明確なストレス要因に反応し、抑うつ症状や身体症状など様々な不調をきたす適応障害。つらい症状を抱えながら仕事を続けることは簡単なことではありません。
しかし、少しの工夫や対策を講じることで、ストレスを緩和することができれば、ずいぶん働きやすくなります。仕事を続けるためには、まず自分でできることから心がけてみましょう。
今回は、適応障害とうまく付き合いながら働いている方々からアンブレに届いた口コミを参考に、心がけていきたい工夫や対策を紹介していきます。
ご自身の悩みと照らし合わせながら、できそうな対策を見つけてください。
オフィスは広かったので、出来るだけ他の人と間隔を開けて座り、自分のペースで仕事を進められるようにしました。
帰りはバスを使わず会社から駅まで歩いたり、電車を使わず駅から家まで歩いたりして人混みを避けていました。
(男性)
上司が隣席だったために、電話での会話の内容等も聞かれ、そのつど文句を言われる傾向がありました。そこで外注先や取引先との電話は、自身の卓上電話ではなく、別の場所にある電話でやり取りするようにしていました。
(男性)
耳栓をして周りの情報をシャットダウンするなどを行いましたが、理解されず怒られてしまいました。
(男性)
生活リズムを整えることを心がけ、人付き合いなどがあっても無理はしないようにしました。
(女性)
体調管理に関しては、基本的な手洗いうがい・早寝早起き等を心がけました。
(女性)
服薬のタイミングを自分なりに見極めていたこと、それに併せて休憩時間を取っていました。通院のタイミングで休みをとれるように調整させてもらっていたことも勤務上よかったです。
(医療・介護・福祉、女性)
病院を受診し適切な指導を受け、薬を服用(頓服の場合は常備)し、休養出来る時はしっかりと休養をします。
(販売・接客・サービス)
勇気を出して精神科病院へ通院するようになりました。社会不安障害、軽度のパニック障害、適応障害など病名が分かっただけでも少し安心できました。
(男性)
お薬をしっかり飲んで気持ちの安定につとめた。
(事務、女性)
不安症状の対策としては服薬にてコントロールして症状が減った。服薬でも症状が出てしまった場合は、静かな場所でのクールダウンをさせてもらっている。
(教育業、男性)
なんか気分が上がらないなというときは、とりあえずのその場凌ぎで気分を上げるために好きな飲み物やお菓子を休憩中に買う。
(販売・接客・サービス、女性)
一人になれる時間を作るためトイレに行っていました。
(女性)
デスクワーク中心なので、集中力が切れたり気分が悪くなったりした場合はオフィスの外へ出て気分転換をする。
(事務、男性)
疲れや症状があまりでないように、30分ごとに廊下を少しだけ歩き、気分転換をするようにしています。
(男性)
身体を冷やさないこと。 休憩をこまめにとること。 リラックスできるよう温かい飲み物を常に飲んでいる。
(事務、女性)
1時間に5~10分休憩をはさむようにしている。
(事務、男性)
嫌なことやストレスがたまったら旦那に話を聞いてもらっていました。
(教育業、女性)
休みの日には仕事の事は考えないでいた。
(医療・介護・福祉、女性)
家に帰った後に会社であったことを引きずらないように、趣味に没頭する工夫をしていました。
(軽作業、女性)
わからないことや自分では処理できないことがあったらすぐにまわりの人に聞くようにしています。
(事務、女性)
次に何をするかを自分で順番通りに出来るようあらかじめ計画しておく。
(軽作業、女性)
仕事ではできるだけ頭を使わなくてもいいように、デスクにやるべきことを紙に書くなどしていました。
(販売・接客・サービス、男性)
上司からの指示は、慣れない内容についてはメモをとり、不明な部分は上司に逐一確認をとり、業務を遂行していくこと。
(医療・介護・福祉、男性)
メモを基に自分用のマニュアルを作成し、仕事をする際にはミスをしないよう照らし合わせて確認をしていました。また、いつ仕事の指示をいただいても良いように、小さなメモ帳を持ち歩きました。
(女性)
常に100%の力で仕事を行うと後々しんどくなってくるので80%くらいの力で仕事を行うといいかもしれません。
(販売・接客・サービス、男性)
自分に落ち着くよう言い聞かせる。 できないことはできないと割り切る。
(軽作業、男性)
今日はこれだけ出来たら「はなまる!」と目標をたてて出勤する。周りの人と自分の仕事量の差やスピードなども気になるが、そこは「自分は自分だから!」と言い聞かせる。意外と他人は自分のことを気にしていないので、自分で自分を追い込まないように気をつけている。
(医療・介護・福祉、女性)
自分だけが責任を負う必要はないと考えるようにしました。また、仕事を一人で抱えるのではなく、無理なときは無理と伝えるようにしました。
(医療・介護・福祉、女性)
他の人に迷惑をかけないように、自分なりに今日行う作業の最低限度のノルマを考えて実施していく。
(事務、女性)
1つ1つ処理していくことを目標に作業を進めています。「遅い」とか目で訴えられるような場面があっても、マイペースでミスなく仕事を完結することが大事だと思いました。
(男性)
「働く上でイレギュラーは起こる物、しかたがない」と言い聞かせるようにしています。ミスをしそうだと分かっていれば、無理をしないで他の人に手伝ってもらう等しています。
(事務、女性)
人と関わるような仕事は極力避けています。なるべく一人で作業できるような業務を選んでいます。
(事務、女性)
朝はがんばれないことを前提に、朝働かなくてよい仕事を探すことにしました。
(女性)
業務量が莫大な企業に就職するのを辞めた。収入は少なくなったが、自分が一番活躍出来る職場に転職した。今現在の職場に苦手な人はいないし、自分を認めてくれる環境で働く事が出来ている。
(医療・介護・福祉、男性)
身近な上司に相談し、適度に休憩を行うようにしていました。
(医療・介護・福祉、女性)
体調が良くないことを職場の管理職に伝えることで理解を求めた。
(事務、女性)
周囲に自身の病気のことを打ち明けることで、業務を制限して貰っていました。
(事務、男性)
直属の上司に勇気をだして面談を申し込み、自身の疾患がどのようなものであるか、仕事に対する気持ちを赤裸々にお話しました。しっかりと説明を行い、必要であれば誰とでも面談をするようにしました。
(女性)
会社側に病気のことを理解してもらうように丁寧に説明し、始業時間を満員電車のピークから外してもらえないかと交渉しました。その結果、始業時間をずらしてもらって通勤するようにして会社に通うことができるようになりました。
(女性)
気を遣われるのも嫌だなと思いましたが、職場の方に自分自身のことを話しました。サポートが必要だと思ったのです。
(女性)
周囲に理解してもらえるように何度も話し合いの場を設けた。
(女性)
ストレスを感じる場面や状況を上司等に事前に伝えています。また、体調が悪い時には早めに欠勤の相談をしています。
(医療・介護・福祉、女性)