関節リウマチがある方が仕事を続けるために 95人から学ぶ働き方の工夫

関節リウマチがある方が仕事を続けるために 95人から学ぶ働き方の工夫

関節リウマチを抱えながら仕事している方の中には、うまく付き合いながら理想の職場で働いている方もいらっしゃれば、悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

例えば、季節や天候により症状が悪化してしまう、疲れやすく、体調を崩しやすいなど、疾患による特有の悩みを感じることはありませんか?

そんなときは、同じように関節リウマチを抱えながら仕事をしている方々の声に耳を傾けてみませんか?今回のコラムでは95人の関節リウマチがある方のアンケートをもとに

・どのようなことに悩み、どのように解決しているのか
・仕事探しはどのように行ったのか

といったアドバイスをご紹介していきます。
仕事との向き合い方や職場について悩むこと、不安に感じることがある方は、ぜひ寄せられた声を、解決のヒントとしていただけますと幸いです。

目次

1. 関節リウマチとは

2. 関節リウマチの特性による仕事の悩みと対策

3.関節リウマチがある方が職場で抱える悩みとその対策

4.転職や就活では関節リウマチをオープンにするかクローズにするか

5.転職や就活の参考に、関節リウマチのある方におすすめの企業・業界・職種

6.求人の見つけ方

7.企業情報の集め方

8.最後に

1. 関節リウマチとは

    最初は両方の手や足の指の関節が対称的に腫れて、とくに朝、こわばるようになります。また、人によっては膝関節や股関節など大きな関節にも病変が進み、水が溜まり、動きにくくなり、痛みのために日常生活に困難をおぼえるようになります。
    どの年代でもおこりますが、特に30~40歳代の女性に多く発症します。軽症の人もいれば重症の人もいて症状も多彩です。
    早めの診断・治療が必要です。
    関節リウマチは、関節だけの病気ではなく全身病ですので、貧血症状がでたり、体がだるくなったり、微熱がでることもあり、こうなると症状が悪化します。

    ▼参考:日本整形外科学会「関節リウマチ」より一部抜粋

2. 関節リウマチの特性による仕事の悩みと対策

関節リウマチは、先にも述べたようにその症状がある部位や症状の程度などの個人差が大きい疾患です。しかし、関節リウマチを抱えながら働いている(働いていた)方が回答したアンケートのコメントをみていくと、いくつか共通する仕事の悩みがあることがみえてきました。

【関節リウマチによる仕事の悩み、その傾向】

・季節や天候により症状が悪化しやすい
・疲れやすく、体調を崩しやすい
関節リウマチを抱えながら仕事をしている方のコメントより、これらの悩みの具体的な内容と、その対応策や工夫をみていきましょう。

2-1.季節や天候により症状が悪化しやすいという悩みとその対応策

関節リウマチは、冷えや気圧の変化などによって症状が重くなってしまうことがあります。そのため、多くの方が季節や天候により症状が悪化しやすいことや、朝は症状が重いという悩みを抱えています。こうした悩みについて、口コミに寄せられた具体的なコメントをご紹介します。

【悩み】

関節リウマチのため天候に左右されやすく疲労が強いため昼休憩はぐったり。
医療・福祉・介護、一般事務、女性

天気によって出社が出来なくなるため、会議など大きな仕事の日が大変不安になる。
医療・福祉・介護、女性

冬場は特に手や足の関節が痛んだので、細かい作業をするのが大変でした。院内処方の整形外科ということもあり、患者様へのお薬の用意をしたり、会計レジでお金のやり取りをするのも痛みを伴いました。移動する際も足が痛く、忙しい時に急ぐことができず、苦労しました。常に痛みとの戦いであったと思います。
医療・福祉・介護、女性

朝や寒い季節になるととても体が動きにくくなってしまいます。
医療・福祉・介護、男性



こうした悩みに対し、自ら工夫や対策を講じて仕事をしている方々もいました。

【対策や工夫】

無理しすぎず、負担をカバーできるように筋肉をつけるようにジムへ通ったりしました。
医療・福祉・介護、女性

朝起きた時に、いつも以上にこわばりや痛みを伴うときは、あらかじめ痛み止めの薬をのみ、湿布を貼って準備して出勤していました。
医療・福祉・介護、女性

朝から仕事をする場合は、早くから起きて体を動かして体を慣れさすという行動が必要です。またどうしても体調が悪かったり体が動きにくかったりする日もあるので、そういったときにある程度休みが取れる融通がきく職場でないとなかなか働くのは難しいと思います。
医療・福祉・介護、男性

なるべく体を冷やさないようにする、関節に負担をかけないように太らないようにすること。
コンサルティング・専門サービス系、事務系、女性

遅くに帰ってからも、血液の循環を良くしようと風呂に浸かって体を温めることをしていました。
外食・フード、調理スタッフ、調理補佐、男性

8時30分出勤ですが、5時ごろに起きて体を慣らしてから出勤しました。
医療・福祉・介護、男性

身体が冷えないように厚着をしたりする。
医療・福祉・介護、介護、女性

毎朝、手のこわばりがひどいため、いつもより一時間早く起き、お湯に両手をひたす等していた。
環境、管理業務、折衝業務、男性



季節や気温、朝の症状の重さなどは自分でコントロールすることができないものですが、工夫や対策を講じることで症状が和らぐ可能性があります。

症状が重くなりそうだと感じたら薬を服用する、湿布を貼るなど、早めに対応するという工夫を行っている方がいました。こうした工夫の実践には、自分の症状の傾向を掴んでおくことが大切でしょう。

また、冷えを避けるために日頃から厚着を心がける、体を温めるためにお風呂に浸かるなど、予防的な対策を習慣的に行うことも効果的のようです。朝に症状が重くなる傾向がある方の中には、朝は早めに起きて、ストレッチなどで体を慣らすという対策をとっている方や、関節リウマチの症状のある部分をお湯に浸して温め、こわばりを和らげてから仕事に向かうという対策をとっている方もいました。

そのほか、症状が重くなりにくい体作りを目指し、日常的なメンテナンスとして、体を適度に動かすことや、関節への負担の増加を避けるため体重に気を配るなどの工夫も有効と考えられます。

しかし、こうした工夫を実践していても、どうしても症状が重い日はあることでしょう。そのような時に無理せず体を休めることができるよう、職場に自らの症状について説明しておくことも重要な対策の一つです。

2-1.疲れやすく、体調を崩しやすいという悩みとその対策

関節リウマチのある方の中には、免疫に作用する薬を服用している方もいます。薬の副作用により、体調を崩しやすくなることや、体調が崩れた際に重篤化しやすくなってしまう場合があります。

また、関節リウマチの症状として、関節の痛みから派生する体全体の疲れやすさやだるさに悩まされている方も多くいます。こうした症状のある方は、仕事をするうえで具体的に悩どのような悩みを抱えているのでしょうか。

【悩み】

台風などの気圧の変化が大きい時期、季節の変わり目、インフルエンザが流行る時期など、風邪をこじらせたときに、夜間、呼吸困難の発作が起こり、翌日の朝、会社に行けるか否かが不安にある。
女性

関節が動かしにくく、また長く歩いたりすると疲れたり痛みが出たりする。
ビジネスコンサルティング、女性

手や足を使いすぎると、腫れてしまう。ストレスなどに弱いため体調に出やすい。また免疫を抑える薬を服用しているため、風邪などに気をつける必要がある。
建築・建設・設計・土木、コールセンター、オペレータ、男性



仕事をするうえでのこうした悩みについて、どのような対策や工夫を講じることができるのでしょうか。実際に工夫しながら仕事をしている方々のコメントをご紹介します。

【対策や工夫】

市販の薬が飲めないので、気持ち悪さが落ち着くまで様子を見るしかないです。気を紛らわすために人となるべく話をするように心がけています。
女性

なるべく歩きやすい靴を履き、長時間歩く時は必ず休みを取りながら歩くようにする。
ビジネスコンサルティング、女性

疲れる前に休憩して軽いストレッチをする。 具合が悪くなりそうだとわかったら前日から「明日休むかも」といっておく。
ソフトウェア・ハードウェア開発、エンジニア・技術職

人が多い為、冬場はマスクを必ず着用している。手洗いうがいは欠かさず行う。
建築・建設・設計・土木、コールセンター、オペレータ、男性



コメントをみると、疲れを溜めないようにすることや風邪を引かないよう気をつけることなど、まずは体調管理に気を配ることが重要であることがうかがえます。疲れが溜まってきたと感じたらこまめに休憩を取る、ストレッチをするなどは有効な対策といえるでしょう。

また、外出後に手洗いうがいを行ったり、マスクを着用したりすることで風邪を引かないように対策している方もいました。そのほか、仕事時に使う道具を自分が使いやすいものに変更し、疲れやストレスの軽減を図るという工夫も有効だと考えられます。

加えて、体調不良時の気持ちを紛らわせるために人と会話するという工夫を実施している方もいました。気持ちを紛らわせる方法は一人ひとり違うため、体調不良時に少しでも気が紛れる方法や気分転換できるものを探しておくと、気持ちに少しゆとりができるのではないでしょうか。

また、無理をして関節リウマチの症状そのものを悪化させないために、休養を取ることはとても重要です。「急に休むと迷惑をかけてしまうのではないか」「早く症状を落ち着かせなければ」と考えながら過ごす時間も、ご自身にとってストレスとなってしまう可能性があります。体調について、早めに職場に相談することは、こうしたストレスの軽減にも役立つことでしょう。

ここまでは、関節リウマチを抱えながら仕事をすることの悩みとその対策について紹介しました。次に、関節リウマチのある方が職場で抱えやすい悩みについて、口コミをもとにその傾向と対策をみていきましょう。

3.関節リウマチがある方が職場で抱える悩みとその対策

口コミより、関節リウマチがある方は、職場において以下のような悩みを抱えやすい傾向があることがうかがえました。

【関節リウマチがある方の多くの方が抱える職場での悩み】

・症状によりできない仕事やつらい仕事がある
・通院などのために休みが必要になる
これらの悩みの具体的な内容とあわせて、職場ではどのような工夫や対策がとられたのかという点について、口コミに寄せられたコメントをみていきましょう。

3-1.症状によりできない仕事やつらい仕事があるという職場での悩み

アンケートには、関節リウマチの症状があることによって、関節の動きが制限されてしまい、特定の仕事内容に対応できなかったり、痛みを伴ったりするという悩みが多く寄せられていました。職場での悩みの内容をみていきましょう。

【職場の悩み】

重いものが持てない。持つと首から肩にかけて激痛が生じる。同じ姿勢を保つことができない。
団体・連合会・官公庁、男性

全ての関節の痛み。文字が書きにくい。パソコン入力がしづらい。歩くのが辛い倦怠感。
旅行・ホテル、事務系、女性

関節の痛みにより、時として歩行がつらく、階段の使用ができない。椅子からの立ち上がりがつらく、スピーディーな動きが出来ない。事務職として、本社内で動き回る仕事では、機敏な動きが必要だが、それが出来ない。
総合電機、購買業務、仕入れ、男性

痛みでつり革をつかまれない、足元踏ん張れない状態での電車など通勤が一番困った。
シンクタンク・リサーチ・マーケティング、女性



関節リウマチの症状により困難なこととして、以下のようなことがあげられました。

  • 重い物が持てない
  • 歩行がしづらい
  • 細かい作業やパソコン入力がしづらい
  • 同じ姿勢でいること
  • 通勤など移動がしづらい
こうした悩みについて、職場としてどのような対策をとることができるのでしょうか。口コミに寄せられた、実際の職場の対策についてご紹介します。

【職場の対策】

重いものを持つ際は、人に助けてもらう。
団体・連合会・官公庁、男性

無理せず出来ないことは依頼した。例えば設営や運搬などはほかの人に担当してもらった。
医療・福祉・介護、一般事務、女性

重たい荷物を持つときは他のスタッフにかわってもらったり、指先だけでもたないように、できるだけ負荷をかけないようにと気をつけて仕事をしていました。
医療・福祉・介護、女性

作業内容が体況的に辛くなって相談した時に、すぐに対応してくれた。本来は公共機関利用の通勤しか認められないが、バス停まで遠いということで、バイク通勤を認めてくれた。
生命保険・損害保険、一般事務



重いものを持つなど、代替可能な仕事内容については、周囲の人が本人をサポートし、作業を交代するという対策がとられていることがうかがえます。

また、本来は公共交通機関での通勤しか認められていない職場であっても、本人の事情を汲み、本人にとって利便性が高く負担が少ない方法での通勤方法を認めるという対策をとっている職場の工夫もみられました。

関節リウマチがある方が、こうした工夫を講じてくれる職場を見つけるためには、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか。口コミの内容を整理すると、次のような対策が有効と考えられます。

【理解のある職場で働くための対策】

・自らの症状について説明する
・病気や障害のある従業員など、多様な人材が働いているか確認する
・従業員の個別事情を汲み、対応する姿勢が職場にあるか確認する
関節リウマチの症状のある部位や痛みの程度は一人ひとり異なるため、どのような仕事内容に困難があるのかということを自ら職場に伝えておくことで、重い物を代わりに持ってもらうなどの合理的配慮が受けやすくなると考えられます。

作業内容の交代など、日常的な業務のなかで、従業員同士の気づきによる配慮が実施される背景には、職場の上層部が病気や障害を理解しているだけでなく、日々仕事を共にする従業員も病気や障害への理解があることが重要です。

職場全体として病気や障害への理解を促進しているかどうかは、障害者雇用率を確認することや、介護や育児のための休暇、病気療養のための休暇などを含めた各種休暇制度の整備状況からもある程度推測することが可能です。

職場として、管理職や従業員向けにダイバーシティ研修などが行われているかも併せて確認することができれば、職場の方針を知ることに役立つでしょう。

また、そもそも職場として合理的配慮を実施するためには、従業員が個別的に配慮して欲しいと思っている事柄を把握している必要があります。そのため、個別面談などで従業員の声を聞く機会を設けているかを確認することも重要でしょう。

加えて、時間ごとの休暇取得制度やフレックスタイム制など、従業員が個別事情に合わせて働きやすくなるような各種制度を整備しているかという点を確認してみることも、理想的な職場をみつける一つの手がかりとなるでしょう。

3-2. 通院などのために休みが必要という職場での悩み

関節リウマチを抱えながら働く方の中には、定期的な通院をしているという方も多くいらっしゃいます。また、定期的な通院以外にも、症状が悪化した場合など、急遽病院に行かなければならない時もあるでしょう。

通院や体調不良により、仕事を休まざるを得なくなってしまうことについての悩みも多く寄せられていました。口コミから、具体的な職場での悩みをみていきましょう。

【職場の悩み】

平日にしか開いてない病院に通院しているので仕事を休んで行かないといけないこと。
専門店、女性

定期健診でお休みを頂いたり、もし進行していたら手術でお休みしなければならなかったり、薬の副作用で遅刻早退してしまう事等。
外食・フード、女性

介護や育児では時短勤務が認められているが、本人の病気や通院での時短勤務は認められていない。有給休暇が無くなれば休暇するしかない。
サービス・外食・レジャー系、管理業務、折衝業務、男性



通院や定期健診の度に仕事を休まなければならないこと、服用している薬の副作用で遅刻や早退してしまうことなど、勤務スケジュールを変更せざるを得ない点が、職場での悩みにつながっていることがうかがえます。

口コミからは、関節リウマチのある方が抱えているこうした悩みを理解し、対応している職場もあることがみえてきました。職場の具体的な対応策について、コメントをご紹介します。

【職場の対策】

会社の上司に相談して半日だけの休日を貰えるようにし、通院した。
専門店、女性

アットホームな雰囲気で優しい人たちが多い職場です。身体を第一に考えてくれるので、風邪や体調が悪い時に声をかけてくれるし、上司に相談したらお休みをもらいやすい環境です。健康な人でも病気や障害を持っている人でもとても働きやすい良い会社だと思います。
運輸・交通・物流・倉庫系、物流、運搬、運転手

体調崩した際には連絡を入れれば休みはいただける。勤務中も自分のタイミングで休憩室に行って休むことができるのでとても助かっています。仕事自体が自分のペースで進めて良いのでストレスはあまりない。
サービス・外食・レジャー系、人事・経理・総務・企画、女性

社員同士がとても仲がよく、仕事とプライベートの切替えがしっかりしている。体調が悪そうなところが見受けられるととても心配してくれて早退や休みをこちらこら言わずとも勧めてくれるので休みやすい。あまり急ぎの仕事というものがないため、体調が不安定でも心配することなく安心して働くことができる。
コンサルティング・専門サービス系、事務、女性

シフト制のため、前月にどうしても休みたい日を申請することができるので、通院の日を確保できる。
ソフトウェア・ハードウェア開発、コールセンター、オペレータ



関節リウマチの症状や特性について理解のある職場では、本人の体調を気遣い、声をかけることなどが行われており、相談をすれば休みが取りやすい雰囲気づくりが行われていることがうかがえます。こうした対応は、職場が病気や障害への理解があるからこそ生まれるものといえるでしょう。

また、日常的な仕事の進め方として、時間に追われることなく、自分のペースで仕事を進められる職場であれば、仕事のストレスも少なく、また仕事中に体調が悪くなった際も休憩が取りやすいといえるでしょう。

病気や障害への理解があり、このような対応をとってくれる職場は、関節リウマチのある方にとって理想的な職場といえるでしょう。それでは、こうした職場を探すにあたり、どのようなことを確認すべきなのでしょうか。口コミをもとに、理解のある職場で働くための対策を整理したものは、次の通りです。

【理解のある職場で働くための対策】

・勤務スケジュールについて確認する(シフト制か、固定制かなど) ・職場の人員の充足状況について確認する ・仕事の進め方について確認する
定期的な通院など、先のスケジュールが決まっている場合、シフト制の職場であれば、事前に申告することで平日の休みが取りやすいと考えられます。しかし一方で、シフト制の職場は従業員の休み希望などを踏まえながら、全体を考慮したシフトが組まれているため、体調不良などで突発的な休みが必要となった場合、代替として入れる人がいないなどの不便な点がある可能性もあります。

ご自身の体調と相談しながら、自分に向いているのはシフト制の職場か、勤務日が固定された職場かを考慮しつつ、職場の勤務スケジュールについて確認してみるとよいでしょう。

勤務スケジュールに関わらず、体調不良などで休みを取る際は、基本的には欠員分の業務を他の従業員がカバーする必要があります。人員不足の課題を抱えた職場であれば、欠員をカバーすることが難しいことから、休みを取りにくい雰囲気である場合が多いものです。

職場の規模と、配属されている従業員数について確認しておくことは、職場の人員の充足状況を知る一つのヒントとなります。確認の具体的な方法としては、面接時に直接尋ねるほか、求人サービスを活用して仕事探しをする場合であれば、求人サービスの担当者に尋ねてみることもできるでしょう。

仕事中に体調が優れなくなった場合を考慮すると、関節リウマチのある方にとっては休憩の取りやすさも重要です。仕事中の休憩を決まった時間に取る必要があるか、仕事のペースはある程度自分で調整できるかなど、職場としての仕事の進め方についても就労開始前に確認しておきたいポイントです。
可能であれば職場見学を行い、実際の雰囲気を確かめておくと、仕事のペースや休憩の取りやすさについて知る手がかりとなるでしょう。

4.転職や就活では関節リウマチをオープンにするかクローズにするか

関節リウマチのある方の多くは、障害をオープンにするか、クローズにするかということで悩むのではないでしょうか?
それは、伝えるか伝えないかで、働き方が大きく異なるからです。

では、オープンした方(障害者雇用枠で働いている方)、クローズにした方(一般雇用枠で働いている方)では何が違うのでしょうか?

4-1. 関節リウマチをオープンにした方の体験

まずは関節リウマチであることをオープンにした方のコメントです。オープン就労で良かったと感じること、逆に悩んだことはどのようなことでしょうか?

【オープン就労して良かった点】

パッと見た感じの外見では、病気だと分かりにくいので、今までは中々具合が悪くても休みにくいところがありましたが、理解した上で採用していただいたので、本当に苦しいときは声に出しやすい雰囲気を作っていただいたと思います。
医療・医薬、医療事務、女性

大手企業と言うこともあり、障害や病気を患っている方でも偏見などがなく コンプライアンスが徹底されているため、ハンデがあっても非常に働きやすい。体調が悪い時もきちんと連絡すれば、休ませてもらえるし、家庭内の事情で急遽のときも 状況を理解してもらえ気持ちを汲み取って快く承諾して頂けるのでよかった。
自動車・運輸・輸送機器、技術系、男性

以前は病気のことを知られたくなくて隠していました。ですが次第に限界を感じ、薬で無理矢理痛みを抑えていました。そんなとき、病院の先生に話してみてはどうかと提案されました。話をしてみると気持ちが楽になり、『辛かったら内緒で声掛けてね』『事務仕事が苦手で○○さんは仕事が早いからお願いしたい』など、私が気を使わないように言葉をかけてくれます。
教育、女性



【オープン就労して悪かった点】

上司が全く障害があることを理解できない。主治医と面談をさせても理解できない。 車での通勤について、主治医から了承を得ているのに、電車での通勤を無理強いさせられ、体調がさらに悪くなった。
団体・連合会・官公庁、女性

関節リウマチの名前はメジャーでも、具体的にどういった症状で、薬の副作用等も知らない方が多いので、症状を軽視される。痛みや腫れが酷くても、上司に痛い辛いが言えない環境。
専門店、接客、女性

病気を周知していても繁忙期はなかなか他スタッフに頼むのは言いづらいし忙しさゆえに気づいてもらえなかったから。
チェーンストア・スーパー・コンビニ、一般事務、女性

病院があった翌日にはどのような検査をしたのか聞かれたが、配慮してあまり動かなくてもいいようにしてくれたはずなのに、期間が空くとまた元に戻っていた。
医療・医薬、医療事務、女性

企業としてダイバーシティの理念があるのが良く分かります。障害や病気があっても積極的に採用していく姿勢がとても感じられ、会社に対してはとてもよい印象を持ちました。 しかし、配属された部署とその担当者が同じような考えかそうでないかで、かなり違ってくると思います。面接採用時にちゃんと話した病気のことが現場には全く伝わっていませんでした。また一から病気のことを話さなければいけなかったこと、そのことに対して理解がない人もいたことは辛かったです。会社としての考えを、従業員全体にも浸透させてほしいと思いました。
百貨店・量販店、医療事務、女性



オープン就労をする良い点と悪い点について、これらのコメントをもとに整理してみましょう。

オープン就労の良い点として多くあげられていたことは、休みが取りやすい環境となる点です。職場が本人の関節リウマチについて把握していれば、通院などに伴う休暇の申請がしやすくなるといえます。また、オープンにした方の中には、就労開始当初はクローズで就労していたものの、医師に勧められたことがきっかけで、オープンに切り替えた方がいました。この方のコメントにあるように、職場に周知することで痛みに耐えたり、事情を話せずに自分の中で抱え込んだりし続ける必要がなくなり、ご自身の気持ちが楽になるということも、オープン就労のメリットといえるでしょう。

オープンにしたことの悪い点として多くあげられていたことは、症状などについて職場に伝えたにもかかわらず、合理的配慮が受けられなかったり、時間が経つと職場の人に忘れられたりしてしまった点です。

自分の病気や障害について職場に話す際は様々なことを想定し、慎重になったり、気を揉んだりしてしまうものです。本人としては、何度も職場に伝えることは気が引ける場合が多いでしょう。せっかく職場に伝えたにも関わらず、忘れられてしまっては合理的配慮も受けられず、オープンにした意味がなくなってしまいます。

また、企業全体としては病気や障害への理解があり、ダイバーシティを促進しているにも関わらず、企業の考え方が現場まで浸透していないケースがあるとのコメントも寄せられていました。

こうしたコメントをみていくと、関節リウマチがあることを忘れられてしまうことや、ダイバーシティの概念が現場まで浸透しきっていないという点は、オープン就労をしたことで被ったデメリットというよりは、職場として病気や障害への理解が不足していることが原因ではないでしょうか。

【関節リウマチをオープンにして働くことのまとめ】

オープンにすることの良い点としては、休みが取りやすくなるなどの合理的配慮が受けやすくなる点に加えて、関節リウマチの症状が出たときに耐えたり隠したりしなくて済むため、ご自身のストレスも軽減されるということがあげられます。

一方、オープンにすることの悪い点としてあげられていたことは、職場が関節リウマチの症状への理解がなく、また、説明しても忘れられてしまい、合理的配慮が受けられないことなどでした。

関節リウマチは、外見からはわからない場合も多いことから、職場としてもどの程度の配慮が必要とされているか把握しきれず、本人が痛みに堪えて仕事をしている場合であっても、気がつかないままとなってしまうケースがあり、場合によってはそのまま忘れられてしまうことがあると考えられます。

そのため、職場にご自身の関節リウマチの症状について伝える際は、症状のある部位や通院の必要性だけでなく、具体的にどのような仕事内容に困難があるのかという点についても併せて伝えると、職場としても必要な配慮のイメージを持つことができます。結果として、合理配慮が受けられる可能性も高まるといえるでしょう。

4-2. 関節リウマチをクローズにした方の体験

続いて、関節リウマチをクローズにして働いた方から寄せられたコメントについて、良かった点と悪かった点をそれぞれみていきましょう。

【クローズ就労して良かった点】

障害のことは伏せているが、普段からとても気を使ってくる。
教育、女性

みんなそれぞれ自分のことを黙々とやっていて人のことを干渉しない。自分の仕事だけすれば良いのは楽。
一般事務、女性

疾病について派遣先には伝えていません。これまで面接で病気の話しをすると「寛解状態である」と伝えても就労契約まで至りませんでした。 派遣元と相談し、派遣先には病気であることは伝えず面談をし、就労することができました。
営業事務、女性



【クローズ就労して悪かった点】

施設には、関節リウマチのことは、言えないので、たまに遅刻とかもあるため、嘘をつくことが、辛かったと思っています。
医療・福祉・介護、女性

やはり、仕事をしていく上で自分が病気であるということを言い難い職場であったなと思うからです。他の社員さんたちも休みを取り難そうにしている中、病院に通いたいとか、具合が悪いので早退したいとかそういったことは言えなかったです。人員が足りていなかったので、尚更そういった雰囲気になったのだろうと思います。もっとオープンな職場だと違っていたかもしれません。
外食・フード、女性



クローズ就労して良かった点としては、就労先が見つかりやすくなったことがあげられていました。そのほか、特にオープンにしなくても配慮が受けられたことや、自分のペースで仕事を進められる職場であったため、職場からの配慮がなくとも働くことができた点があげられています。

クローズ就労して悪かった点としては、体調不良の際に休みが取りにくく、遅刻や欠勤の際も本当の理由を伝えることができなかったという点があげられていました。また、人員不足の課題を抱えた職場や、常に時間に追われているような職場など、病気や障害についてオープンにしづらい雰囲気があることで、体調が悪い時も相談ができないという点があげられていました。

【関節リウマチをクローズにして働くことのまとめ】

クローズにして就職活動をすることで、就労先の選択肢が広がる可能性があります。一方で、関節リウマチをクローズにして就労することにより、症状のある部位に負担のかかる仕事内容でも職場に相談することができなかったり、通院や体調不良の先も休みや休憩が取りにくい状況になってしまったりする可能性もあります。

また、就労後のことを考えると、そもそも病気や障害のある人と共に働くという考え方を持たない職場において、長く働くことは難しいと考えられます。職場の姿勢を確かめるためにも、ご自身と職場とのミスマッチを減らすためにも、就労の際に関節リウマチをオープンにして職場の反応を確かめてみることは有効な方法といえます。

5.転職や就活の参考に、関節リウマチのある方におすすめの企業・業界・職種

5-1. おすすめの会社、企業名

荒尾市民病院
病院なので、病気や障害について理解があるところがオススメポイントです。障害者については必ず雇用しないといけないので、その枠の空きがあれば就職しやすいと思います。
満足度:★★★★
配慮  :★★★★
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セントラルスポーツ株式会社
いずれの企業もサービス業として分類される性質もあるが、障害者に対するリベラリティが大変素晴らしかった。業務自体の肉体付加が少なかった。PCスキルや業務経験において、一定のスキルが求められるが、決して高すぎる水準ではないので、採用の間口が広いといえる。
満足度:★★★★
配慮  :★★★★
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株式会社高知電子計算センター
やはり自身と同じ障害者の方がいるということは安心につながるとつくづく思います。悩みがあってもお互いに相談できる、自分は一人ではないと感じられる事で仕事のモチベーションも上がります。上司や他の方々の心遣いも優しく、今の環境に感謝しています。
満足度:★★★★
配慮  :★★★★
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株式会社ネクステック
若い人たちがほとんどでとても活気があり、社長以下社員の皆さんは家族のように親しみがある 違う部署の人たちと交流ができるよう、定期的に飲み会やランチ会などを催してくれる 悩みがあった時は社長自ら相談に乗ってくれ、対処すると約束してくれたし実際にそれを実行してくれた。
満足度:★★★★
配慮  :★★★★
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株式会社マイクロスカイラボ
病気にはストレスが大敵なのですが、今までの仕事に比べるとストレスフリーで、周りの年配の方が多いので体調に関してはとてもよく気遣ってくださいます。
満足度:★★★★
配慮  :★★★★
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5-2. おすすめの業界・業種

では次に、関節リウマチのある方におすすめの業界や業種について考えてみます。 といっても、業種や業界も様々、そして症状や特徴もそれぞれ異なりますよね。
そこで1つの手がかりとして、アンブレに届いた関節リウマチのある方からの体験談95件をもとに、統計をとり傾向をみてみました。

まずは業界です。

アスペルガー症候群仕事満足度グラフ
アスペルガー症候群仕事満足度グラフ

多くの方が勤めている業界は「サービス・外食・レジャー系」「小売・流通・商社系」、そして満足度が最も高い業界は「金融・保険系」「メーカー・製造系」でした。 満足度が高い業界と人気のある業界には少し違いがあるようです。

次は職種です。

アスペルガー症候群仕事満足度グラフ
アスペルガー症候群仕事満足度グラフ

多くの方が勤めている職種は「事務」「人事・経理・総務・企画」でした。
そして満足度が高い職種は「エンジニア・技術職」「人事・経理・総務・企画」「医療・介護・福祉」という結果になりました。
職種については、満足度の高い職種も一部人気の職種となっているようです。

皆さんの予想はどの業界と職種でしたか?
業界と職種に関する詳しい調査結果は以下のコラムでご覧いただけます。ぜひ参考にしてみてください。

関節リウマチの方の転職、95人の実体験を調査、向いている仕事は?

また、関節リウマチのある方が働いている企業が一覧で確認できます。
満足度の高い企業や気になっている企業の口コミはこちらから。

では、このような企業はどのように探せばよいのでしょうか?
次は仕事の探し方を確認していきましょう。

6.求人の見つけ方

6-1. 働き方によって選べる採用枠「一般枠」と「障害者雇用枠」

求人には一般枠(クローズ)障害者雇用枠(オープン)があり、障害者手帳を所持している方は、「一般枠」「障害者雇用枠」のどちらにも応募することができます。

先にも述べたように、関節リウマチをオープンにするか、クローズにするかといった悩みは応募できる雇用形態にも影響してきます。
少し重複する部分もありますが、もう一度簡単に説明します。

「一般枠」は、障害であることを伝えず(クローズ)仕事をすることになります。障害のない方と同じように働くことため、広い職種から選べ、昇進や昇給などの機会もあります。しかし、関節リウマチへの理解を得られにくく、周囲のサポートを受けることは難しいのが現状です。

「障害者雇用枠」は、障害であることを伝えて(オープン)仕事をにすることになります。そのため、職場の理解を得られ、周囲のサポートが受けやすくなるなど、働きやすさにつながることも考えられます。

▼障害者枠(オープン)や一般枠(クローズ)についてはこちらでもご紹介しています。 障害者枠(オープン)か一般枠(クローズ)か?メリットとデメリットを解説

6-2. 求人の見つけ方

①ハローワーク

障害のある方専門の窓口があるため、相談やアドバイスを受けることができます。求人数や障害のある方への求人情報も多く扱っています。

ハローワークで、出来るだけ座って仕事できるところを探してもらって求人があったところに入った。
医療・医薬、医療事務、女性

応募する会社の選定について自分の能力や希望の労働条件にあうようアドバイスしてくれた。
ビジネスコンサルティング、女性

ハローワークで電話で問い合わせをしてもらい、面接日時を決めてもらった。
サービス・外食・レジャー系、清掃、女性



▼参考: 厚生労働省職業安定局「ハローワークインターネットサービス」

②人材紹介会社

障害を抱えることで、働くことに不安を覚えている方の就職活動を応援してくれる専用の人材紹介会社をご存知でしょうか?

具体的には、履歴書の書き方や面接の練習、おすすめする企業の紹介やその企業との連絡、事前見学の調整、入社後のケアや相談など、全面的なサポートなどを行ってくれます。

ハローワークなどでは公開されていない求人情報も扱っています。また企業との連絡が密なので、ホームページや求人票からは得られない職場環境なども知ることができます。

ひとりで1からはじめる就職活動との違いは、専門のアドバイスやサポート、自分にあった企業の紹介を受けられるため、担当者と一緒に不安を取り除きながら活動を進めていくことができます。

口コミにも専用の人材紹介会社を活用したという声が多くありますのでご紹介します。

担当の人がスムーズに入社までサポートしてくれた。
物流・倉庫、軽作業、女性

親身になってこちらに接していただいたので、担当の方との面談を納得のゆくまでじっくりと行いました。
ソフトウェア・ハードウェア開発、一般事務、女性

担当の方に自分でも出来る仕事かどうかを聞き、実際に職場見学をさせてもらいました。派遣先との面接は必ず担当者と一緒に行い、履歴書や職務経歴書も必要なく初めに派遣会社に提出した履歴書だけで色んな企業で働く事が出来ました。
人材、一般事務、女性



しかし、人材紹介会社も一つの企業です。紹介できる企業の得意分野や担当者の性格はさまざま。自分の希望や意見が伝えやすく、理解してもらえる人材紹介会社かどうかをチェックしてみましょう。

次は、気になる企業を見つけたら、その企業の情報をどのように集めると良いのか、紹介していきます。

▼障害者雇用の求人サービスについてはこちらでもご紹介しています。
ハローワークだけじゃない、障害者雇用枠の求人はここでも!求人サービスを紹介

7.企業情報の集め方

会社紹介の採用ページや企業サイトだけでは、あなたが実際に働くことになるであろう職場の雰囲気はつかめないかもしれません。できるだけ自分の目で確かめてみましょう。

7-1. 事前に見学して企業の雰囲気を確認

企業によっては職場を事前に見学させてくれるところもありますし、人材紹介会社に登録している方は、アドバイザーを通して見学をお願いすることもできます。まずは確認してみるといいでしょう。体験談にも、事前に見学を行うことで、面接だけではわからない職場の雰囲気が伝わるとの意見が多くみられます。

【就職する前に職場見学をした方からのアドバイス】

会社見学をした際には、特に従業員同士の雰囲気も見ておいた方が良いと思います。 障害を持ってる場合には、病名だけではなく、どのような症状で、どんな制限があるのか、薬を服用してる場合には副作用についても伝えて理解を得られる会社にするべきだと思います。
小売・流通・商社系、販売・接客・サービス、女性

まず自分がどのような仕事をしてみたいか、いろいろな所で情報を得て積極的に見学に行くなどした方がいいと思います。そして自分が不安に思う事など正直に打ち明けて対策を取ってもらえるような会社かどうか見極める事も必要で、文字だけではわからない職場の雰囲気などを感じとる事が重要だと思います。
サービス・外食・レジャー系、医療・介護・福祉、女性

就労する会社を検索したり見学に行ったりして吟味しなけれぱならない、また実際に働いている または 働いていた方の口コミなども調べればあるので 鵜呑みにせず参考程度に知っていた方が良い、入社してからは後悔しても いけないので入念に下調べが必要である。
小売・流通・商社系、事務、女性

施設の設備も見学できるのであればするべきです。施設が使いやすいか、自分がきついときに動けるか、大事な事です。
メーカー・製造系、事務、女性



7-2. 面接はその企業を良く知るチャンス

面接は、企業側があなたを審査するだけの場ではありません。大事なのは、あなたが企業に求めるものと、企業があなたに求めるものがマッチングすること。

不安や疑問がある場合は、面接時の質問タイムなどでクリアにしておきましょう。具体的に聞いておきたい内容については、以下の経験者さんの声を参考にしてみてください。

【面接で企業の情報や職場の様子、自分に対する配慮などの情報を得るための工夫】

繁忙期や閑散期で仕事内容が変わることも多く、人材不足のため、望まないポジションを任せられることも多くありますので、求人に記載してる仕事内容の他に細かい作業内容も聞けるなら面接の時に聞いておいた方が良いと思います。
小売・流通・商社系、販売・接客・サービス、女性

同じような障害者が在籍しているのか、していないのであれば障害について詳しくわかっていないため、面接の時点で症状の説明をしてください。長く勤めたい場合は障害者雇用の実績があるのか、ないのか調べてからにしたほうがあなたの為である
サービス・外食・レジャー系、飲食、男性

迷うとは思うが、入社面接の時点で持病を伝えるべき。伝えないと自分がつらくなる。 入社後は自分ができること・できないことを自分で見極めて言葉にして周囲に伝える。 (「私はここまでなら頑張れますが、これ以上は体力が持ちません」など)
コンサルティング・専門サービス系、女性

面接時にきちんと自分の病気や症状、出来ること出来ない事を伝えておくこと。採用され働く時は、全員に周知していてもらえれば働きやすくなると思う。
小売・流通・商社系、清掃、女性

通勤しやすい、体力的に勤まるか、時間帯、インセンティブなど、面接時にしっかり話を聞いたほうが良いと思います。現場の見学も必須な仕事です。
サービス・外食・レジャー系、女性



面接で緊張しすぎて質問できなかったということが無いように、予め知りたいことをまとめておきましょう。予め準備をしておくだけで心に余裕ができ、面接にものぞみやすくなります。

働きはじめてから大変な思いをすることは、大きな負担になってしまいます。心地よい職場環境で病気と上手に向き合っていくためにも、面接時での質問のチャンスは大事にしましょう。

8.最後に

これまでの内容をまとめます。

■関節リウマチの特性による仕事の悩み

・季節や天候により症状が悪化しやすい
・疲れやすく、体調を崩しやすい


季節や天候により症状が悪化しやすいという悩みに対しては、症状が重くなりそうな時には薬を服用したり、湿布を貼ったりするなど、自分の症状の傾向を掴んで早めに対応するという工夫があげられていました。
また、お風呂に浸かる、厚着を心がけるなど、日頃から冷えを避けるような習慣を身に着けておくことも大切です。朝に症状が重くなる傾向がある方であれば、朝は早めに起きて、ストレッチなどで体を慣らすことや、関節リウマチの症状がある部分をお湯に浸し、こわばりを和らげてから仕事に向かうという対策も有効でしょう。

しかし、そもそも季節や天候などにより症状が重くなるということ自体は、自分でコントロールすることができないものです。そのため、こうした工夫を実践していても、どうしても症状が重い日はあることでしょう。症状が辛い日には無理せず体を休めることができるよう、職場に自らの症状について説明しておくことも重要な対策の一つといえます。

一方で、疲れやすく、体調を崩しやすいという悩みに対しては、まずは日常的な体調管理に気を配り、疲れを溜めないようにするという対策が多くあげられました。仕事中にこまめに休憩をとることや、ストレッチをして血行を良くすることは、疲れを溜めないための有効な対策といえるでしょう。

■関節リウマチがある方が職場で抱える悩み

・症状によりできない仕事やつらい仕事がある
 重い物が持てない
 歩行がしづらい
 細かい作業やパソコン入力がしづらい
 同じ姿勢でいることが困難
・通院などのために休みが必要になる


関節リウマチの症状によりできない仕事やつらい仕事に対しては、職場では重いものを代わりに持つなどのサポートのほか、本人にとって利便性の高い通勤手段を認めるなどの対応をとっていることがうかがえました。

また、通院などのために休みが必要になるという悩みに対して、理解のある職場では、本人を気遣った声かけが行われており、相談をすれば休みが取りやすい雰囲気づくりが行われていることがうかがえました。

こうした対応も、人員に余裕がなく、仕事のスケジュールもひっ迫している職場では、なかなか実践が難しいものです。求職活動の際は、職場の人員の充足状況や、ある程度自分のペースで仕事を進められるかどうかなど、職場全体としてどのように仕事を進めているのかという点について確認することで、通院などの際に休みが取りやすい職場であるかどうかを見極めるヒントとなるでしょう。

■転職や就活を行う上で関節リウマチをオープンにするかクローズにするか

多くの方が悩むポイントです。まずはご自分の症状を一番に考え、どのようなスタイルで仕事を行うことがベストなのかを考えましょう。通院や急な体調不良による休みを必要とする場合は、配慮やサポートを受けやすいクローズ就労=障害者雇用も検討すると良いでしょう。


関節リウマチと付き合いながら、理想の仕事や職場で働いている方も多くいらっしゃいます。関節リウマチの方におすすめの企業や業界、職種には傾向がみられますので、同じ関節リウマチをお持ちの方の意見も参考にしてみましょう。

これまでにご紹介した体験談は、ほんの一部です。症状も人それぞれ、企業の対応もそれぞれ異なります。
まずはご自分の症状や、できることできないことについてまとめてみましょう。そして、自分にあった職場を自分のペースで見つけてください。

そして気になる企業の様子やサポート状況は、事前に自分の目で確かめることが理想的です。求人票ではわからない企業の様子を知るためにも、ハローワークの専門スタッフに相談したり、人材紹介の専門アドバイザーと一緒に就職活動を進めたりするのも良いですね。

さまざまな企業の中で、あなたが幸せに働ける環境に出逢えることを、私たちは心から願っています。


※この記事は投稿いただいた口コミから生まれています。
皆さんの貴重な体験談は多く方へ届き役立ちます。ぜひ体験したこと、感じたことを教えてください。

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