人事部署は非常に理解がある雰囲気があったものの、各部署の部長陣までこれらの理解が落とし込まれているとは言えず、まだまだ社内の雰囲気として理解があるのは一部だけなのだと思いました。 結局のところ、繁忙期となれば自身のスキルや経験外の業務まで手を出さねばならず、当然ながらうまくいかないことも多かったため、苦労をしたときもありました。

障害者としての部署ではなく(障害者の業務部署は会社としてあった)、マーケティング関連の部署に配属になりました。 受け入れ体制も当時はなかったのかもしれませんが、業務になかなか余裕がなく、一時期はかなり多種多様な業務に関わらざるを得なかった気がしました。 このような状況が少し続いたので、産業医面談を受け、自身のスキルに適正な業務および、適正な業務量に改善していただけたこともありました。

入社して後々のことではありますが、例えば週4日の勤務だとか、出勤時間の遅らせと退社時間の早めるなど、様々な制度ができていったのは良かったのかもしれません。 また、スキル外経験外の業務で思うような仕事ができないなど、これらも産業医に話すことで是正の動きが見られたのは良かったと思います。

障害者が活躍している専門の部署があると言うこと。 この部署は私が在籍した数年間の間で人数も規模もある程度大きな部署にまで成長していました。

特定のスキルを持っていると、障害者や疾患がある方でも別の各部署へ配置されてしまうことが多いことです。 結果、ほとんど障害者やハンディキャップのある人間とは理解されず、退職するか、障害者の部署へ異動する方も多かった気がします。