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自律神経失調症でもできる無理しない働き方!就職・転職のコツとは

「自律神経失調症」と診断されるまでに、多くの病院を渡り歩いてすっかり疲弊してしまった方も多いことでしょう。なかなか見た目にはわからない病気のため、雇い主に理解されずに解雇されたり、退職を余儀なくされたりした方もおられるのではないでしょうか。

復職・仕事復帰したいとは思うものの、仕事をしていたときの「辛い状況」を思い出すと、就職・転職活動にためらってしまうことも。

「コントロールできない体調不良でもできる仕事があるだろうか」
「上司や同僚が理解してくれるような人間関係のよい職場があるだろうか」
「調子がよくなったり悪くなったり繰り返しているこの状況で、復職・仕事復帰ができるのだろうか」

いろいろなことを考えると不安で頭がいっぱいになるかもしれません。でも、大丈夫です。
自律神経失調症に悩みつつも、病気の特徴を理解し自分に向いてる職場に就職・転職できた方は、たくさんいらっしゃいます。
今回は、そのような方のアンケート回答を交えながら、役立つポイントをご紹介していきます。

・とくにどんなことに注意しながら就職・転職活動を行ったのか
・自律神経失調症でもできる仕事・オススメ企業は?
・面接前の準備や、実際の面接時に伝えるべきこととは?
・仕事を続けるための工夫

具体的で、力がわいてくるたくさんのアンケート(生の声)が集まっています。ぜひ、今の職場でのお仕事、復職・仕事復帰の参考にしてみてください。

目次

  • 自律神経失調症の方が実際に経験していること
  • 自律神経失調症の方にオススメの企業とは
  • 働きやすい企業・職種と業種
  • 自律神経失調症の方が成功する面接のポイント
  • 入社後に心がけたこと
  • これから企業を探す方へ
  • 最後に
  • 自律神経失調症の方が実際に経験していること

    自律神経失調症はとても辛い病気です。交感神経と副交感神経の切り替えは自分ではできません。自分の体調をコントロールできず、発汗したり、眠れなくなったり、あらゆる身体症状が出てきます。しかも、診断されるまでには相当の時間がかかります。

    原因不明のまま、仕事に行けない・続かないという状況が生じて、仕事をやめる決断に追い込まれた方も少なくないでしょう。とくに自律神経失調症で辛い症状にはどのような特徴があるでしょうか?いくつかポイントを挙げてみましょう。

    ①季節や天候の影響を受けやすい



    「特に夏に弱く、休みがちになる。パニック発作の不安感も出やすいので職場まで辿り着かない。血管迷走反射で失神。」

    「疲れや暑さで体調不良になりやすく、急激に緊張感が高まると、手の指が痺れて固まってしまう。また、酷い時は吐き気もありました。このようなことから、夏場の暑い時期の仕事や、トラブルが発生した時は、精神的にもダメージが大きかったと思います。

    「自律神経失調症により、特に気圧、気温の変化によって急激な頭痛、目眩が起こり仕事にかなり支障が発生している」

    自律神経失調症の大きな特徴のひとつは、気候などの外的な環境にあわせて身体状況を適応させることができないことです。健常者は暑ければ汗をかき体温を下げ、寒ければ震えて体温を上げることができます。しかし、自律神経失調症の場合は、そのコントロールができないのです。

    辛いことに診断名がつかないことが多いので、無理をして再発してしまう人もあとを断ちません。

    ②生活リズムの乱れによる体調不良



    「うつ病と自律神経失調症によって生活リズムの不順が生まれ、うまく時間通りに動けない」

    「勤務内容によっては人よりも疲れやすい状態であり、特にシフト制の勤務になると睡眠リズムが狂って不眠障害にまでなってしまい、体調を崩すもととなってしまいます。」

    「体調不良があると訴えていたが、人手が足りないという理由で通常よりも多く夜勤の勤務を入れられたり残業をしたりと、勤務時間をかえって増やしているような気がしました。余計に体調を崩させて退職に追い込みたいのだろうかとまで思いました。」

    自律神経失調症の方にとって、夜勤やシフト制の勤務など、生活リズムが乱れてしまうような職場は天敵となります。また忙しすぎて残業が多かったり、休日がとれなかったりするために、リズムが乱れてしまって取り戻せなくなった方も多いようです。とくに睡眠がうまくとれなくなると、生活のあらゆる面に影響がおよびます。

    仕事に行きたくても行けない、どうしても身体が動かない状態に陥ってしまって、はじめて周りも不調に気がつくということが多いのです。

    ③理解してもらえない



    「障害者枠で工場に知的障害の従業員を積極的に雇っていたが、私は虚弱体質だけどその他は健常者と同じ職務なので、メンタル面のケアがおろそかだった。」

    「病気のことは直属の上司へ打ち明けたものの、あまり理解をしてもらえず治療に専念することが出来ないまま、体調に細心の注意を払いながら退職まで勤務を続けました。」

    自律神経失調症の方にとって、もっとも辛いのは「理解されない」ことです。身体的な疾患の特徴が出るものの、どの病院・科に行っても正確な診断名をもらえず、心療内科に回されたり、「メンタルによるもの」と言われたりすることが多いのです。

    しかし、実際には身体的な状態ゆえにできないことが多いだけで、精神疾患ではありません。職場の同僚や上司から、批判的な目で見られたり「怠けているだけ」などと言われたりするのはとても辛いことです。圧力をかけられて解雇・退職するしかない状況になることもあります。

    そのような状況を経験すると、今後の復職・仕事復帰にもネガティブな影響がおよびます。「もう、自分は働けないのではないだろうか」と思ってしまうのです。

    ④生活の不安



    「身体に異変が起き、通勤できなくなってしまった時は、今後の生活への不安で頭が真っ白になりました。」

    「体調の良い日のみバイトに行っています。将来の不安が大きいです。」

    自律神経失調症は、調子のよい時と悪い時の差が激しく、その日の体調が朝にならないとわからないこともあります。その日になって仕事に行けないことが続くと、解雇されることもあります。それで、責任感の伴う仕事を避けるようになると、経済的な不安や将来への不安が大きくなるのです。

    適切な投薬治療によってある程度改善し、上手につきあっていける病ですが、正確に診断され、周りの理解を得るまでが一苦労です。自律神経失調症の方は、アンケートで挙げられた声と同じだとお感じではないでしょうか。

    しかし、がっかりすることはありません。自律神経失調症でもできる仕事や職場はたくさんあります。実際に多くの方が、自分の体調をコントロールしつつ復職・仕事復帰に成功しています。

    上手にコントロールすれば、再発せずに長続きする就職も可能です。では、実際に就職・転職活動に成功した方の声を聞きながら、自律神経失調症でもできる仕事・オススメ企業や業界・職種などを考えてみましょう。

    自律神経失調症の方にオススメの企業とは

    続かない職場



    まず、アンケートから自律神経失調症の方にとって「続かない職場」の特徴をいくつか挙げてみましょう。

    「人員不足で休暇や休憩が減らされることが多かったです。特に夜勤に関しては、1回するごとに仮眠の時間を休暇として扱い、実際の休暇から半日程度減らすという独自のルールができていました。そのため月の夜勤の回数によっては休暇が週に1回程度しかなく、それが原因で他にも体調不良になって退職した人がいました。よほど体力に自信のある人でないと勤まらないところだと感じていました。」

    「月に12回の24時間勤務は体に負担が大きい、特に仮眠時間が変則で日常生活に支障が出るようだ」

    生活のリズムを乱すような仕事のスケジュールが、自律神経失調症の引き金(または悪化させる要因)になってしまったケースが少なくありません。いわゆる「ブラック企業」に勤めてしまうと、なかなか復職・仕事復帰できないほど、身体的なダメージを被ってしまうことがあるので注意が必要です。

    仕事のやりがいや給与が高くても、無理な仕事は決してしないようにしましょう。

    続けられる職場とは



    では、どんな職場が自律神経失調症の方に向いてるでしょうか。実際の声をお聞きしましょう。

    「身体に障害や病気がある場合、自分が発作や不調を起こしたときに助けてくれる・その分を埋めてくれる人員がいることが重要になります。そのため、ある程度人数の多い職場を選ぶことが大切です。小さな職場は、一人一人の距離が近い分人間関係などは円滑に行きますが、自分が欠けたときに回らなくなってしまう危険性も高いです。産業医がいたり、病気への理解が高い企業かどうかと同じくらい、働いている人の数にも注意してみてください。」

    この声にあるように、ある程度、職場に余裕があることが必要です。自律神経失調症は、その日にならないと体調が分からず急に仕事に行けないこともあります。そのような時にもフォローしてくれるだけのスタッフがおり、会社の体制全体に余裕がある企業がオススメです。

    それでは、実際に自律神経失調症の方が働いて好評だった企業を紹介しましょう。

    働きやすい企業・職種と業種

    満足度の高い企業



    ・株式会社壱番屋
    「1ヶ月に1度ほど、強い吐き気に襲われたり、過呼吸を起こしてしまうことがありました。その際は他のスタッに伝えればすぐに休憩や早退をさせてもらえたりと、ある程度は思いやりのある会社でした。残業がほとんどなく、福利厚生もしっかりした企業でしたので、満足しています。」

    ・明治安田生命保険相互会社
    「自律神経失調症を発病したときは3ヶ月ほど休職を与えられました。会社からは「焦らずに治すように」と優しい言葉をかけてもらい、復帰後もなるべく身体への負担が少なく済む内勤に移動させてもらうなど、配慮して頂きました。会社も退職しなければいけないかと覚悟しましたが、親身になって復帰を後押ししてくれたので、とても有り難かったです。自宅療養期間として3ヶ月与えられました。またその間も、会社独自の休職手当を支給して頂きました。復帰後は、内勤への配置転換、残業なし、体調が悪くなったら早退してよいなどの配慮をして頂きました。また、他の社員の方も、私のこのような特別扱いに嫌な顔一つせず、サポートして頂けました」

    ・株式会社富士通九州システムズ
    「病気で入院した後も、年金受給資格の説明や傷病手当金の手続きなど、協力してもらった。」

    ・明石民主商工会
    「精神疾患にかかったときは、一年半の傷病休暇を補償してもらえた。 それまで使ったことのない有給休暇を固めて取らせてもらえ、実質2年間休職できた。」

    自律神経失調症の方におススメの業界・業種



    ①福利厚生のしっかりした大手企業
    どのオススメ企業も「福利厚生がしっかりしている」という条件があることにお気づきになったのではないでしょうか。自律神経失調症の方は、遅刻してしまったり、早退したり、急に休みをとらなければならないことが多いでしょう。そのような時でも、有休を使えるかどうかも重要です。また、傷病手当の対象になると休暇があり、休職中のサポートもあります。このようなサポート体制が整っているのは大きな企業です。

    ②社員数の多い企業
    企業体力に余裕があり、人員がたくさんいる会社がオススメです。自律神経失調症の方が、仕事をできないときでも、代わりに助けてくれる人がいれば、なんとか仕事はこなせるかもしれません。自分だけしかできない仕事を抱え込むのではなく、誰でもできる仕事を選ぶようにするのがコツです。

    余裕のない小さな企業やブラック企業・ベンチャーなどの場合は、誰も仕事をかわってくれないため疲弊してしまい、無理をして再発してしまいます。自律神経失調症の特徴をよく理解して、無理がかからない仕事を選びましょう。

    ③医療関係の職場
    自律神経失調症は、なかなか診断されづらく理解を得られない傾向にあります。医療関係の職種の場合は、自律神経失調症がもたらす影響を理解してくれる人が多いため、サポートを得やすいでしょう。

    自律神経失調症の方が成功する面接のポイント

    面接の前準備



    まずは、面接の前に行えることを考えてみましょう。自分が何を望んでいて、どんな企業があるのか、事前にリサーチすることも立派な「転職活動」といえます。

    ①事前リサーチ
    「その会社に勤務していた人を知っていたら、その人たちの話をよく聞くことです。そうすれば、自ずとその会社の問題点は見えてくると思います。個々の抱える問題にどの程度対応してくれるのか、障害者を雇用するのが、単なる税金対策ではないか、そのあたりを聞くべきでしょう。」

    「障害の理解は職場全体まで伝わりません。同じ立場の方がどのように勤務しているのか、与えられる職務内容と出来ない時のフォロー体制を知っておいた方が良いでしょう。」

    インターネットなどを用いて良い評判・悪い評判を探すことも大切です。いつも社員を募集している会社はブラック体質かもしれません。なぜすぐにやめるのか?続かないのはなぜか?退職の原因は何か?など、具体的なことを調べます。できるなら、その会社に働いていた人に聞き取りできれば、よりいっそう安心ですね。

    ②高望みしない
    「思った通りのことが就職先でできることはほぼあり得ないと思って臨んだ方が良い。自分がやりたいことと仕事として果たさないといけない義務とは明らかに異なる。そう割り切った上で就職できるかどうかはきちんと認識しておく必要がある。また、外から見える部分と実際に就職後に見えることには大きな違いがあることも理解しておく必要がある。」

    すべて自分の希望がかなう就職先というのはないことを知っておきましょう。自分の病気の特徴を知り、自分でもできること、できないことを明確にして面接の準備をするのがオススメです。

    面接の際に気をつけたこと



    では、実際に面接の際にはどんなことに注意したらよいでしょうか。アンケートから転職活動に成功した方の生の声を見てみましょう。

    ①疾患の影響を伝える
    「面接はすべての家庭環境を伝え理解してもらえるところは少ないですが、隠さず絶対言うべき。0.1%の確率で見つかると思いますが早めに動くことです」

    「体の具合が悪い、障害がある、特別こだわりがつよい性格(精神疾患含む)などの事実は、入社の際はっきり包み隠さず話して、それらに理解のある職場で働くべきです。 健康を取り繕って働いても、辛い思いをするだけで、結局、持ちません。」

    「応募先に問い合わせをする時点で、何かしらの障害や疾患があるのなら伝えておくべきです。それであちらが難色を示したら黙って就職しても勤務を続けていくのは不可能ですし、逆に障害や疾患があっても配慮するということを言われたら働きやすい職場であると考えられるので、そのまま応募すべきだと思います。」

    自律神経失調症の症状が出ると、できないことも多くあります。何ができて、何ができないのかを正確に伝えることが大切です。「自律神経失調症」という名前だけでは、採用担当者や雇い主は、こちらの限界を理解できません。一番体調が悪くなるときに、どんな影響が出るかも伝えるようにしましょう。

    また無理せず働くことができれば再発を防げることや、自分でもできる仕事のペースなどを伝えると、理解のある職場を見つけられます。もちろん、すぐにそのような仕事が見つからず、面接を何件受けても、なかなか決まらないかもしれません。

    しかし、焦ってブラック企業に勤めてしまうよりは、すぐに決まらないほうがよいのだとわりきって転職活動を行うのがよいでしょう。

    ②実際に社内見学する
    「何よりも自らの体調が良い状態で勤務出来る環境に身を置くことが大切だと思います。実際に職場の近くへ行ってみて雰囲気を感じてみるなど、面接では感じ取ることが難しい部分についても把握する努力は必要かと思います。また、福利厚生がどのようになっているかについても確認しておくと安心かと思います。」

    「人事だけの言う事を鵜呑みにせず、働いている全年齢層の人が生き生き働けている職場かどうか確認した方が良いと思います。トイレが綺麗かどうか、変な張り紙がされていないかも、客先用だけでなく、従業員用も含めて確認した方が良いと思います。」

    できれば、面接の際には社内見学するようにします。また働いている人の顔も見るようにしましょう。自分に向いてる職場環境かどうか、直感も大切にしてください。辛い身体症状が出た場合でも、フォローしてくれそうな環境でしょうか。それとも、仕事に忙殺されて、ほかの人のことは助けられないような環境でしょうか。ある程度は職場を見るとわかるものです。

    職場の人間関係もそれとなく確認するようにしたいですね。

    ③契約内容を確認する
    「契約時の内容は口頭だけではなく、きちんと文書を通して契約した方が後々トラブルが起きた時の保証になると思います。また、仕事内容に対するお給料があまりにも低すぎる事がないかなど、優遇面でもよく考えた上で探した方が良いと思います。」

    「求人サイトのアピールポイントなどほとんどあてになりません。雇用契約を明確にしてもらいましょう。契約と違う作業が多々あります。 その時に契約解除できるような条件を入れてもらえれば、良い会社です。」

    就職・転職活動の常識ですが、面接担当者との口約束だけではなく、しっかり契約書で労働条件が話された内容と調和するか確認しましょう。自分の体調から見てできないことを引き受けてしまうと、辛い状況になることは目に見えています。

    自律神経失調症でもできる仕事、自分の体調に向いてる仕事を選ぶためには、時間がかかるかもしれません。すぐに決まらないとしても焦らないでください。必ず条件にあう仕事が見つかるものです。

    入社後に心がけたこと

    就職・転職活動が成功して、実際に勤め始めたあと、どんな工夫をすると仕事を続けられるでしょうか。無理をして再発させずに、復職・仕事復帰に成功するポイントとはなんでしょうか。

    何度か取り上げましたが、自律神経失調症では辛い身体症状が特徴となります。

    「自律神経失調のため、気温変化、気圧変化にからだがついていかず、ひどい頭痛に悩まされる」

    「自律神経をすぐにおかしくしてしまうため、過度のストレスがかかると、体調を大きく崩してしまいます。」

    「自律神経のバランスが整わず、ちょっとしたストレスで体調不良を起こしてしまう傾向があり、通勤が困難になることがしばしばあります。」

    健常者が何の苦もなく行えることが、自律神経失調症患者にはできないことが多いのです。では、どんな工夫をすると、この病気とつきあいながら仕事に復帰できるのでしょうか。

    自律神経失調症の方は、仕事のオンとオフをしっかり分けることが役立っていると感じているようです。

    ①仕事中も小まめに休憩する


    「1時間おきに15分程度の休息をとるようにしている。体を倒し、本当に横になっている。」

    「できるだけこまめに休憩をとるようにする。病院で処方された薬を飲む。」

    「神経科にて処方された処方箋は必ず使い、食事も天ぷら、唐揚げの類いは食べない、お酒もほとんど飲まないようにしている」

    「無理だと思ったら、休憩をしたり、ちょっと動いてみたりすることをしている」

    「その日に済ませなければならない仕事は極力その日のうちに済ませ、翌日以降万が一欠勤しても迷惑をかけないようにしています。」

    「適度に休憩を入れ、飲み物やストレッチをすることで、リフレッシュするようにしています。昼食時に人が多い食堂に行かず、コンビニ等の食事で済ませ、オフィスで静かに過ごしています。」

    一番良くないことは、無理をし過ぎて再発してしまうことです。仕事量が自分の限界を超えないように、定期的に休みをとることが助けになると感じている人が多いことがわかります。できれば「辛い」と感じる前に、予防的に休むとよいでしょう。

    ②休日はしっかり休む


    「休日はできる限り外出せず、体を休めて次の出勤日に備えようとしていました。疲労が蓄積すると症状が余計に悪化してしまうことから、人より無理はしないでおこうと思いました。」

    「なるべく、休日は仕事以外のことを考えるようにし、仕事中ももう少し適当なスタンスを心がけています。」

    仕事日以外は自分の時間をしっかりとるようにします。常に仕事に追われているとリズムを崩し、自律神経失調症は悪化することになります。そのような激しいペースは続かないと自覚することです。「辛い」と感じる前に仕事をとめる習慣を持つようにします。

    そのためにも、圧力を受けるような職場には就かないことです。自分のペースをしっかり守ることができれば、結果としてミスや失敗を減らせますし、何度も再発して倒れてしまうこともないでしょう。

    自律神経失調症の方は、とてもまじめな方が多いので、自分のできる以上に仕事を引き受けてしまう傾向があるようです。「できないことはできない」と割り切るのも大切なことですね。それが、復職や仕事復帰を成功させるコツであることが、実際の声からよくわかります。

    これから企業を探す方へ

    自律神経失調症で仕事を退職したり、解雇されたりした経験をお持ちの方は、就職・転職活動にストレスを感じるでしょう。「本当に自分でもできる仕事があるだろうか?」と不安な状態のまま仕事探しをしてもうまくいきません。

    そのような時は一人で悩まず、だれかに相談すると一歩先に進めるかもしれません。最近は、病気をかかえている方の転職活動を応援する専用の人材紹介会社もあり、専門のスタッフがによるアドバイスはもちろん、スケジュールの調整、面接の同行など心強いサポートを受けることもできます。

    「就業後に万が一体調を悪くし、一時休職しなければならなくなった時のことを想定しておくとよいと思います。その会社に、休職時などのサポート制度が整っているかどうかの事前リサーチが有効だと思います。面接の時に面と向かって聞くのは難しいかもしれないので、転職支援サービスを利用して、その担当者に確認するとよいです。」

    このようなサービスを活用すると、配慮してほしいことや、どんなことならできるのかを、事前に採用担当者に伝えてもらうこともできますし、それを理解している企業の中から面接を行うことができます。

    1人で行う就職・転職活動に比べると、悩みは軽減されるかもしれませんね。何でも一人で行おうとするのではなく、時にはプロの力も借りながら前に進んでいくのがオススメです。

    最後に

    自律神経失調症と診断されると、「ようやく病名が分かった」とホッとする気持ちと「この病気で復職・仕事復帰が可能なのだろうか」という不安の混じった複雑な感情を経験するものです。しかし、今回の記事でご紹介したように、自律神経失調症でもできる仕事はたくさんあり、実際に就職・転職活動を成功させている方は大勢いらっしゃいます。

    自律神経失調症の特徴をよく理解し、無理をし過ぎず、自分にあったペースの仕事を見つけてください。
    著者情報

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