自分ではないからなんとも言えません。

拘束時間が長い、つまり長時間労働の割には、賃金が高いとはいえない（時給換算でみると決して高くない）。

点字を作成する仕事で、よくエレベーターなどで点字がありますがあれを紙を挟んで圧力をかけると凹凸が出来るわけです。目が見えない人はその凹凸で字を読むわけですが、それがちゃんと読めのかどうかをチェックする仕事です。

取材記者、デスク業務、出先機関の管理職。

目が見えないという事はなるたけ話さないとなりません。意思伝達が文字ではできませんので、なるべくコミニケションを取るという事は健常者以上にしなければなりません。点字は読み取るのにも集中力がいるようなので、そうした時には静かにしています。

私自身は前述の通り、病気が仕事に支障を及ぼしていないので、特にその点に関して配慮を受けてはいない。病気以外のことであれば、家庭の事情などは考慮してくれる環境だった。

一般の出版物とは違って、点字朗読者という仕事でつまりそうした仕事を作っているという事ですね。就労機会を増やしている。

風通しが良く、業務内容に関しても生活の面でも、先輩や上司に対して比較的意見がいいやすいところはある。「ものが言いやすい、言える環境」は同業他社と比べても優れているという定評があり、実際にそういう社風があることは実感できる。また闘病のため仕事を長期間休んだ後輩に対して、会社側はとても手厚く配慮してくれていて、仮に自分がそういう境遇になった場合でも、安心して治療に専念できると思った。

かなり建物が古いです。そうした意味ではバリアフリーとはいいがたい。かといって、もうかる仕事でもありませんよね。漫画などのマガジンは、おおよそ健常者が読むもので出版数が多いから、儲けもあるのでしょうが、あくまで点字の出版物は利用者が限られています。自治体から要請とか元は税金であるがためにそれ程予算が出る訳でもありません。従って、身体に障害を持った人が安全に就労出来ているのかというとそうではありませんね。

うちの会社に限った話ではないが、業界全体が不況業種だとされており、私が就職した頃に比べると大幅に人気が低下している。かつてに比べ長時間労働は改善の傾向にあり、不眠不休などというのは昔の話だが、それでも他業種に比べると拘束時間が長いのは事実で、勤務時間が不規則だったり、部署によっては夜勤や当直があるなど、決して楽な商売ではない。