「自分なんて」と思ったら、まずは私たちに会わせてください。『dodaチャレンジ』のキャリアアドバイザーが語る奇跡を起こすお仕事探し

業界最大手だからこその案件数に加えて、キャリアアドバイザーの手厚いサポートに力を入れている『dodaチャレンジ』。

責任者の有本由香さんにお話を伺ったサービスの概要に加え、この記事では、キャリアアドバイザーの皆さんが、実際どんな風に求職者さんと接しているのかを教えてもらいます。

伺ってみると、想像を超えるような想いに溢れたエピソードがありました。 ご自身の障がいが理由で「自分なんて」と思ってしまう方にこそ、最後まで読んでいただきたいです。

障害者雇用で転職をお考えの方、無料で転職相談しませんか?
知的障害のある方の面接のコツや求人の探し方をはじめ、仕事探し、転職活動自体のアドバイスも実施中。
すぐに転職するかわからない、障害者雇用で働くか迷っている方のご相談も承っていますご相談はこちらから

目次

大事なのは、求職者さまの理想の職場環境を知ること

アドバイザーの専門分野は、テキトーに割り振っているわけじゃないんです。

悩んでいるのは、あなたひとりじゃないんです。

ブランク期間があっても、大事なのはその時期の過ごし方

諦めなければ必ずお仕事は見つかる。実際の出来事から私たちが学ぶこともたくさんあります

.

まずはお会いして、あなたのお悩みをお聞かせください。

「その人」と向き合うから生まれる、マニュアルにないストーリー

大事なのは、求職者さまの理想の職場環境を知ること

※(写真左から)入口聖徳さん:身体障がい担当/塙ゆかりさん:知的障がい担当/大出恵さん:精神障がい担当



入口さん:日々求職者さまからいただくご相談の本質は、障がい者枠以外の方がお仕事探しをする場合と変わりません。
個々人が求めているものが叶わないことが、お悩みにつながっているんです。
ただ障がいのある方のほうが、職場でのそのお悩みの伝えづらさや、「自分だけ早く帰って申し訳ない」などといった引け目が大きいかもしれませんね。

塙さん:そうですね。だからこそ、求職者さまが何を求めているのかを一緒に考え、企業側がどこまで対応できるかを聞いて相互理解を促す仲介役になるのが、私たちの役割です。

大出さん:企業側にはご紹介する求職者さまがどんな配慮を必要としているかをお伝えしますし、求職者さまにはどこまで自分で伝えられるのかを確認させていただいています。 もちろん、ご自身で伝えにくい場合はアドバイザーを頼っていただき、間接的に企業にお伝えしていく、というご支援もできますしね。

アドバイザーの専門分野は、テキトーに割り振っているわけじゃないんです。



―気になるのが、みなさんそれぞれ専属の障がい種別の方をメインに日頃カウンセリングをされていると思うのですが、どのように分担は決められるのでしょうか?

大出さん:分担は、カウンセリングをしていく中で「この人は知的障がいの方とのコミュニケーションが上手だよね」などと実績を考慮して決められるんです。

入口さん:テキトーに決めているわけじゃないんですよ。これに関しては、塙のエピソードがわかりやすいと思います。

ーそうなんですね。では、塙さんにエピソードを伺ってもよろしいでしょうか?

塙さん:はい。これは私が初めてご支援させていただいた知的障がいのある方のお話なのですが、その方は18歳のときにご登録いただいた若い男性でした。

もともとは、通っていた特別支援学校からの紹介でホテル業界に就職したのですが、そこでの人間関係が良好ではなく、他のスタッフの悪口が聞こえたりするのが辛かったようで…。それがストレスになって、半年で離職してしまったんです。
とはいえ、本当に素直で真面目な方だったので、ご支援をさせていただいた医療系の人材会社へパート社員での就職が決まりました。
お仕事は単純作業の書類チェックからはじまり、当初は避けていた電話応対もだんだんできるようになって、書類のデータ入力などどんどん仕事の幅を広げ、すごく評価をしてもらって1年後にはなんと正社員になったんです。

―すばらしいですね。前職では人間関係が離職の原因だったことに対し、転職後はどうだったのでしょうか?> 塙さん:実はその会社は知的障がいのある方を採用したのは初めてだったのですが、その方が入ったことで職場のメンバーが積極的に配慮し合うようになって、社内の人間関係もより良くなったそうで。「本当に良い方をご紹介いただいてありがとうございました」とまで言っていただけたんです。
この方のご支援を皮切りに、積極的に知的障がいのある方に接点を持たせていただくことになり、『dodaチャレンジ』としても知的障がいのある方のご支援を拡大するきっかけになりました。

―塙さんのカウンセリングで、一人の求職者さんの人生を変えることができたのですね。

悩んでいるのは、あなたひとりじゃないんです。



―ではここからは、それぞれご担当ごとの障がい種別の求職者さまから、よくご相談される内容を教えてください。

入口さん:身体障がいの中では、聴覚障がいや上下肢の障がいなど、見た目ではわかりにくい障がいのある方のお悩みが多いです。
職場でうまく困りごとを伝えられず、離職に至ってしまったというお悩みですね。
そういう方が長く勤めていると、本当は重い荷物を持つのが大変だったりするのに、一見するとわからないので、その方にとっては負担の大きい仕事を当たり前のように頼まれてしまうこともあります。
また、聴覚障がいの方はもともと情報が入ってきにくいので疎外感からストレスを感じてしまい、会社に居づらくなってしまって、転職を考えるケースも多いんです。

―職場でのお悩みの「伝えにくさ」については、どの障がいにも共通しそうですね。 では、知的障がいのある方の場合はどうなのでしょう?

塙さん:知的障がいのある方の中にはご家族のご協力が必要な場合があります。
ご支援をする際はご家族が応援してくれているのか、転職に関してどう思っているのか、というのはカウンセリングの中でしっかり伺っています。

ー求職者さまの中には、どこまで家族の相談をしたらいいかがわからない方もいらっしゃいそうですね。

塙さん:知的障がいの求職者さまの場合、意思決定にはご家族のご意見が重要になることも多いので、はじめの段階でご家族のお考え伺っています。じっくりお話を伺うことで、今までご家族にも話せなかったことを私たちにはお話していただけることも多いんですよ。

ーどうやって、そんなお話しやすい雰囲気をつくっていくのですか?

塙さん: 知的障がいのある方だと、今まで「他の人はできているのに自分はできない」と劣等感を感じられている方が多いようです。なので一緒にその方のよいところやできることを探すようにしております。意外と自分のよいところって見つけづらかったり見過ごしたりしてますからね。

ーたしかに、肯定してくれる人の存在は偉大ですよね。では、精神障がいのある方はどうですか?

大出さん:精神障がいはたくさんあるので一概には言えないのですが、よくご相談されるのが「こんな自分でもお仕事があるんですか?」という内容です。
精神障がいのある方は特に、自分がどこまで役に立てるのか、理解してもらえるのかがとにかく不安に感じやすい方が多いように思います。私共はご支援していくなかでストレスの原因など、体調悪化の原因となっているものを見定めて、企業側にもきちんと事前共有を行います。そうすれば企業の方も事情しっかり理解していただいて、適切な環境をご用意いただきご活躍いただいている例も多いです。
例えば統合失調症で幻聴幻覚が聞こえるときがある方は、どういう状況でそうなってしまうのかをヒアリングして企業にも伝えますし、求職者さまには「それが幻聴幻覚とわかっているなら大丈夫ですよ」とお伝えしています。

それから、ADHDの方は仕事でミスをして怒られてしまったトラウマがある方も多いです。でもそれって、ただ職種が向いていなかっただけで、経理では活躍できなかったけれど、電話対応ならすごく得意だったりもします。だから、その方の得意、苦手なことにあわせて豊富な求人から応募先のご提案を行っております。

―アスペルガーや双極性障がい・うつ病の方のお悩みはどうでしょうか?

大出さん:アスペルガーの方は、いつもと違うこと、ルーティーンから外れることが苦手な方が多くいらっしゃると思います。例えば通勤の電車の乗り換えで、ちょっとでもいつもとちがうルートになるととパニックになってしまったり。指示を明確に出してもらわないと、どんな行動をすればいいかわからなくなってしまうことも多いです。
だから、まずはあるがままを受け入れて、無理のない範囲で通勤訓練をご提案したり、迷ったときの判断基準を一緒に考えたりしています。

また、職場では「わからない」と正直に言えない方も多いので、私たちから企業側に明確な指示を出してもらうよう伝えています。

それから、うつ病や双極性障がいなど精神的な障がいの方は、「私はもう大丈夫です!」とおっしゃる方が多いようにみられます。それは就職したい気持ちをアピールしようと、ついつい発してしまう言葉だと思うのですが、それよりも素直に自分の苦手なことや助けて欲しい内容を伝える方が今は大切だということを、「大丈夫、無理はしなくていいんですよ」という言葉でお伝えしています。

きっと、今までもそんな風にご自身が思う以上のことを無理して頑張ってきたから、精神的に辛くなってしまった方が多いと思うんですよね。

それこそ目に見えない障がいのある方には、周りに伝わらない精神的な負担があると思うので、それをカウンセリングで取り除いていくことが大事だと思っています。

障がいを引きおこす1つの要因「ストレス」の元がわかっていれば 、その病気に悩むこともなかったかもしれません。それを病院とは別に、お仕事の面にポイントを置いてカウンセリングしていくのが私たちの仕事です。

ブランク期間があっても、大事なのはその時期の過ごし方

―では、すべての求職者さまに共通して多いお悩みについては、どんなものがありますか?

塙さん:「仕事のブランクがある自分でもいいんだろうか」と思っている求職者さんも多いですね。例えば、事故に遭って治療やリハビリをしていたり、うつ病になって療養をしていたりして、数年間仕事ができない状態になってしまったというケースも少なくありません。

入口さん:大事なのはその間にどんなことをしていたのか。例えば、2年間お仕事ができない状況だったとしても、図書館やパソコン教室、就労移行支援施設に行くなど、朝起きて、日中は行動する習慣をつけましょうとお伝えしています。

塙さん:2年間アルバイトや家事手伝いをされていたなら、十分体力仕事ができたり、数字の入力ができたりと、社会に出ても活かせるスキルがあるんですよね。だから、ブランクの間にできていたことを一緒に見つめ直しアピールポイントを探すようにしています。

大出さん:日常生活のルーティーンをつくることからご支援するケースもよくありますね。働き始めたら5日間毎日朝起きて7時間くらい働いて、夜帰るというリズムが続くので、そういったアドバイスもしています。

諦めなければ必ずお仕事は見つかる。実際の出来事から私たちが学ぶこともたくさんあります



入口さん:あきらめずにいればお仕事は見つかるんですよ、ということがお伝えできるエピソードがあります。
私が2回ご支援させていただいたその求職者さんは事故による下肢障がいのある方でした。ご登録いただいたのは58歳のときでしたが、年齢上なかなかご就業が叶わず…。 しかし、2年経ってその方が60歳になったときにようやくお仕事が決まったんです。 でも、ちょうどその頃にお母様が他界されて。お気持ちも辛かったでしょうし、そのタイミングで会社の開発工事が始まってしまい、脚に負担がかかる通勤路となってしまって、やっと就職できた会社を2か月で辞めることになってしまいました。

そのとき私も「次は難しいかもしれません」と言ってしまっていて。ただ、その半年後に「入口さん、もう一回やっぱり働きたい」とご連絡をいただいたんです。
そうしたらそのときたまま良いタイミングで空いている求人があり、なんと内定が出たその日がお母さまの命日だったんです。ご本人も「本当に母親がくれたプレゼントなんだと思う」とおっしゃっていて。
そのとき感じたのが、アドバイザーである自分が無理だって思っちゃだめ、フィルターをかけちゃいけないんだなということでした。

.



大出さん:私もお話しさせてください!今年1月からご就業が決まった方のお話です。 その方は就職活動を始めたタイミングでアスペルガーだということがわかったんですね。このケースは発達障がいのある方によくあるのですが、これまでのご苦労の話を伺うと、根拠のないこだわりが強くて、就職活動でも「この業界!」と決めたら他は考えられなくなってしまった、と。
そこで、「じゃあ優先順位を少しずつ考えて一緒に選んでいきましょう」という風にお仕事探しを始めたんです。
いくつか面接も進んで内定をもらっている状況であったのですが、最終的には自分のことを理解しようと努力してくれる企業さまに決められました。
そこは実は、アスペルガーのある方を採用するのは初めての会社さんだったんですが、選考の段階からすごくその求職者さまのことを知ろうとしてくれていて。
それがご本人に伝わり、「こんなに自分のことを理解してくれる会社があるんだ」ということでご就業が叶いました。給与面でも、もともとご本人が希望していた金額よりも多い金額をもらえることになったんです。>

まずはお会いして、あなたのお悩みをお聞かせください。

―ここまで、素敵なお話をたくさんしていただいてありがとうございました! では最後に、お仕事を探したいと思っている読者の方々になにかメッセージをいただけますでしょうか?

塙さん:とにかくお伝えしたいのは、お一人で抱え込まずに、お仕事やご家庭のことなど、あらゆるお悩みを私たちに包み隠さずご相談しにいらしてほしいです。

入口さん:転職をしたいと思っている方には、どこか必ず良いところが見つかります。これは実感としてわかったので、「自分なんてもう転職できないだろうな」と思っている50〜60代の方も、どんどんご登録してください!

大出さん:ご自身が不安でも、ちゃんとカウンセリングをして打開策を見つけていけば、「こんなにも理解してくれるんだ」と思うくらいに素敵な企業にも出会えます。「ちゃんと向き合って能力を評価してもらえるんですよ」ということをお伝えしたいです。

「その人」と向き合うから生まれる、マニュアルにないストーリー

『dodaチャレンジ』の3名のアドバイザーさんにお話を伺っていて感じたのは、求職者さま一人ひとりに対する愛情の深さでした。

障がいごとの特徴やお悩み、それらを解消するための基礎的なノウハウはありながらも、本質的にはすべての求職者さまを「特別な存在」として見ていることを感じます。

例えすぐにはお仕事が見つからないとしても、長期的に関わっていく中でいつか必ず報われるようなご支援。
それができるのは、求職者さまにとっての転職が、その方の人生でどれだけ大きなことなのかを知っているからです。

『dodaチャレンジ』は、「どんな障がいのある方でも、いきいきと働ける社会」を本気で目指しています。
お仕事に関する迷いをお持ちなら、一度お話ししてみてはいかがでしょうか?

『dodaチャレンジ』はこちら

障害者雇用で転職をお考えの方、無料で転職相談しませんか?
知的障害のある方の面接のコツや求人の探し方をはじめ、仕事探し、転職活動自体のアドバイスも実施中。
すぐに転職するかわからない、障害者雇用で働くか迷っている方のご相談も承っていますご相談はこちらから

著者

障害、病気のある方の企業や仕事に関する口コミサイト「アンブレ」を運営中。 丁寧な取材や口コミの分析を通して、病気や障害の特性に配慮した働き方や仕事との向き合い方を提案。理想の職場に出会うための、そしてより働きやすくなるための情報を発信しております。障害や病気があってもぴったりの仕事を。

新着口コミを毎週火曜に定期配信中
働きやすい環境を見つけるきっかけに


新着口コミを受け取る