障がいと付き合いながら長く働ける秘訣は仕組み化。ぐるなびサポートアソシエの職場環境

「精神障がい」や、「発達障がい」と一言でいっても、人によって症状の特性や、得意不得意は多種多様なので、「働きやすい環境」は個人によっても変わってきます。

そんな多種多様な障がい特性を持つ方々が集まって、一人一人にとっての働きやすい環境づくりに挑戦し続けている、特例子会社があります。
今回は、自社オリジナルの仕組み化(※)によって、精神障がいや、発達障がい、身体障がいなど様々な障がい特性を持つメンバーひとりひとりに寄り添い、働きやすい職場環境を整えている、ぐるなびサポートアソシエの働きやすさの秘訣について、取締役 千葉事業所長の伊藤さんにお話を伺ってきました。

※仕組み化とは、業務の型を決めて、誰が担っても、上手く業務に取り組めるようにすること。

ぐるなびサポートアソシエの職場環境

目次

1.ぐるなびを支える重要な戦力としての業務内容

ぐるなびを支える重要な戦力としての業務内容


―ぐるなびサポートアソシエのみなさんは、どんなお仕事をしているんですか?

データ入力や、情報調査、ぐるなびのコンテンツチェックなどを行なっています。

今はぐるなび本社から受注した仕事だけを行なっていますが、私たちが大事にしている価値観として、「働いて、貢献して、稼ぐ」というものがありますので、いずれは外部の仕事も受注して、会社として成長していきたいです。

―素敵な価値観ですね。

この価値観に共感して、仲間になってくださった方もいらっしゃいます。
ぐるなびのコンテンツチェックなどは、ぐるなび本社にとっても非常に重要な仕事なので、自分たちが戦力として、役に立てている実感が持てるところにやりがいを感じているメンバーも多いです。

―特例子会社で働く人の悩みとして、「仕事にやりがいを感じられない」とか「仕事がなくて暇になってしまう」という声もよく挙げられる中、ぐるなびサポートアソシエでは、貢献している実感が持てる業務内容になっているんですね。

精神障がいや発達障がいをお持ちの方はとくに、働きやすいペースや環境、得意不得意に個人差があるので、チームで大きな仕事をするということが難しくなりがちですが、私たちの会社では、自社内で様々な業務をプログラムして仕組み化を内製できているので、貢献度の高い大きな仕事を切り分けて、一人一人に合った形で分担することができるのです。

また、業務が一部の人に偏って手持ち無沙汰にならないように、隙間時間で体を使ってできる、梱包や配送準備などの業務も用意されています。パソコン作業が続いて、頭が疲労した時の気分転換にもなっています。

2.働きやすい職場環境を支える3つのポイント

(写真:広々とした職場には、横になれるソファーベッドや、休憩スペースも)


(1)業務の切り分け・統合を支える仕組み化
―働きやすい職場環境が実現できているポイントを教えていただけますか?

まず一つ目は、業務の切り分け・統合を支える仕組み化ができていることです。

幸いにもぐるなびサポートアソシエの中に、VBA(※)を使える社員がいるので、自社開発プログラムを使って、案件を型化し、業務の切り分けと統合ができるような仕組みを整えており、得意分野が異なる方達が集まっていても、全員参加の形で仕事を進めることができます。

※VBAとは、excelなどで用いるプログラミング言語のこと。これを使うことで、手動で行う業務を自動化することができる。

例えば、ぐるなびのコンテンツチェックの仕事は、誤字脱字チェックの担当と、情報に間違いがないかチェックする担当、広告規定に沿っているかをチェックする担当に分担し、最後に各担当者の仕事を統合して、納品します。

そうすることで、一人一人が責任感の圧迫を受けずに、品質の高いものをみんなで納品できるので、貢献度の高い仕事も難易度を下げて取り組むことができます。

―それは働く人にとっては、すごく安心できる環境ですね。

(2)相互理解の仕組み
次に私たちが重視しているのが、相互理解の仕組みです。

まず、毎朝出勤すると、その日の健康状態を共有してもらいます。そうすることで、体調の芳しくない人に対しては、業務量を調整することができますし、日々の小さな変化を見落としにくくなります。

また、優先度を踏まえた一日の業務計画を立てるのが苦手な方には、管理スタッフがスケジュールを立てるサポートを行なっているので、時間ごとに何をすべきか悩むことなく業務にとりかかれるようになっています。

そして1日の業務が完了すると、日報を提出してもらっていて、ポジティブな振り返りを中心に、悩みがあればすぐに相談できる土台を整えています。

また、面談も3種類用意していて、毎週行う管理スタッフとの個別面談に、専門のカウンセラーが来て行う面談、月に1回は社外のカウンセラーとの面談もできるようになっております。

―手厚いサポートの仕組みがあるんですね。3種類の面談はどのように使い分けられているんですか?

管理スタッフとの面談は、日々の業務内容や、人間関係の悩みを聞いて、一緒に解決策を考えていきます。

週に1回の専門のカウンセラーとの面談では、安定就労に必要なアドバイスやメンタルケアに関するカウンセリングを受けることができます。さらに、コミュニケーションスキルトレーニングなども行なっています。

最後に、月に1回の社外カウンセラーとの面談は、相談内容の秘密は守られており、プライベートな相談もできる時間になっています。

これらの面談も、すべて就業時間内に行われていて、一人一人が長く安心して働けるポイントの一つとなっております。

―確かに、頼れる相手が分散している仕組みがあると、安心して働けそうです。

あとはメンバー同士の相互理解やコミュニケーションを促進する仕組みとして、自己紹介シートの共有なども行なっています。

障がいの内容やそれに伴う苦手なこと、他のメンバーに知っておいて欲しいこと、ストレスを感じるときなどをシートに記入し、一度みんなの前で発表してもらった後、社内の共有サイトにアップしてもらうんです。すると、コミュニケーションが円滑になったり、業務を分担するときに、適材適所で働くことができるようになったりします。

そのような自己開示の文化があるおかげで、一人一人のストレス軽減と安定就労に繋がっています。

―相互理解やコミュニケーションを円滑にして、ストレスが発生しにくい環境づくりと、一人一人が辛くなる前に気づける仕組みを徹底されているんですね。すべての会社が学ぶべき、素晴らしい環境だと思います。

(3)長く働くための評価制度
最後に私たちが重視しているポイントが、モチベーション高く、長く働くための評価制度です。

ぐるなびサポートアソシエでは、メンバーから最終的には執行役員まで目指すことができるキャリアパスが用意されています。基本的には、長く働くことでスキルも身につき、報酬金額もアップしていきます。

実際に今、メンバーからリーダーに昇進して、マネジメントなどを行なっているメンバーもいます。

私たちの夢の一つは、メンバーの誰かが執行役員として、会社を引っ張っていってくれることです。

―執行役員まで目指せるのは、すごく夢があって、モチベーションも上がりますね。

今後企業としてさらに成長を目指していく中で、必要なポジションも増えていくので、ぜひ一緒に会社の未来を作ってくれる仲間が増えると嬉しいです。

3.ぐるなびサポートアソシエにぴったりな人とは?

(写真:面談の機会が複数あるので安心して働けます)

―どんな人がぐるなびサポートアソシエには合うと思いますか?

意欲や能力次第では、昇進も目指せる土台があるので、「スキルアップして役職を目指していきたい」という向上心のある方にとっては、チャンスの多い職場環境になっていると思います。

また、千葉県内の特例子会社の中ではかなり珍しく、精神障がいをお持ちの方が非常に多いので、精神障がいや発達障がいをお持ちの方で、長く働ける職場を探している人にもおすすめです。

あとは、ぐるなび本社からの仕事が今はすべてなので、食に興味のある人もやりがいを感じられる業務内容になっています。

―一人一人の特性に合った働き方が実現できる土台が整っているので、多種多様な人が混じることのできる会社だと感じました。興味を持つ人も多いと思いますが、ぐるなびサポートアソシエで働きたいと思ったら、どこから応募すれば良いのでしょうか。

基本的に就労移行支援を通して応募いただく形になっているので、まずは支援機関に所属いただき、そこから応募いただければと思います。

※取材にご協力くださった「株式会社ぐるなびサポートアソシエ」の詳しい情報や募集内容はこちらのホームページをご覧ください。
→ホームページはこちら

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