メモを貼ったことを忘れがちなADHDの方必見!おすすめの解決法を紹介

メモを貼ったことを忘れがちなADHDの方必見!おすすめの解決法を紹介

仕事や買い物など、メモをとる場面はたくさんあります。
でも、そのメモを貼っていることやメモの存在を忘れてしまうことはありませんか?

ADHDの方は、不注意欠陥によりメモの存在を忘れてしまったり、多動性により好きなこと以外のことへの興味や関心が無くなったりするため、メモがいつのまにか周囲の風景と同化してしまうことがあります。

せっかく忘れないように書いたメモを忘れてしまうのは悔しいですよね。

このコラムでは、ADHDの方から寄せらせた、メモを忘れないとっておきの解決法をご紹介していきます。

*この記事は松好伸一先生に監修していただきました
松好伸一先生

石巻専修大学人間学部人間教育学科 特命教授。保育士や幼稚園教諭、障害児支援に長年従事。またサービス管理責任者として障害者支援の経験を持つ。日本発達支援学会(監事)。発達障害や保育に関する教科書など著書も多数。




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目次

1.メモを貼る場所を工夫する

2.アラームを活用して音で知らせる

3.メモに気づくためのもうひと工夫

4.最後に

1.メモを貼る場所を工夫する

多くの方から寄せらせたのは、「メモを貼る場所」に関するアイデアでした。

メモを貼る場所は「よく見る場所」や「絶対にみる場所」

必ず毎日見るものに貼っておけば、必ず一緒にメモも見ます。
では、毎日見るものでメモも貼れるものを具体的にみていきましょう。

【毎日必ず見るものの一例】
  • スマホ
  • パソコン(主に仕事の場合)
  • カレンダー

【毎日行くところの一例】
  • 自宅のトイレ
  • よく座る場所、よく座る椅子など自分の定位置
  • 玄関のドア(出かけるときに必ず通る場所)

一番意見が多かったのは「スマホ」でした。何かに挟んだり、ふたをしたりしてしまうと、メモがまぎれてしまいます。だから、スマホやパソコンの画面の横などに直接貼り付ければ、嫌でも目に入りますね。

また、毎日行くところに貼っているという方もいます。そのメリットは、自分だけでなく周りの人も見ることができるので、教えてもらえる可能性もあるということです。

それでも見慣れると周囲と同化したり忘れたりするかもしれないという方は、次にご紹介する「あえてメモをどかす必要のある場所」を選んでみましょう。

【あえてメモをどかさなければいけない=メモが邪魔になる場所の一例】
  • 玄関にある靴の中
  • ドアノブ

メモをどかさないと使えない状態にしておけば、目にするだけでなくメモを触らなくてはいけませんから、忘れようがないのではないでしょうか?

ただ、気を付けたいのは、メモを取り去ったあとでメモを忘れてしまう可能性です。取り去ったメモをどこかに置いてしまったり、考え事をして無意識にメモをどかしたりすると、その時点でメモのことを忘れてしまうかもしれませんね。

そういった心配のある方は、アラームで気付くという保険をかけておきましょう。

2.アラームを活用して音で知らせる

決まった時間になったら音で知らせてくれるアラームといって思いつくのは目覚まし時計ですね。簡単にそして気軽に使いたいのであれば、キッチンタイマーやストップウォッチもアラームとして活用できるアイテムです。

今はスマホやパソコンにもアラーム機能がついています。
スケジューラーなどと連動して日時を知らせるだけでなく、タスクに合わせて音を変えて設定することもできるなど、使い方次第で頼りになる便利ツールです。

中には音に慣れてしまう方もいると思いますので、音を変える、使うアラームを変えてみるなど工夫したり、音を切ってからも再度知らせてくれる「スヌーズ機能」を活用したりしてみてください。あまりに大きな音だと,内容を確認しないで切ってしまうかもしれないので、気になる程度の音量が良いかもしれませんね。

また、アプリにはGPSと連携できるアラーム機能もあります。例えば「その場所に行ったらやらなければいけないこと」を登録しておけば,その場所についたところでアプリがやる事を知らせてくれます。

アラームは、ADHDの特徴のひとつである「スケジュールや締切りの先送り(後回し)」にも有効です。アラームは周りの人にも聞こえるため、周りの人に「電話?」と気づかれることで「先送り(後回し)してはいけない」という思いが働きやすくなります。しかしこの効果は、バイブレーションでは薄くなるので注意しましょう。

3.メモに気づくためのもうひと工夫

①マスキングテープの活用術

数名の方が、メモを忘れないアイテムとして活用していたのは「マスキングテープ」でした。

マスキングテープは
・デザインが豊富
・セロテープと比べても存在感がある
・貼ってはがせるので跡がつきづらい
・マスキングテープにも直接書くことができる
という特徴を活かして、メモを貼るときに使ったり、マスキングテープに直接書いてスマホなどに貼ったりする方もいました。

マスキングテープなら、デザインも選べます。お気に入りのテープであれば、テンションも少しあがるのではないでしょうか?

また、ドアノブなどの必ず触る所にマスキングテープを貼っておき、触った時に「このマステは何だったかな?メモだ!」と思い出すためのツールにしている方もいました。

様々なアイデア、参考になりますね。

②関係あるものをわざと置いたままにして思い出す

関係あるものをわざと置きっぱなしにする方法は、一番わかりやすいかもしれませんね。
明日必ずコピーする資料をデスクの上に置いておけば、出社後目の前の資料を見て思いだすことができます。
掃除をしなければいけないとき、目の前にほうきがおいてあれば、掃除をすることを思い出すでしょう。

メモにも記録し、直接つかう道具によって視覚に訴える。一番わかりやすい手段だと思います。ただ、職場などによっては置くものや場所によって通路を邪魔してしまうことや、出しっぱなしにしてはいけない重要書類などもあります。

用件によって、使い分けるようにしましょう。

4.最後に

ADHDの方の中には、「メモは必需品」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、メモをどこに貼ったか忘れてしまったり、貼ったメモに見慣れてしまい気づかなくなったりすると、メモに頼ることができなくなってしまいます。

メモを貼る場所、メモの貼り方、メモを貼ったことを知らせるひと工夫で、忘れやすさをカバーしていきましょう。


【監修者:松好伸一先生からのアドバイス】

ADHDの方は、「忘れやすい」「先延ばし(後回し)してしまう」「メモをしてなかった」など、日常生活の中で様々なことが起こりやすいやすいため、その積み重ねにより自己肯定感が低くなる傾向があります。

しかし、自己肯定感が低くなると「自分なんかが手伝っても…」「邪魔になるだけ」「いやな気持にさせるかも」と思ってしまい、職場内でのコミュニケーションがうまくいかなくなることがあります。

自分でできる工夫をして、職場内でのコミュニケーションに積極的に取り組んでいくことで、多少のミスも受け入れてもらえるようになりますので、自己対策と同時に職場内でのコミュニケーションにも気持ちを向けていくと良いと思います。





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監修者

保育士や幼稚園教諭、障害児支援に長年従事。またサービス管理責任者として障害者支援の経験を持つ。発達障害や保育に関する教科書など著書も多数。

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著者

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