睡眠障害は、質の良い睡眠をとれないことにより、夜眠れない、昼間に眠気がくる、体がだるいなど症状が現れる病気です。集中力を妨げることや朝起きれないことで、仕事にも影響を与えます。
睡眠障害のある方は、「怠けている、やる気がない」と勘違いされたり、度重なるミスにより職場に居づらくなったりすることで悩むこともあるでしょう。
そのような悩みのある方は、ぜひ一度、同じ睡眠障害のある方の意見に耳を傾けてみましょう。
睡眠障害の方からの口コミをもとに、睡眠障害に理解のある職場の見つけ方や転職活動の方法、睡眠障害と付き合いながら働く工夫など、役立つ情報を集めました。
実際に睡眠障害の方が働きやすい!と感じた企業についてもご紹介します。
仕事との向き合い方に悩んでいる方は、ぜひ参考になさってください。
「結局、睡眠障害によって長期間仕事を休んでしまった。私は職場の上司から、『あなたは、病気で仕事ができないんじゃないの。今すぐ、仕事に復帰するか、やめるかどちらかにしてください』とリストラを勧告されました。」
「眠たい時に眠らないと体調を崩してしまうので、決まった日時に働きに出られず、会社勤務ができない。」
「寝れないから疲れが取れず、疲れがどんどん蓄積してしまう症状が今も続いています。今では残業はおろか定時の8時間働くことさえつらくてできないほど、すぐ疲れを抱え込んでしまう体質になってしまいました。」
「疲労感の強い時は集中力の低下が凄まじいです。睡眠障害も併発しているため休日以外の日もお休みを頂いております。」
「障がいがあるということで、同じ仕事量をこなしている一般の人と賃金や待遇の格差がある。」
「全く配慮はなく、医師からまとまった休みを取るように言われたことを伝えても、『じゃあいつから来れるのか、いつまで休む気なのか』と怒りながら言われた。傷病手当関連の書類や、産業医がいるのかいないのかについても秘密にされたり手続きが遅かったり、いじめのような扱いを受けた。」
「産業医がいてうつ病などの精神障害が発病すると休職させられ、治らないと実質解雇させられた。とにかく戦力にならない人は邪魔で排除するという体質だった。」
「いつでも、休憩をとっても良いと言われています。眠くなれば、気分転換に、コーヒーを飲んだり、おやつ頂いたりと自分のペースでやっています。」
「無理のないアットホームな環境でやり易い職場だと思います。特に休憩は自分の時間を自由に設定でき、体調が不安定でも自分のペースでやれることができます。」
「外資系なのでフレックスタイムが自由で、会社自体にへんな固定観念はなく自由な発言を許されました。」
「作業自体は個人でするものですが、チームの結束が強く、また上司も『基本のルールに則った上であとは思うとおりにやりなさい。責任は俺が取るから』というスタンスの方だったので、仕事をする上での安心感が抜群に良かったです。」
職場の人間関係が良いかどうかは重要な要素です。相談ができず1人で仕事を抱え込むことや、常に周りの人たちの顔色うかがいストレスをためることは、症状の悪化につながります。
「病気になった場合は診断書を出して、一定期間の休みがとれる制度がありました。さらに、体調が悪い場合や病気を抱えている人は、保健師さんによる定期的な健康相談を受けることができるという福利厚生制度がありました。」
「福利厚生が大変充実しており、3年間病休を認めてくれ、退職金も満額戴き、感謝しております。会社を解雇されて15年以上となっても、障害者年金をくれる素晴らしい会社です。」
「自分の障害をどこまで受け入れてくれるのか、自分がどこまでできるのか、会社の担当者と納得できるまでよく話し合うのが理想です。」
「自分の障害は、隠さずに面接の方に話した方が仕事的に楽になります。仕事内容をきき、あらかじめ難しいところがあれば、最初に言ってしまうのがよいでしょう。」
「自分が病気だと隠してしまう方もいると思いますが、面接時にしっかりと伝えて、それでも雇って頂く方が快適です。何度も面接に落ちてやる気を無くすかもしれませんが、そういう時にはサポートを使い、できるだけ本当の自分を出してほしいです。隠そうとすると、余計に不安やストレスがたまりやすくなり、長続きしないとおもいます。勇気を出して、面接をした方がきっと自分にあう職場が見つけられると思います。」
「自分の障害についてよく理解することが大事です。悪い面だけでなく良い面も考えて箇条書きにしましょう。」
「自分自身がどんな仕事をしたいか、何が出来て何が出来ないかを把握する事が大切です。その上で、求人から、いくつかの候補を絞ると良いと思います。」
「自分に何ができるのか、どう言う内容ができないのか、事前に自分自身で把握している必要がある。」
「面接時に出来るだけ詳細にお互いの話をしておくこと。可能な限りメモ等を取って記録に残しておくこと。話が進んだあとに、または入社した後に事前の説明と違うような気がする、または違うというようなことは珍しくないので、事前の説明の内容とその時の担当者を覚えておくと良いでしょう。説明を求めるとある程度は配慮してもらえて、希望の形に近づく可能性が出てくると思います。」
「必ず雇用契約書を熟読する事。政治家の答弁のように、文言に抜け道やザルのように、社員に負担を強いる契約内容が書いてある事があるので、一人で自信がなければ複数の人間で、契約書を回し読みするほどの注意が必要。」
「会社を見学して雰囲気をつかむとともに給料面や休みなどの福利厚生面をしっかり聞くとともに、技術で必要な経験は何かなど労働環境を体験しておくといい。また、担当の人から説明を聞くだけでなく働いている人から聞く情報も大切にするといい。」
「事前の説明だけでなく、職場見学をさせてもらえる会社のほうが良いと思います。 できることなら、その職場で働いてる人の話が聞けると、自分が就職したときのイメージがしやすいので、ミスマッチはある程度防げるかもしれません。インターネットで会社の評判を調べておくのも有効だと思います。」
「採用担当者の対応だけではまったく実態がわからないので、会社見学をしっかりとしてみることをおすすめします。できそうな仕事があれば現在の担当者にじっくり話を聞くことが大事になってきます。また、調子が悪いときの対応も現場の人とその上司にきっちり確認することが大事です。」
「最近では、入社前のインターンシップが取り入れられていることが増えています。有効に活用して職場の実体験を受けることが重要です。また、インターンシップを行なった職場に配属されるとは限らないので、できるだけこの間に交友関係を広げることも重要です。 最近は、セクハラを含めたパワハラや長時間労働が表面化しています。会社にどれだけ内在しているか理解しておく必要があります。」
「人材紹介会社を利用し、企業紹介や選考対策のサポートを受けました。入社した企業では、ほかのスタッフが私の障害を理解し『薬飲んだ?』などと気にかけてくれます。また、休憩時間も眠ってしまうことを懸念して話し相手になってくれます。」
人材紹介会社も一つの企業です。紹介できる企業の得意分野や担当者の性格は様々。選ぶ際は自分の希望や意見が伝えやすく、理解してもらえる人材紹介会社かどうかをチェックしてみましょう。
「仕事のときは何を言われようと一つの仕事をすることに集中するよう心掛けている。また、休憩中は音楽をイヤホンで聞くなど一人の空間を作っている。」
「無理な量の仕事を受注しないこと、人とのコミュニケーションが必要な仕事は受けないことに決めています。」
「夜勤は断る。」
「頑張りすぎないこと。自分のペースを守って仕事をする。まわりにひきずられないようする。」
「睡眠障害なので仕事中眠くなることがよくあります。昼は軽食だけですましひたすら寝ます。起き掛けにコーヒーを飲んで脳を刺激します。」
「必ず昼寝をして睡眠不足を解消するようにしている。」
「障害は一度話すだけでは、なかなか伝わりません。理解してもらうまでには、何度も話し合いが必要です。困ったらすぐに相談や報告をして、行き詰まる前に職場の方と話が出来るのであれば打開策を考える事も出来ます。何か他の方法をみつける事も可能かもしれません。」
「眠剤を服用して少しでも睡眠時間の確保を図ります。上司に疾病の状態を具体的に説明し理解をしてもらえるよう努力しています。」
「仕事がうまくいってもいかなくても、一日が終わったらリセットできるよう、気分転換を図ります。何に困っているかを上司や同僚に伝え、適切に仕事を再配分してもらいます。」
障害、病気のある方の企業や仕事に関する口コミサイト「アンブレ」を運営中。 丁寧な取材や口コミの分析を通して、病気や障害の特性に配慮した働き方や仕事との向き合い方を提案。理想の職場に出会うための、そしてより働きやすくなるための情報を発信しております。障害や病気があってもぴったりの仕事を。