企業や周囲からのサポートはありましたか？

理解のある同僚が少なかったのですが、採用してくれた店長が理解してくれていたので、体調が悪いときは無理にシフトに入らず、休ませてもらったり、ストレスのかかりにくい作業へ変更してもらったりしていました。

職場のオススメポイントを教えてください

障害者用のトイレというより、共用トイレという感じで車椅子の方は使いやすかったと思います。

職場のマイナスポイントを教えてください

古い建物だったので、バリアフリーは全然進んでいませんでした。

疾病の詳細、症状に伴って困ったことを教えてください

適応障害、パニック障害、境界性パーソナリティー障害。精神医療受給者証の認定あり。精神的に不安定なときにシフトに入るとき、どうしてもミスしてしまい、先輩から叱られることが多かったです。また、同僚や先輩に精神的な疾患に対して理解がある人が少なかったので、感情の起伏が激しいときは自宅で自傷してしまうこともありました。

ご自身で工夫されていることはありますか？

シフトに穴をあけないよう、普段からストレスとどう向き合うか考えました。
適度に体を動かしたり、好きなことをする時間をとったりすることで気持ちが落ち着けるよう心がけました。
また、パニック障害の発作が出ないようにいつもお守りで薬を持ち歩きました。

その職場をどのように見つけましたか。就職までに利用したサービスがあれば教えてください

ハローワーク

ジョブコーチ（職場適応援助者）

同じ病気、障害をお持ちの方へのアドバイスをお願いします

適度障害やパニック障害は一生付き合う覚悟が必要な病気です。でも、薬を飲んだり、無理しなければ症状は必ず落ち着いてきます。周りの支援も必要だとは思いますが、まず自分に「大丈夫」と言い聞かせて行動することが大切だと思います。
障害と名前がついていなくても、ストレスがかかったら誰でも落ち込んだり、やる気がなくなったりします。それを全部「自分だけだ」と思い込まず、「みんなそういうときもある、自分だけが特別じゃない」と思うことも大切だと思います。
無理しないで、自分の気持ちに素直になることで周りのサポートも上手に受けられるはずです。