作業内容に関してはおおむね満足しているが、対人関係で一部の同僚から症状の理解を得られなかったり、理由も分からないまま差別行為をしていると濡れ衣を着せられたりしてストレスが度々ある。ストレスにより症状が悪化するため思ったように作業が進められなくなる。

皮革製品の加工、組み立て。・糸通し用の菱目穴の穴あけ、貫通・部品の縫製・こば磨き。

職場全体がバリアフリーになっている。また、指導員も各利用者の作業に対するスキルやスピード、連続作業可能時間などをほぼ理解しており利用者各人に対して的確な作業を割り当てている。但し、指導員は利用者同士の人間関係を把握しきれておらず、一部の利用者の他者に対する差別や迫害を放置してしまうことがある。

利用者各人に対して無理が殆どない作業を割り当てられるので、作業が出来ない事に対しての劣等感が殆どなく、達成感を得られることが出来る。また、日中を通して体調が悪い場合や通院などがある場合、気兼ねなく休暇を取ることが出来る。職場での対人関係などで問題が発生した場合、サービス管理者の方が親身になって相談に乗ってくれて、問題解決もほぼ的確に行ってくれる。作業内容は手先が器用でなければ難しいことが多いが、職場自体が冷暖房完備でほぼバリアフリーなので年を通して働きやすい環境になっている。

一般企業ではないので、まず就労継続支援A型で働く条件がある人でなければ働けない。就業時間は１日４時間と決まっているので給与には期待しない方が良い。交通費も出ないので遠方からの通勤は住んでいる市が受け持つ最高の金額とそれに足りない分は自腹となるので必然的に通勤可能な範囲が決まって来る。また、就労継続支援A型施設としては特殊な専門性が高いため一般就労を目指すためのステップとしては不向きである。施設で扱っているものと同様の皮革製品製造やそれに準ずる様な職業で一般就労を目指そうしないなら当施設を利用することはやめておいた方が良い。