われることもあるのではないでしょうか。

仕事で苦労している方がいらっしゃる一方で、自分にあった仕事を見つけることで楽しく仕事が続けられているという話も耳にします。

今回は、関節リウマチを抱えながら働いている方95人の体験談やアンケートから、働きやすい職場、業界、業種を調査・分析いたしました。

関節リウマチの方に人気の仕事や満足度の高い職場、おすすめの業界や業種など、実際の分析データとともにご紹介していきます。

関節リウマチという病気は同じでも、生活状況や働き方などにより悩みはそれぞれだと思います。ご自身の特徴などと見比べながら転職のヒントにしてみてください。

目次

1.関節リウマチの方が思う満足度が高い職場と低い職場

2.関節リウマチの方が働いている業界

3.関節リウマチの方が働いている職種

4.関節リウマチの方が活用した求人サービス

5.まとめ

1.関節リウマチの方が思う満足度が高い職場と低い職場

まずは満足度の高い職場について、その傾向をみてみましょう。

アスペルガー症候群仕事満足度グラフ


※アンケート「あなたはその会社の就労環境に満足していますか?」を集計して割合を抽出



このグラフは、今回アンケートに回答してくださった方の職場に対する満足度の割合を表したものです。

「とても満足している」という方が8%、「満足している」という方が40%となり、おおよそ半数の方が職場に満足していることがわかります。
一方で「全く満足していない」「満足していない」という方はそれぞれ8%、15%となっており、自身の職場に満足していない方も少なくないようです。

1-1.満足度の高い職場の特徴

では、関節リウマチを抱える方にとって満足度の高い職場とは、どのような職場なのでしょうか?

アスペルガー症候群仕事満足度グラフ


※アンケート「あなたが答えた満足度について理由を教えてください」を分類しプラス評価している内容を集計して割合を抽出。5人未満の少数回答は除く。



満足度が高い職場の特徴として最も多く挙がったのは、関節リウマチについて理解があるでした。

関節リウマチと付き合いながら働いている方は、人により異なる様々な悩みを抱えていると思います。それらを解決するには職場からの理解と配慮が必要不可欠です。では、具体的に病気への理解や配慮とはどのようなことを指すのでしょうか?

具体的なコメントから、関節リウマチの方が抱えがちな悩みとその悩みに対して理解が得られている職場の状況を見ていきましょう。

① 体調不良や通院による休みに理解がある職場
関節リウマチを抱える方の中には、急な痛みで仕事ができない日や、通院のために仕事を休まなければいけない状況が出てきます。また天候や時間帯によって症状が変化する方もいらっしゃいます。

これらの状況に合わせて、休みがとりやすい、体調に合わせた仕事ができる職場は満足度が高くなっています。実際に寄せられたコメントを見てみましょう。

丸一日休日にするのではなく半日だけの休日をいただけたので満足している。
専門店、女性

急な休みになっても嫌な顔もせずゆっくり休んでください、と温かい言葉をいただけました。まだ詳細が解明されてない病なので不安との戦いもあったのでそこでさらに仕事をどうしよう、やめないといけないのか、と悩んだときもバイトにはなってしまうけど出られるときにでてくれればいい、と言われたことも嬉しかったです。
メーカー・製造系、女性

体調が良くないとき、朝の出勤を遅らせてもらった。仕事の合間に通院を許可してもらった。新人の同行を他の人に代わってもらった
金融・保険系、営業、女性

   体がつらい時は休むように言ってくれ、実際に休んでもその後仕事に支障が出ないようにフォローしてくれる また人間関係で問題があった時も親身に相談に乗ってくれ改善するように対処してくれた
ビジネスコンサルティング、女性



これらのコメントをみると、単に「有休を取りやすい」といったことではなく、時短勤務や出勤時間の調整など、臨機応変な対応を職場から受けることができているのが分かります。

また、いくら休まなければいけない事情があるとしても、仕事を休むのは申し訳ないものです。そのような罪悪感に対してもフォローしてくれる、支障が出ないようにしてくれる職場であれば、精神的にも安定して働くことができますよね。

② 病気によってできない仕事があることに理解のある職場
関節リウマチを抱えている方はその特性上、こなすのが難しい仕事も出てきます。重いものを持つ、長時間の立ち仕事などは特に身体の負担になりますし、症状の悪化につながります。

これらのような関節リウマチの方特有の制約やできない仕事に対して理解がある、配慮があることも満足度につながっているようです。具体的なコメントを見てみましょう。

人が足りないため、重い荷物でもまずは自分で動かせないかやってみるが、近くで私が痛そうにしているのに気づいたスタッフは、すぐに変わってくれました。その場に誰もいない時は、無線でヘルプを出せば必ず誰かが助けてくれます。
メーカー・製造系、接客、女性

事情を説明してデスクワークにしてもらえた。自宅から近い支店にしてもらえた。
金融・保険系、経理、男性

痛みがひどい時は、かわりに文字を書いてくれたり、レジをかわってくれたりと、指先を使う細かい作業をする時は特に気をかけてもらい、声をかけてくれました
医療・福祉・介護、女性



これらの職場では関節リウマチの方が難しい仕事に対して、具体的なサポート(配置換えや必要に応じた手助けなど)が得られていることが分かります。

たとえできない仕事があっても、自身に適切な役割があり、そこで職場に貢献できればやりがいを持って働き続けることができます。症状と付き合いながら意欲的に働くためには、理解を得るだけでなく、仕事上でどのような協力を得るかも重要になりそうです。

ここでこれまで挙げたコメントから、「病気や障害に理解のある職場」の傾向をまとめます。

【関節リウマチについて理解のある職場とは】

  • 休みがとりやすい
  • 時短勤務や通勤時間の調整など柔軟な働き方ができる
  • 自分にできる仕事をさせてもらえる
  • 仕事中、必要に応じて周囲のサポートが得られる
関節リウマチに理解がある職場では、単に病気があることを理解しているだけでなく、それを踏まえた上での具体的なサポートがあることが分かります。また、こんなコメントもありました。

入社時から病気の話はしていて、理解してくれてはいたと思う。そのため出勤時間など融通をきかせてくれてはいたけれども、根本的に作業量が多く「休んでいい」と言われても休めないと思ってしまっていた。 最終的には本格的に体調を崩して休職からの退職となった。その後数か月ほぼ寝たきりになり働けなかった。
シンクタンク・リサーチ・マーケティング、女性



関節リウマチに理解があっても業務量が多い職場や、人間関係がギスギスしている職場ではうまく配慮が得られないかもしれません。

これから就職や転職を考えている方は、待遇や業務内容はもちろんのこと、実際に見学するなどして職場の雰囲気をつかむことも重要ですね。

ここまでは満足度の高い職場について解説しました。では反対に満足度の低い職場はどのような職場なのでしょうか?

1-2.満足度が低い職場の特徴

満足度のグラフで23%を占めていた「満足度が低い職場」にはどのような特徴があるのでしょうか?こちらも詳しい理由を見ていきましょう。

アスペルガー症候群仕事満足度グラフ


※アンケート「あなたが答えた満足度について理由を教えてください」を分類しマイナス評価している内容を集計して割合を抽出。5人未満の少数回答は除く。




満足度が低い職場の特徴として最も多く挙げられたのは仕事量が多い、期限に追われるでした。

関節リウマチと上手に付き合っていくためには、疲労やストレスを極力ためこまないことが重要です。「仕事量が多い、期限に追われる」職場ではその分負担が大きくなり、症状が悪化する可能性は高くなります。

また、以下のような身体症状から動作がゆっくりになりがちです。

  • 重いものが持てない
  • 席から立ちあがりづらい
  • 歩行がしづらい
  • 細かい作業がしづらい
  • パソコン入力がしづらい
  • 関節を使いすぎると腫れる
仕事に取り組む際に時間がかかることも多いので、期限に追われるのではなく、常に余裕を持ったスケジュールを心がけたいです。

では実際に寄せられたコメントを見ていきましょう。

時給なので休みがとりやすいが、忙しいときは残業が続くこと。 得意先のトラブルなどで急な仕事が入ることが多々ある。
ソフトウェア・ハードウェア開発、エンジニア・技術職

残業が多く集中しなければいけない作業も多かったため、疲れやストレスをためやすかった。
医療・福祉・介護、軽作業

一日外で、休憩時間も無く、休みもとりつらい。特に夏場は危険手当が欲しい位過酷
団体・連合会・官公庁、教育

自分の担当の持ち場を与えて貰え、とてもやりがいがあり、残業代などもしっかり頂けるが、働いている人数が少なく、有給などもとても取りづらく、一人が病欠などするだけで、店が回らなくなる事もよくあった為。
住宅・建材・インテリア・エクステリア、接客、女性



「仕事量が多い、期限に追われる」状況には以下のような様子がうかがえます。

  • 残業が多い
  • 急に仕事が入る
  • 集中しなければいけない時間が長い
  • 肉体的に過酷な業務
これらのような職場では疲労だけでなく精神的な負担も大きくなります。関節リウマチの症状を抑えるためには心身への負担を少なくすることが必要不可欠なので、やはり過度な肉体労働や残業の多い仕事などは避けた方が無難でしょう。

  加えて、このようなコメントもありました。

やはり、仕事をしていく上で自分が病気であるということを言い難い職場であったなと思うからです。他の社員さんたちも休みを取り難そうにしている中、病院に通いたいとか、具合が悪いので早退したいとかそういったことは言えなかったです。人員が足りていなかったので、尚更そういった雰囲気になったのだろうと思います。もっとオープンな職場だと違っていたかもしれません。
外食・フード、女性



業務量が多い、人手が少ない職場では申し訳なさから個人の要望を伝えにくいものです。職場全体に余裕が無いと、病気に対する理解が得られないこともあるかもしれません。

「満足度が高い職場の特徴」でも取り上げましたが、病気に対する理解を得ることは長く働く上でとても重要です。

しかし、「仕事量が多い、期限に追われる」ような職場では体への負担が大きいだけでなく、病気への理解も得づらいことがあります。また、理解を得られたとしても、症状を無理に抑えながら働かざるを得ない場合もあるかもしれません。

このようなことがないよう、就職や転職の際には事前に職場の実際の状況をしっかりと調査しておくことが重要になります。

働きやすさはその職場ごとに異なりますが、業種や職種によっても実際に働いている方の満足度は異なるようです。

では、関節リウマチの方が働くのに適している業界はどのような業界なのでしょうか?以下ではそれぞれの業界の満足度について、実際の口コミをもとに解説します。

2.関節リウマチの方が働いている業界

関節リウマチの方は様々な業界で活躍をされています。

アスペルガー症候群仕事満足度グラフ
※アンケート「働いているまたは働いていた企業を教えてください」で回答のあった企業を業界別に分類し集計して割合を抽出


働いている方が最も多かった業界は、サービス・外食・レジャー系で36%
次に多かった業界は、小売・流通・商社系で15%
という結果になりました。

では、それぞれの業界の満足度はどうなっているのでしょうか?

アスペルガー症候群仕事満足度グラフ
※アンケート「働いているまたは働いていた企業を教えてください」と「あなたが答えた満足度について理由を教えてください」をクロス集計して割合を抽出。ただし、答えた人数が5人未満の業界は比較対象外とした。


満足度が最も高い業界は金融・保険系、次いで満足度が高い業界はメーカー・製造系となりました。

反対に満足度の低い業界は、「その他」、「小売・流通・商社系」が挙げられました。

ではそれらの満足度の原因はどこにあるのでしょうか?実際のコメントから各業種のどのような点が満足度につながっているか解説していきます。

2-1.関節リウマチの方の満足度が高い業界

では満足度の高い業界「金融・保険系」、「メーカー・製造系」で働いている方のコメントを紹介します。

■金融・保険系

有休を取らなくても、中抜けして通院できる。1ヶ月の医療費が30000円を超すと返ってくる。フルタイムだけど、週に1回程度の直帰を認めてくれるので、早く帰れる。
営業、女性

職場が自分の病気に理解のある職場なので、理由を説明した上で遅刻や欠勤をさせて頂いてます。まずは自分の病気を周りのスタッフに周知させる事が大事だと思います。
女性

体調の悪いときは早退をさせてもらえる。残業を無理ない範囲でさせてもらえる。
金融・保険系、経理、男性

病状が悪くなる事があまりなく、普通に働けたので満足です。体調が悪いときはしっかり休ませてもらえましたし、よく気遣ってもらえましたので良かったと感じました。
女性

営業職でも、無謀なノルマは課せられず、達成しなくても極端な収入減や叱責等はなく、会社自体が安定しているため、普通に仕事をしていれば無難に生活できる。また、金融系のグループ会社のため、本体から流れてくる社員がほとんどであったが、数年前よりその社員数が減ってきたため、若手の中途・新卒の採用を始めたが、もちろん最低限の仕事上の厳しさはあるが、比較的会社全体が新人を大事に育てようという風潮があるため、勤務環境は良いのではないかと思われる
事務



「金融・保険系」では体調への気遣いがあり、無理なく働けたという声が多数寄せられました。加えて、基本的な福利厚生が整っており、欠勤や早退に関して柔軟な対応を受けられる企業もこの業界では多いようです。

企業としての安定感と早退や休暇の取りやすさ、大きく分けてこのふたつが「金融・保険系」のメリットとなっています。

■メーカー・製造系

障害や疾患に応じた適所な配置や就業時の不安や問題点の聞き取りを行い、改善を図っている。
管理業務、折衝業務、男性

自分で持病があることを伝えていたため、周りの人達は常に私の体調を気にしてくれていた。作業する上で厳しいものは早くに気づいてくれたり、先に私に出来るかどうか確認してくれ、とても有難かった。配慮に関して特に不満に思うことはなかった。
エンジニア・技術職、女性

大手企業と言うこともあり、障害や病気を患っている方でも偏見などがなく コンプライアンスが徹底されているため、ハンデがあっても非常に働きやすい。 私は別の理由で退職しましたが・・・ 体調が悪い時もきちんと連絡すれば、休ませてもらえるし、家庭内の事情で急遽のときも 状況を理解してもらえ気持ちを汲み取って快く承諾して頂けるのでよかった。
エンジニア・技術職、男性

専門知識の必要な部門であっても、それに適した資格や能力のある人物がほとんどいないため、何らかの有資格者であれば、思う存分その知識や資格を活かすことができるかもしれない。また、転勤もおおいため、日本全国を移動できる可能性もあるので、いろいろな地域に行ってみたい人には最適だと思う。
人事・経理・総務・企画/男性



「メーカー・製造系」では、障害特性に応じた配置やコンプライアンスの徹底など、関節リウマチのハンデがあってもしっかり働ける環境づくりを行っている企業が多いようです。業務中サポートが必要な場面でも、必要な協力が得られたという声も複数寄せられています。

スキルがあることで一層活躍できることも「メーカー・製造系」のメリットでしょう。コメントにもあるように、コンプライアンスへの取り組みがされ働きやすい環境が整っていれば、関節リウマチがあっても持っている資格を活かすことができ、より一層活躍の幅が広がるかもしれません。

では最後に満足度の高い業界の傾向をまとめます。

    【満足度の高い業界の傾向】

  • 体への負担を抑えながら無理なく働ける
  • 欠勤や早退に対して理解があり、柔軟に働ける
  • 福利厚生が整っており、企業として安定している
  • 障害特性に配慮した仕事ができる
  • 業務上必要な周囲の協力が得られる
  • 個人のスキルが活かしやすい
では反対に満足度の低い業界にはどのような傾向が存在するのでしょうか?

2-2.関節リウマチの方の満足度が低い業界

反対に満足度の低い業界として挙げられたのは「その他」、次いで「小売・流通・商社系」でした。「その他」とは他の項目に該当しない業界ということですが、どのような意見が寄せられたのかを紹介します。

■その他の業界

給料が年々さがっていったし、それに反して要求は年々増していった。
受付、窓口業務、女性

何か問題が起きて上司に相談しても、良い回答が得られない。 自分たちに都合の悪い事はすぐに逃げようとする姿勢
不動産・建設・設備系、エンジニア・技術職、男性

時給が低かった。 慣れるまで、覚える事がいっぱいあって、大変だった。
運輸・交通・物流・倉庫系、軽作業、女性

部署や人によっては、仕事量が多く残業が多くなる。仕事量が多い人でもそれが評価にはつながらない。
コンサルティング・専門サービス系、女性

次から次へとノルマが厳しいので、できないと自腹を切らされるなんてことが、暗黙の了解であったと思う。 営業が苦手な人はやめたほうがいいと思う。
事務、女性



「その他」には、官公庁や建設系、物流系、コンサルティングなど様々な業界が含まれていますが、満足度が低くなる特徴には以下のような共通した傾向が見られました。

  • 厳しいノルマや残業の多さなどがあり、体への負担が大きい
  • 業務量の多さと待遇が釣り合っていない
  • 何か問題が起きたときに上司などから適切なサポートを受けられない
これらの傾向があると、いずれの業界でも満足度が低くなってしまうことがわかります。特に関節リウマチの方はその特性上、作業に遅れが生じることもあり、厳しいノルマがあるような職場では肉体的な負担だけでなく精神的な負担も大きくなります。

実際に働く際には待遇はもちろんですが、何より自分のペースで働ける職場を見つけることが長く続ける上で重要になりそうです。

■小売・流通・商社系

覚える事がとても多く、力仕事もあり肉体的にも精神的にも大変な仕事内容だから。
軽作業

関節リウマチの名前はメジャーでも、具体的にどういった症状で、薬の副作用等も知らない方が多いので、症状を軽視される。痛みや腫れが酷くても、上司に痛い辛いが言えない環境。
接客、女性

病気を周知していても繁忙期は なかなか他スタッフに頼むのは なかなか言いづらいしいそがしさゆえに 気づいてもらえなかったから。
事務、女性



「小売・流通・商社系」では症状に対しての理解が得られにくい、相談がしにくいといった声が多数寄せられました。この業界では比較的お客さんと接する仕事も多く、特に忙しい時期などは余裕の無さゆえに、病気への配慮が得られにくいことも満足度の低さにつながっているのかもしれません。

ここまで「満足度の高い業界」と「満足度の低い業界」の両方を紹介しましたが、職種によってもその満足度は左右されます。次は関節リウマチの方が働いている職種について紹介していきます。

3.関節リウマチの方が働いている職種

関節リウマチを抱える方はどのような職種に就いている方が多いのでしょうか?グラフを見てみましょう。

アスペルガー症候群仕事満足度グラフ
※アンケート「どのような仕事を担当していましたか」で回答のあった担当業務をもとに職種別に分類し集計して割合を抽出(回答数70人)


最も働いている方が多い職種は事務で26%、 次いで人事・経理・総務・企画で14% という結果となりました。

ではそれらの職種の満足度はどうなっているのでしょうか?こちらもグラフを見てみましょう。

アスペルガー症候群仕事満足度グラフ
※アンケート「どのような仕事をされましたか?」と「あなたが答えた満足度について理由を教えてください」をクロス集計して割合を抽出。ただし、答えた人数が5人未満の職種は比較対象外とした。



満足度が最も高い職種はエンジニア・技術職で57%、次いで高かったのは医療・介護・福祉人事・経理・総務・企画でともに50%の方が満足していると回答しました。

反対に満足度が低い職種として「販売・接客・サービス」が挙げられます。また「人事・経理・総務・企画」では半数の方が満足していると答える一方で、40%の方が満足していないと回答しています。

3-1.関節リウマチの方の満足度が高い職種

■エンジニア・技術職

マイカー通勤だったことと,自分も若い頃なので体力もあったので,自分のスキルを十分に活かせた。
ソフトウェア・ハードウェア開発、女性

だいぶん無理を言ってきたにも関わらず本人のことを考え職制替えなどの検討をしてもらった。
メーカー・製造系、男性

仕事が忙しくないときにはわりと自由に休みや遅刻、早退ができること。 休憩時間も自分でやりくりできるのである程度は気楽に勤務することができました。
IT・通信・インターネット系



「エンジニア・技術職」の満足度の高さは、自分のスキルを活かした仕事ができることにあるようです。実力が発揮でき会社に必要とされていると感じることは、やりがいにつながります。加えて人間関係が良好で、関節リウマチをについての配慮をしっかり検討してもらえた、という声も複数寄せられています。

自分のペースで働きやすい、ということもこの職種のポイントです。いくら忙しくはないといっても、休憩や早退など自由に取れるというのはなかなか他の職種では難しいかもしれません。これは自分ひとりでこなす仕事が多いエンジニア・技術職の仕事だからこそのメリットと言えそうです。

■医療・福祉・介護

出来るだけ、体力仕事が必要のない患者さんの受け持ちをさせて頂いたり、急性期病棟から地域包括ケア病棟への移動をしてくださったりしていました。また、症状がひどいときは、オムツ交換や入浴介助なども外してくださっていました。
サービス・外食・レジャー系、女性

職員はみんな優しく、子どもや自身の急な体調不良で休んでも、みんなで協力しあっている。人の悪いところを注意して直すことより、良いところを褒めて伸ばすことを目標にしている。毎日の申し送りで今日の出来事を話し合い、情報を全員で共有できるようにしている。パソコンが苦手な職員には、希望すれば業務時間内にパソコン講習を行なっている。
サービス・外食・レジャー系、女性

対人支援が仕事なので、人としての辛いことなど、職員全員が理解しています。個人の得意分野を最大に活かせることができる職場です。雰囲気も明るく笑いの多い職場です。
サービス・外食・レジャー系、女性



「医療・介護・福祉」では人間関係が良好で、お互いがフォローし合える職場が多いようです。加えて、病院や福祉施設での勤務が中心であることから、他の職種よりも関節リウマチに対する理解も得られやすいことも満足度につながっています。

■人事・経理・総務・企画

全員には公表してはいないが、体調崩した際には連絡を入れれば休みはいただける。 勤務中も自分のタイミングで休憩室に行って休むことができるのでとても助かっています。 仕事自体が自分のペースで進めて良いのでストレスはあまりない。
サービス・外食・レジャー系、女性

しっかりとした組合があり、有給休暇も確実に取得できる環境 ベースアップもあり昇給制度も確立している ボーナスも春闘で戦って決める方法
メーカー・製造系、男性



「人事・経理・総務・企画」では自分のペースで働きやすいことや待遇面に関する好意的な意見が寄せられました。デスクワークが中心なので、比較的体に負担がかかりにくいことや自分のタイミングで休憩が取りやすいことが満足度の高さにつながっているようです。

ここまでは「満足度の高い職種」についてその特徴を実際のコメントから解説しました。次に満足度の低い職種について、寄せられたコメントを見てみましょう。

3-2.関節リウマチの方の満足度が低い職種

■販売・接客・サービス

病気に対する配慮は少なかったし、そんな余裕のある人数は配置されてなかった。
販売・接客・サービス、女性 

心配してくれる人もいてるけど、病気を迷惑に思ってる人も居てる。
小売・流通・商社系、女性



「販売・接客・サービス」では人手不足や病気への理解が得づらいといったコメントが複数寄せられました。全ての職場で当てはまるわけではありませんが、直接人と接する仕事が多く、忙しい時期には職場全体の余裕が無くなってしまうことも多いようです。

■人事・経理・総務・企画

仕事が出来なくても、上司にゴマをするものが、特別視されていた。
小売・流通・商社系

同族経営の欠点が多く、合理的な経営ができていなかった。権限の一点集中が大きな問題を起こしていた。
メーカー・製造系、男性



「満足度が高い職種」でも挙げられていた「人事・経理・総務・企画」ですが、満足している方が多い一方で、職場に不満を持つ方も一定数いらっしゃるようです。中でも特に目立ったのは人間関係や職場の上下関係に関する不満でした。

満足度が低い職種として「販売・接客・サービス」と「人事・経理・総務・企画」を挙げました。しかし、これらの職種の仕事が必ずしも悪いというわけではありません。これらの職種に就職、転職を行う際には、それぞれ欠点を踏まえた上で希望する職場環境を事前に調べておくことが重要です。調べ方については後述しますので、参考にしてみてください 。

4.関節リウマチの方が活用した求人サービス

転職活動や就職活動の進め方にはいろいろあります。最近はインターネットなど情報元も多く、選択肢も増えています。

皆さんはどのように転職先や就職先を見つけているのでしょうか?
次のグラフは、関節リウマチの方がどのようなサービスを利用して転職活動や就職活動を行ったのかを表したグラフです。

アスペルガー症候群仕事満足度グラフ
※アンケート「どのようにその職場を見つけましたか。就職までに利用したサービスがあれば教えてください。(複数回答可)」の有効回答49名による89件を集計して合計人数を算出


最も多かった回答はハローワークでした。実際にハローワークを活用した方のコメントを見てみましょう。

■ハローワーク

親身になってこちらに接していただいたので、担当の方との面談を納得のゆくまでじっくりと行いました。
IT・通信・インターネット系、事務、女性

新卒採用で利用した。面接対策や履歴書の添削、疑問点の相談などをサポートしてくれた。
金融・保険系、営業、女性

応募する会社の選定について自分の能力や希望の労働条件にあうようアドバイスしてくれた
コンサルティング・専門サービス系、女性



ハローワークでは状況に合わせて職員と相談しながら、自分に合った仕事を探すことができます。トライアル雇用など事前に職場の様子を知ることができる制度を備えているのもメリットのひとつです。

また、面接や履歴書などに関してアドバイスをもらうこともできます。関節リウマチの方は病気をオープンにするかクローズにするのか迷う方もいらっしゃるかと思いますが、そのような悩みがあれば、気軽に相談してみるのも良いかもしれませんね。

ハローワークに次いで利用している方が多かったのは求人メディアでした。こちらも実際に利用した方のコメントを見てみましょう。

■求人メディア

ネットの求人サイトから応募いたしました。
不動産・建設・設備系、コールセンター、オペレータ、男性

よくある就労サービスで検索して こちらから条件提示をして会社側が引き受けてくれる対応してから面談したので大丈夫だった
小売・流通・商社系、事務、女性



最近では就職、転職活動に関する情報はとても多く、利用できるサービスの選択肢も増えてきています。

就職活動の定番と言えばやはりハローワークですが、それだけではなく自分に合った仕事探しやサービスを模索したり、自分なりの手段で企業の情報を得たりすることも重要ですね。

・自己分析をしたいけど、自分のことってよくわからない。
・気になる会社を見学してみたい。
・自分のことを面接で上手く話すのって難しい。
そんな悩みや不安はありませんか?

障害について、そして転職や就職を熟知した専門スタッフであれば、適確なアドバイスにより、新しい視野が広がるかもしれません。
自分と相性の良い転職・就職サービスを活用してみましょう。



▼障害者雇用枠の求人の探し方について、詳しく紹介しています。
ハローワークだけじゃない、障害者雇用枠の求人はここでも!求人サービスを紹介

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障害者枠(オープン)か一般枠(クローズ)か?メリットとデメリットを解説

5.まとめ

関節リウマチの方の満足度が高い職場には以下の傾向が見られました。

  • 休みが取りやすく、時短勤務など柔軟な働き方ができる
  • 関節リウマチの症状や苦手な仕事に対しての理解がある
  • 仕事中、必要に応じて周囲のサポートが得られる
これらの職場では関節リウマチへの理解があることはもちろんですが、それに加えて具体的な配慮やサポートが得られていることが分かります。

また、関節リウマチの方の満足度が高い業界は以下の2業界でした。

  • 金融・保険系
  • メーカー・製造系
これらの業界では「自分のペースで無理なく働ける」や「やむを得ない遅刻や早退に理解がある」、「業務上の配慮がある」といった傾向があり、それが満足度の高さにつながったようです。

そして、また、関節リウマチの方の満足度が高い職種は以下の3業界でした。

  • エンジニア・技術職
  • 医療・介護・福祉
  • 人事・経理・総務・企画
これらの職種では人間関係の良好さや関節リウマチへの理解の得やすさ、体への負担が比較的少ないことが満足度の高さにつながっています。

利用した求人サービスとしてはハローワークが最も多く、次いで求人メディアという結果になりました。昨今では就職や転職に関する選択肢は増えており、これらに限らず自分に合ったサービスを見つけることも就職活動を有利に進めるためには重要になります。

これらを見ると、自分に向いている仕事へ転職するためには、求人票や会社情報からだけではわからない情報も重要ということがわかります。
専門サービスへの相談やUMBREのような職場口コミサービスもぜひ活用してみてください。

理想の仕事に出会えることを応援しています。



※この記事は投稿いただいた口コミから生まれています。
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