双極性障害は、躁状態とうつ状態の変化による気持ちの浮き沈みに加え、ストレスによる精神的負担や体調の変化など、心身ともに不安定な状態になりやすく、仕事へも影響を及ぼします。
そのような症状に悩む双極性障害のある方に必要なことは「職場のサポート」です。
ただし、あってほしいと望むサポートは人によって異なるため、サポートする側も何をサポートすればよいのかと戸惑うことがあります。
あなたも、自分の悩みや不安なことに対するサポートを望んでいるはずです。そのためには、まずご自身の悩みを整理しながら、どのようなサポートが必要なのかを考えたうえで、職場の方々に相談してみましょう。
ここではアンブレに届いた双極性障害のある方の口コミをもとに、特にあるとうれしい職場のサポートを大きく4つに分けて紹介していきます。
双極性障害であることを公表すると、業務の負担が重くならないように配慮してくれて、大丈夫?と仕事中に声をかけてくれるようになりました。周りへの相談もしやすくなりました。
体調が悪そうにしているときには、「ちょっと休んできていいよ」などと声をかけていただきました。
規則正しく、時間通りに行動できるように声をかけてサポートしてくれた。
自分がため込みやすい性格だったので、声かけをしてストレスがあまりたまらないようにしてくれました。
明るいところに連れて行ってくれたり、なるべく暗くならないように楽しい話をしてくれたりしました。
スタッフさんが積極的に話しかけてくれました。
躁状態の時は過活動になりがちでアイデアがたくさん浮かび仕事をやりすぎるので、そういう時は周りが気づいて「様子はおかしくないか?」と声をかけて下さいました。
私は、双極性障害Ⅱで気分の波が激しいので、気分がハイになってしまってるときは、ちゃんと教えてくれて、抑えてくれました。
感情のコントロールが不得意なため、同僚たちには必要最小限しか話しかけないようにお願いしました。
しつこく干渉せず、調子がよくない時は精神面でフォローしてくれました。また、お客様に私と同じ病気の方がいると、逆に「少しホッとしない?」等と精神的なケアや悩みを聞いてくれました。私の性格もありますが、自分の中で思い詰めてしまう面があるので、それをわかってくれる先輩や仲間はありがたいです。
同じような病気の経験をもつ先輩が一人おり、その方が周囲へのフォローを率先してやってくれたことが何より助かりました。変に気を使われても、こちらが気にして悪い方向にしか向かわないので、他の方と変わらず接してくれるのが自分には合っていました。
話しや愚痴を聞いてくれた。
何より、話相手になってくれたことが一番うれしかった。
週1回、面談の時間を設けて、質問に丁寧に答えてくれます。
本社の方や店長と定期的に面談があるのですが、その時に体調面に関してお話をきちんと聞いて頂けたので、ある程度の体調不良は起きる前に改善されていました。
コミュニケーションが難しいタイミングがあることを理解してもらい、助けを求められる環境を作ってくれました。
出来ていない時にはしっかりと指導してもらいました。本当に新人が働く感じで周囲の職員の方に接してもらい、私も徐々にスキルアップを目指して勉強しています。
現在の上司が、病気に大変理解を示してくださり、担当業務のアシスタントをつけてくれました。急な休みでも代理で仕事をお願いできます。
一つ仕事を始めると使命感のようなものに取りつかれてしまうことがあったのですが、そんなときは休憩を促してくれる方や、今の困り事を自分でまとめられない時に一緒に整理してくれる方、相談にのってくれる方がいらっしゃいました。
精神系の疾病があると打ち明けた後は、上の方たちが休暇などの面で色々と気を回してくださいました。
係長と相談し、体調の悪い日は休ませてもらった。
急な体調不良の場合、無理な出勤はせず休養をとるようにしていただける。
「無理に出勤しないでゆっくり休んでもいいから勤務日減らして続くようにしよう」と言われ、体調が悪い時は休みをもらっていました。
病院へ行く際は、出勤日や勤務時間を調整することに対してとても協力的で助かりました。
朝が弱いのでPM12時からの出勤にして貰っています。また、8年ぶりの仕事でいきなり週5日通して働くのは、キツイだろうと言う事で水曜日を休みにして貰っています。
忙しくなる週末や大型連休時は稼働人数を増やしたり、バックヤードで業務管理をしている上司が接客フォローをしてくれたり、そもそも業務が忙しい日に連勤しないようにシフト調整をしてました。
シフト制ですが、なるべく私のシフトは入れ過ぎないよう配慮していただいたり、様子を見て早めに帰宅させてもらったりしています。
当時の店長が運良く心の広い方で、シフトの件についても連勤などのシフトは組まないようにお願いしたらきちんと守ってくれました。短時間勤務(4~5時間勤務)程度で働けるようにしてもらいました。
塾長は、当日の私の気分や体調を察して、生徒の変更をしてくれました。はしゃぐ小学生や集中力があまり続かない生徒はほかの講師にお願いし、おとなしい、真面目な生徒だけを私に任すなどの考慮をしてくださいました。
電話が苦手なので内線以外は取らなくていいように、内線の着信音を変えてくれた。
最初は一人ひとり業務をこなしていましたが、責任者が私の間違いがあることに気づき、
2人1組体制でピッキングを行うようにしてくれました。それから私の間違いも他のスタッフのミスもなくなりました。
何度でも同じ質問に答えてくれました。なるべく詳細に、作業について教えてくれました。
仕事上の悩みはジョブコーチを通して職場の方に伝えられ、部屋を静かにする、会話を最小限にするなど配慮してくれました。
事情を知ってくれた上でイヤーマフ装着を許可してくれた。また今日絶対にやらなければならない作業はあらかじめホワイトボードに書いてくれている。
どうしても合わない人とは一緒に働かないで済むように配慮いただきました。
何もない時は座れるように椅子を用意してくれて、体調悪い時は仕事を休ませてくれました。
早退するときは、何もとがめず帰してくれました。
体調に合わせて仕事のポジションを考えてもらいました。体調が良い時は少しきつめの仕事をして、ダメなときは負担の少ない仕事にしてもらいました。おかげで少し調子が悪くても無理することなく働くことができました。
上司が、30分おきに休憩できるように環境づくりをしてくれました。
6時間の勤務では原則1時間のお昼ご飯休憩の身だったが、特別に1時間おきに10分と休憩時間をこまめに入れてもらうようにした。
上司からしかられることもありましたが、ケアレスミスの後も、同様の仕事に就かせてもらうことができました。ケアレスミスが減っていく事をきちんと評価してもらえました。
私の普段の頑張りを評価してくれ、成績を上げたら毎日のように誉めてもらえました。また、週頭に営業成果を上げなければいけない雰囲気の中で、私は週末に営業成果を上げることが多かったので、週頭に営業成果を上げられなくても週末に期待してもらい辛辣な態度をとられずに済みました。
メンターをつけてくださり、よく理解してくれて褒めてくださり、よく支えていただきました。課長も「体調はどうね?」と気を配ってくださりとても働きやすかったです。
否定的な言葉を言わないでいてくれます。
障害、病気のある方の企業や仕事に関する口コミサイト「アンブレ」を運営中。 丁寧な取材や口コミの分析を通して、病気や障害の特性に配慮した働き方や仕事との向き合い方を提案。理想の職場に出会うための、そしてより働きやすくなるための情報を発信しております。障害や病気があってもぴったりの仕事を。