良い所：ジョブコーチ支援の利用提案、周囲の音が気になるのでイヤホンをしたいなど、配慮に関する申し出が基本的に通る所。 残念な所：障害特性上、最も避けたいと思っていた部署に配属になってしまい、その後1ヶ月で業務上必須の資格を取る様に言われ、かなり苦労した所。精神障害者の雇用経験が浅い為、特化したスキルがないと就労する上で肩身が狭い思いをする可能性があります。

入社すぐに事務職に就きました。異動歴はありません。数字や細かい点検が必要な作業です。

入社前に伝えていた配慮事項は、通っていませんでした。 ①複雑な作業や臨機応変に依頼をこなすことが難しい為、日々やる業務を決めておいて欲しい ②見ながら作業を進められる様なマニュアルやチェックリストがあると助かる ③取得資格などが事前にあれば教えて欲しい などの項目です。面談でも改めて障害特性を説明し、資料を作成して配るなどしましたが、あまり効果はありませんでした。その為、入社して数ヶ月は日に日に鬱が悪化してしまいました。 しかし、ジョブコーチ支援の利用を申し出たところ通った為、以前よりは意思疎通がスムーズになったかと思います。精神障害者の雇用経験が浅い分、人事も部署も私を受け入れる体制が十分でなかった、という趣旨の説明をされました。 精神障害に理解のある第3者機関が介入することで、私が求めている配慮が単なる「わがまま」の様に伝わっているのではないか、という懸念も減り、支援機関には率直に相談できる様になりました。 苦手な業務をして迷惑をかけている分肩身は狭く、周りに同じ障害特性を持つ人もいない分、息苦しい状況が続いていますが、部署の方も入社当時から色々と配慮してくださっているので、配慮事項を明確に言語化できる方は時間をかければ働きやすくなるかと思います。