発達障害の特性を知れば仕事は続けられる、 強みを活かした働き方とは?

発達障害の特性を知れば仕事は続けられる、 強みを活かした働き方とは?

発達障害のある方は、どのように仕事を探していますか?特性ゆえに不得手なこともあり、その状況に直面すると自信を失くしてしまい、仕事ができないのではないかと悩む方も多いのではないでしょうか。

しかし、発達障害の特性は見方を変えれば「強み」にもなります。自分の障害の特性を知り、それが強みになる職種や向いている仕事を見つけることが仕事探しの大切なポイントです。

そこで自分の特性を知るために役立つのが、アンブレに届いた同じ境遇をお持ちの方の口コミです。

このコラムでは、発達障害の種類と特性別に「向いている仕事、向いていない仕事」を分類し、発達障害の方にとっての「適職」を見つけるポイントをまとめました。仕事探しの参考にしてみてください。

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目次

1.発達障害の種類と特性による悩みと強み

2.発達障害の種類別でみる向いている仕事

3.発達障害の種類別でみる向いていない仕事

4.向いている仕事の探し方

5.まとめ

1.発達障害の種類と特性による悩みと強み

発達障害とは、生まれつき脳の働きに偏りがある障害で、ADHD(注意欠如・多動性障害)・ASD(自閉症スペクトラム障害)・学習障害(LD)の三種類が知られています。それぞれ少しずつ異なった特性があるため、得意・不得意な分野が異なります。

発達障害の特性は仕事上の悩みになることもあれば、得意分野を活かした強みに変えることもできます。それでは、ADHD、ASD、LD、それぞれの特性と照らし合わせながら、悩みや強みを見ていきましょう。

ADHDの特性による悩みと強み

ADHDをお持ちの方の中には不注意傾向が強くミスを繰り返す方もいれば、多動・衝動傾向が強く後先考えずに行動してしまう方もいます。不注意と多動・衝動が混合しているタイプの方もおり、人によってADHDの特性は大きく異なります。

ADHDの方が経験する仕事上の悩みには次のようなものがあります。

ADHDの悩み

  • 優先順位がつけられない
  • マルチタスクが苦手
  • 仕事の期限を忘れてしまう
  • 興味のない仕事を放置してしまう
  • ケアレスミスや忘れ物が多い
このような発達障害の悩みは仕事を続けるのが難しい要因になります。しかし、ADHDの特性は得意分野で活かされるなら強みにもなります。

ADHDの強み

  • 行動力があり、思いついたことをすぐに実行できる
  • いろいろなことに興味を持ちチャレンジ精神がある
  • 好きなことや得意なことには人一倍集中できる
  • 創造性があり新しいアイデアを生み出せる
このようなADHDの特性を持つ方が、向いている職種を見つけると実力を発揮することができます。向いている仕事についている発達障害の方は、企業にとっても大きな戦力となります。

ASDの特性による悩みと強み

ASDは自閉症スペクトラム症と呼ばれています。知的発達には遅れがないものの、対人関係やコミュニケーションに問題を抱えることが多い発達障害です。それゆえにASDの方は職場での人間関係につまずくことが多いですが、基本的な学習能力が高いため適材適所で働ける場合には特性が強みになることも多くみられます。

ASDの方が経験する仕事上の悩みには下記のようなものがあります。

ASDの悩み

  • 相手の気持ちが理解できない
  • 曖昧な指示の意味が理解できない
  • 口頭での説明を聞き取れない
  • 一つの作業にこだわって集中しすぎてしまう
  • 感覚が過敏になりすぎて集中力を失ってしまう
このようなASDの悩みは、職場での人間関係問題に発展することがあります。ASDの方は、仕事ができるのに、付き合いづらい人と見なされて孤立してしまうことがあるからです。その一方で、発達障害の特性を活かした職種で働けるなら、仕事で優れた成果をあげることもあります。向いている仕事を見つけ長所を活かすなら、ASDの特性は高く評価されるでしょう。

ASDの強み

  • 決まった作業をマニュアル通りに進めることができる
  • ミスや漏れの無い正確な作業ができる
  • 一つの作業に集中すると生産性が高い
  • 人間関係や感情に左右されずにルールを守らせることができる
ASDの方は、自分の特性に向いている仕事や職種を見つけましょう。それが発達障害の方が就職や転職に成功する秘訣です。人間関係のストレスに煩わされずに仕事に打ち込めるなら、専門分野を極めてスペシャリストと見なされることもあるでしょう。

LDの特性による悩みと強み

LDは知的発達の遅れを伴わない学習障害のことです。読んだり、書いたり、計算したりする時に困りごとが発生します。障害が生じるのは、ごく一部の学習分野であるため、周囲の人から理解されづらく、本人もLDであることに気づきづらい発達障害です。LDの悩みには次のようなものがあります。

LDの悩み

  • マニュアルを理解できない
  • 指示を聞きとることができない
  • メモを書くのに時間がかかる
  • 簡単な計算でも間違えてしまう
LDをお持ちの方は学習能力が低いわけではありませんが、マニュアルを読んだり、指示を受けたりするなど特定のことができないことで自信を失いがちです。特にLDは公表する方が少なく、自分の特性を相談しづらいというケースも見られます。

その一方で、発達障害の特性を強みとして活用するなら仕事に貢献することができるようになるでしょう。

LDの強み

  • イメージ情報を記憶するのが得意
  • 物事の全体像をつかむことができる
  • 発想力があり斬新なアイデアを生み出せる
LDの方の強みは学習では得られないものですから、天性の才能として活かしていきたいものです。

発達障害の方は、自分の障害特性を理解し、適切なツールを活用するなど工夫をしたり、サポートを得たりすることで仕事を続けることができるようになります。

併存性が高いのも発達障害の特徴

ADHD、ASD、LDの特性を述べましたが、発達障害は併存性が高く、ASDだけ、LDだけという方は少ないかもしれません。例えば、ASDとADHDが併存している方やASDとLDが混在している方、すべてが併存している方もいます。

ADHDと診断されているけれど計算が苦手な方や、こだわりや衝動性が強い方という場合、一般的にADHDの特性といわれている以外の特性に不安を覚える場合もあります。

最近は、発達障害の診断テストが変わり、併存性が認められるようになりました。不安な方は、診断を受ける際に、どの特性が一番影響しているのかを確認したり、困りごとを書き出してみたりすると、どの特性の傾向が強いのかを把握しやすくなります。

2.発達障害の種類別でみる向いている仕事

発達障害の特性は選ぶ仕事や職種により、悩みにも強みにもなります。そのため、自分の特性をよく理解して向いている仕事を選ぶことが大切です。

1.ADHDのある方に向いている仕事

ADHDの特性は、向いている仕事に就くと長所になります。不注意な傾向は、多方面に気を配ることができ、アイデアが豊富な特性とも言えます。多動・衝動傾向は仕事上の推進力や身軽さにもつながるでしょう。そのため、ADHDの方は次のような職業が向いている可能性が高いと言えるでしょう。

ルーティン化された仕事

ADHDの方は注意が散りやすく、マルチタスクが求められる仕事では実力を発揮しにくいため、業務の流れが予め決まっているルーティン化された仕事が向いています。決まったやり方の中で、自分のペースが保てる仕事であれば、なお取組みやすくなります。

例えば、ADHDの方に向いている仕事には次のようなものがあります。

■清掃



■品出し


ADHDの方は、マニュアルがあったり、毎日の業務が決まっていたり、優先順位を自分でつけなくても良い仕事は働きやすいようです。さらに、それが自分の好きな分野であれば、仕事を続けやすくなるでしょう。

自分のペースで働ける仕事

ADHDの方は、決まった予定を守るのが苦手なため、自由度が高く、自分の判断で時間を自由に使える仕事も向いています。そのため、自分で予定を立てて行動できる営業や、自由な時間で働けるフレックスタイム制の仕事は、発達障害の特性に向いている仕事の一つとなります。

■営業



■フレックスタイム制の仕事



ADHDの方は、スケジュール管理やタスク管理を苦手とするため、その分やの業務に関してはサポートをお願いしたり、デジタルツールなどを使って工夫したりすることにより、得意分野に集中できるようになります。ADHDの方は、行動力があるため、自由度のある働き方をすると特性の強みを活かしやすくなるでしょう。

2.ASDのある方に向いている仕事

ASDの特性は、こだわりが強く興味を持った仕事には驚くほど集中し続けられる特性があります。マニュアルがしっかりしており、作業パターンが決まっている職種がおすすめです。またコミュニケーションが苦手な方は、グループで行うのではなく一人で行える業務のほうが、ストレスなく仕事を続けることができます。

例えば、ASDの方に向いている仕事には次のようなものがあります。

単純作業やモノづくりが好きな方

■工場・倉庫などの軽作業

単純作業やモノづくりが好きな方は、工場や倉庫などの軽作業がおすすめです。


ASDの方の中には、接客業や電話対応など、臨機応変な対応やコミュニケーションが必要な業務を苦手とする方が多くいらっしゃいます。決まった仕事をもくもくと行う仕事であれば、自分のこだわりを変えることなく没頭することができます。自分の好きなことに関わった業務であれば、より集中度も高まるでしょう。

パソコンに精通している方

■IT関係・PCスキルの必要な仕事

ASDの方が持つこだわりの強さは、集中力を切らさずに働き続けることができるという「強み」になります。そのため、パソコンに精通している方は、プログラミングや開発などコツコツとした作業が求められるIT関係の仕事も向いている仕事の一つです。ASDの方は好きなことや得意分野の仕事を行っている時には、飽きずに長時間集中してデスクワークをこなすことができます。



ASDの方は、人間関係や上司から気に入られているかどうかなどの曖昧な基準ではなく、成果に応じて評価されるような仕事を選ぶようにしましょう。得意分野を磨きスペシャリストになるなら、発達障害ゆえに多少苦手な仕事があっても貴重な人材となるはずです。

3.LDのある方に向いている仕事

LDの方は読み・書き・計算の苦手分野が主な業務を選ばないように注意が必要です。LDの特性は、通常の学習ではたどり着けない天性の才能になる可能性もあるため、自分に向いている仕事を探すようにしましょう。

LDの方に向いている仕事として、次のようなものがあります。

■作家・デザイナー

LDの方は、視覚から情報を得ることを得意とする方も多く、イメージで物事を記憶することができます。頭の中でイメージを膨らませてアイデアを生み出すことが得意なため、クリエイティブな業界で活躍する方もいます。


長けていることに特化した業務であれば、内容を問わず力を発揮できそうです。しかし、その一部に苦手な業務があるかもしれません。そんな時は、ツールを活用したりサポートを得たりしながら働くのも良いでしょう。

■広告業・マーケター

LDの方は発想力が豊かで、様々な角度からアイデアを出すことが得意な方がいます。そのため、LDの特性は、潜在的なビジネスチャンスをいち早く活かせる才能になることもあります。そのため、広告業やマーケターといった仕事も向いている職種のひとつでしょう。

3.発達障害の種類別でみる向いていない仕事

発達障害の方は、特性により苦手なことがあります。苦手なことを行う仕事を選んでしまうと、毎日がストレスになり、仕事を続けることが難しくなります。

1.ADHDのある方に向いていない仕事

不注意傾向の強いADHDの方はケアレスミスが多いため、失敗が許されない職種や、失敗がチームの足を引っ張ってしまうような職場は向いていません。また、多動・衝動タイプの方は、一日中座っているデスクワークや、ゆとりのないシフトではストレスがたまりがちです。

ADHDに向いていない仕事は次のようなものです。

■事務職

事務職は書類作成のミスが会社全体に影響を及ぼすこともあるため、ADHDの方に向いていない仕事です。特にミスが許されない法的な書類作成は苦手とする分野になります。


ADHDの方は、発達障害ゆえに注意していても生じてしまうミスがあることから、周囲に誤解を招く恐れがあります。理解のある職場であれば、ダブルチェックなどのサポートを得ながら働くこともできますが、まずは自分の特性に合った仕事を探すように心がけましょう。

■接客業

接客業は、来店対応やレジなどマルチタスクが求められる業務が多くあります。マルチタスクが苦手なADHDの方にとって向いていない仕事のひとつです。特に、お客が多く接客ペースの早い店舗で働くとストレスが強くなり、仕事を続けることが難しくなります。



ADHDの方は、電話対応の多い職種や、様々な問い合わせを受けるカスタマーセンターなど臨機応変さが求められる仕事も苦手とします。クレームを受けたり、怒られたりすると、頭が真っ白になり、さらにミスを繰り返してしまうため、自信を失くすこともあります。

商品の販売に関わる業務に興味があるのであれば、接客ではなく商品管理や品出しなどのマニュアル化しやすい職種から始めてみるのも一つの方法です。興味のある業界でも、様々な職種があることを念頭に、仕事探しを行っていきましょう。

2.ASDのある方に向いていない仕事

ASDの方は、曖昧な指示を理解したり、空気を読んで行動したりすることが苦手なため、人間関係やチームワークを重視する仕事は向いていません。ASDの方の仕事選びは、人間関係よりも仕事の成果を重視する職種を選ぶのがポイントです。

■接客業

接客業は来店する顧客の要望に合わせて臨機応変な対応が求められます。発達障害の特性ゆえに、こだわりが強く、ひとつの仕事に集中してしまうASDの方は接客を苦手とすることが多いでしょう。




ASDの方は社内の人間関係も苦手と感じることが多く、様々な部署との会話やコミュニケーションが求められるような職種も避けたほうが良いでしょう。

■電話オペレーター

ASDの方は電話対応を苦手とすることが多いようです。電話対応は、「聞く」と「書く」を同時で行うマルチタスク業務のひとつです。



感覚過敏で聴覚への刺激を受けやすい特性を持つ発達障害の方は、様々な音を拾ってします。電話対応ができる場合でも、静かな場所など環境が整っていないと難しい業務になります。

発達障害の方は自分の特性から見て苦手分野がメインにならないように、慎重に仕事を選ばなければなりません。

3.LDのある方に向いていない仕事

LDの方は、読み、書き、計算が主な業務になる仕事は向いていない可能性が高くなります。デジタルツールや計算機を使用することで克服できる分野もありますが、日常的に書類や数字を扱うような仕事は、ストレスを抱えやすくなるかもしれません。

■事務職

事務職には読んだり書いたりする業務が多く、LDの方の中には時間がかかるとか、できないと感じることもあるでしょう。自分なりの工夫や対策で克服できる分野もあるかもしれませんが、毎日、苦手分野に取り組まなければならない仕事に就くなら、仕事を続けるのは難しくなります。



マニュアルが読めない、理解するのに時間がかかるというように、一部の業務に支障が出る場合もあります。イラストが描かれたマニュアルは理解を促すことができるのであれば、その部分のやり方だけを相談すれば克服できるかもしれません。事務と言っても様々な業務があります。どうしても事務職をやりたい方は、自分の担当する業務内容を事前にしっかり確認する必要があります。

■接客・レジ

LDの中でも計算障害をお持ちの方は金銭の計算を主業務にするレジ係は向いていない仕事になるでしょう。とっさの時に暗算を求められたり、お釣りを計算しなければならなかったりすると、ミスを連発してしまうからです。



数字に関わる仕事が苦手とはいえ、LDは狭い分野の発達障害なので、向いていない仕事を避けられるならば、特性に合った適職を見出すことは可能です。

4.向いている仕事の探し方

発達障害の方が自分に向いている仕事を探すためには、自己分析が欠かせません。自分の持つ発達障害の特性を正確に把握して、仕事上の得意・不得意を整理しましょう。まずは、トリセツなどの無料ツールを使って自分でナビゲーションブックを作るのもおすすめです。

また、同じ境遇の方の転職状況や気になる企業の職場環境や雰囲気を知りたいときには、アンブレの口コミも参考になります。自分の特性を活かして向いている仕事を探した方のアドバイスをご覧ください。

また、具体的に求人情報を知りたいという方は、ハローワークや障害者雇用専門の転職エージェントを活用するのも良いでしょう。専門のアドバイザーが一緒に自己分析を行い、向いている仕事を紹介してくれるところもあります。

一人でできること、専門サービスを活用する方法、使い分けながら仕事探しを進めていきましょう。

5.まとめ

発達障害には種類があり、それぞれの特性に応じて向いている仕事や職種は異なります。仕事を続けるためには、自分の得意分野・不得意分野を知り、それに応じた職種を選ぶことが欠かせません。

ADHDの方、ASDの方、LDの方に、「向いている仕事」と「向いていない仕事」はどんな仕事なのでしょうか?

■ADHD

多動性の傾向があるADHDの方は、清掃や倉庫作業など身体を動かす仕事が向いています。また、営業やフレックスタイム制の仕事を選べば自分で予定を決めて動けるので、比較的自由に仕事ができます。

不注意傾向のあるADHDの方は、ミスが多くなりがちなので、書類作成や数字入力など正確さが求められる事務職は向いていないでしょう。また、マルチタスクが苦手な方は、接客業や電話対応などもストレスをため込みがちです。

■ASD

一つのことにこだわりが強く集中力が持続するASDの方は、工場や倉庫などの軽作業が向いています。また、PCスキルのある方は、プログラムや開発など専門スキルを活かせるIT関係の仕事もおすすめです。コミュニケーションが苦手な方は、チームで行う仕事よりも個人の成果を重視する仕事を選ぶとストレスを減らすことができます。

空気を読むことが苦手なASDの方は、人によって臨機応変な対応が求められる接客業は向いていません。聴覚過敏の方は、電話対応を主な業務にする仕事も注意が必要です。

■LD

読み、書き、計算を苦手とするLDの方は、デザイナーや作家などクリエイティブな仕事が向いているでしょう。また、一般の人とは違う感性が求められる広告業やマーケッターもおすすめです。

LDの方は、書類を扱ったり、マニュアルを読んだりすることが多い事務職を苦手とする方が多いです。また、計算を主業務にするレジ係も向いていない仕事になります。

得意・不得意分野がはっきり分かれる発達障害の方は、仕事選びで苦労することが多いかもしれません。しかし、自分の障害を理解し、特性を強みとして活かせば、自分に向いている仕事を見つけられます。

このコラムが発達障害の方にとって、自分に向いている仕事を見つけるためのきっかけになることを願っています。

【監修者:松好伸一先生からのアドバイス】

発達障害を抱えていると、どうしても「自分はダメな人間だ」と思いがちだったり、「どうして自分の力を理解してくれないんだ」と不全感を抱えてしまったりすることが多くあります。

今回のコラムでは、ネガティブな部分を理解することでポジティブなところに目を向けるきっかけとなる内容です。「何もできなくてダメな人間」ではなく「得意な部分が人と違う」「得意な分野だけが突出している」と言う考えで、自分を見つめなおしてみましょう。

自分が苦手な部分にばかり目を向けていくと、得意な部分まで隠してしまうことになりかねません。ASD、ADHD、LDそれぞれの得意分野、適性職種などと自分の特性を重ねて、より良い仕事選びに役立ててください。

ADHDのある方の口コミがご覧いただけます。どのようなお仕事をされているのか参考にしてみてください。
▼発達障害のある方のお仕事・職場口コミ一覧

発達障害のある方が転職に成功するコツを紹介しています
▼発達障害の方が転職に成功するコツとは? 向いている仕事の探し方を紹介


※この記事は投稿いただいた口コミから生まれています。
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監修者

保育士や幼稚園教諭、障害児支援に長年従事。またサービス管理責任者として障害者支援の経験を持つ。発達障害や保育に関する教科書など著書も多数で、2022年3月29日「幼児教育方法論」(共著・一藝社)を刊行。

保有資格

著者

発達障害・心理系のコンテンツを発信するWEBライター。大学で臨床心理学を学び、発達障害や精神疾患への知見を深める。自身もADHD(グレーゾーン)でありつつ社会で働いた経験や、事業を経営してきた経験をもとに、ADHDの仕事・働き方に関する著書を出版。障害を持たれる方が、自分の強みを理解し、イキイキと働けるように支援する活動をライフワークとしている。著書「ADHDの集中力アナドレン: 発達障害に負けない仕事術・タスク管理術 」「大人のADHD読書術」も好評。

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